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黒蓮庵
……いやはや、見事な物だね(周囲をじっくりと観察する人孤が一人)
外も見事だったけど内側はこれまた素晴らしい…
まるで星空のようだ…(感嘆するようにそんな事を言いながら手元のメモに周囲の風景をスケッチしていく)
(余程に集中しているのか他に人がいる事に気づいていないようだ)
外も見事だったけど内側はこれまた素晴らしい…
まるで星空のようだ…(感嘆するようにそんな事を言いながら手元のメモに周囲の風景をスケッチしていく)
(余程に集中しているのか他に人がいる事に気づいていないようだ)
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この様な光景が目に入るでしょう。
ひとつは窓。
外からも見る事の出来た黒塗りの格子窓に、奥には円窓。
所謂和室と呼ばれる造りのようです。
ひとつは本。
低い2つの本棚に、綺麗に並べて入れられています。
…内容には偏りがある様ですが。
ひとつは宝石。
様々な宝石達が部屋の至る所で煌いています。
最後に白。
夜色に染まった庵の真ん中で、真白い少女が静かに佇んでいるのです。
「――ぁ…。こん、こんばん、は…?」
「もしかして、迷い込んでしまいましたか?」
「今日は綺麗な星月夜なの。どうかゆっくりしていらして」
「あまり人と話した事がないのです。宜しければ貴方の御噺を聞かせてくださいな」
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“今”は夜の帳が下りていますが、明るいうちに遊びに来てくれても嬉しいわ。