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儚き調べ

【1:1】花舞いの小部屋

森の中にある小さなログハウス。
小さなテーブルと椅子が置いてあり、お話するのにちょうど良い。

【シキさんとのお話を綴る場所】

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このログハウスは秘密基地みたいで、可愛いのです。
小さいけど、キッチンもありますし、お茶ぐらいは出せますね。
…(草の感触に慣れるように、さくさくと踏みしめながら、森の中へ。背中では、相変わらず身の丈ほどの大きな太刀が、カシャン、カシャンと音を立てて揺れている)

…、…ここ、でしょうか。
(辿り着いたログハウスの前で、少しばかり、考えて。扉を斬って入るのが正しいのか、そうでないのか、表情一つ変えないまま、逡巡して。…やがて、ぎこちない手つきで“ノック”をした)
(ノックの音に顔を上げて、ドアへと小走りに。ノブを回し、ドアを開ける)
シキさん!
いらっしゃいです。お呼び立てしてしまってすみません。
中へどうぞです。
(促すように、手を差し出して)
…こんにちは、リリーさん。…それは、そうやって開けるもの…なんですね。(回されたノブに、なるほど、と頷いて)
いえ…私も、もっと話したい…と思ったので。呼んでくれて、ありがとうございます。

…お邪魔します。(小さくお辞儀をして、とことこと中へ)
はい。ドアノブは手で握って回します。
もしかして、切ろうとしてましたか?
…切って入ると壊れてしまって、元に戻すのに大変ですからね。
今だと寒い風が入ってきてしまいます。
(パタンとドアを締めて)
そちらの椅子に座って下さい。今、お茶を入れますね。
お菓子とかは食べますか?
(フリートホーフで食べていただろうか?と考えて)
私ももっとお話したいと思ってました。来てくれて嬉しいです。
(切ろうとしてましたか?という問いに、小さく首肯して)…覚えました。……難しい、ですね。
この身体になってから…難しいこと、ばかりです。

(ぽつりと呟きながら、そちらの、と言われた椅子に目を向けて。背中の太刀を脇に回してから、腰を下ろした)
…はい。お菓子…というより、食べ物は、何でもたべます。
おいしいとか、おいしくないとかは…あまり、わからないのですが。…私は、食事を必要とするみたいなので。
(この身体になってからという言葉に思考を巡らせ)
元々は刀だったのですよね…

(沸かしたてのお湯をティーポットに注ぐ。紅茶の香りが部屋に広がる。トレイに乗せてテーブルへ運ぶ)
紅茶で良かったでしょうか。ミルクと砂糖は自由に使って下さいね。
お菓子もありますよ。星型のクッキーと一口ゼリーと、チョコレートです。
卵ボーロもあります。
(言いながら、自分も椅子に座りシキの顔を見上げて)

…他者に自分の行動を決定付けられるというのは苦痛ではなかったですか?
(クッキーに手を伸ばしかけ、以前言われた言葉を思い出して)…ありがとう、ございます。いただきます。(小さく頭を下げてから、お菓子を一つずつとる)

…はい。元の世界…鬼や妖怪がいる世界で、僕は作られました。
いつからかは、もう覚えていませんが…気づいた時には、“私”がいました。

(苦痛ではなかったですか?と聞かれて、首を傾げる)
…いいえ。…だって、僕は武器だから。僕の行動に、僕の意思は必要ない。
むしろ…決めてもらえない方が、“苦痛”です。…使われないまま、錆びて、朽ちていくのは…嫌、です。(わかりやすいようにと、言葉を選びながら)

(お菓子を口に運び)…リリーさんは、決められるのを苦痛…と、感じるんですか?
(ありがとうございます、というのは「十夜さんに教えてもらったのかな?」と解釈して微笑み、お菓子をシキの方へ寄せる)
はい、どうぞです。

気づいた時にはシキさんが居た…。その当たりは、そうですね。
自意識の芽生えを覚えている方は珍しいですし、同じかもしれませんね。
私も気づいた時には私でした。

決めてもらえない方が”苦痛”ですか。
(目を伏せて、決めてもらえない事の苦痛を想像してみるが、自分の過去・経験の中ではどれも決定付けられた事柄は苦痛だったと暗い顔になる)
…そう、ですね。
私は深緑の小さな村に生まれて育ちました。
でも、奴隷商人に捕まって貴族に奴隷として売られたんです。
奴隷はご主人様の決定に従わなければなりませんでした。
自分で隷属になる事を選んだわけでもなく、抗う力もなく
暴力による”支配”を「自分の行動を決定付けられる」とするなら
それは「苦痛」です。

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