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黒蓮庵
まぁ、ウィリア様、旅をしていらっしゃったの!
どの様なところに行かれたのですか?(きらきらとした瞳で
素性がどうであれ、その人が王子様と思えば確かに王子様なのですよ。
確かにそういった物語はあまり見かけませんね?何故でしょう、とっても楽しそうですが。
お勧めは…そうですねぇ、どれも素敵でしたが…(硝子の靴が描かれた本を取り)これなどは結構前から此処にあって、愛着があるのですよ。
はい、王都にある食堂です。メニア様も是非行かれてみてくださいな。
…金の海!それはとても素敵です。次の初夏が待ち遠しいですね(にこにこと微笑んで)
どの様なところに行かれたのですか?(きらきらとした瞳で
素性がどうであれ、その人が王子様と思えば確かに王子様なのですよ。
確かにそういった物語はあまり見かけませんね?何故でしょう、とっても楽しそうですが。
お勧めは…そうですねぇ、どれも素敵でしたが…(硝子の靴が描かれた本を取り)これなどは結構前から此処にあって、愛着があるのですよ。
はい、王都にある食堂です。メニア様も是非行かれてみてくださいな。
…金の海!それはとても素敵です。次の初夏が待ち遠しいですね(にこにこと微笑んで)
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この様な光景が目に入るでしょう。
ひとつは窓。
外からも見る事の出来た黒塗りの格子窓に、奥には円窓。
所謂和室と呼ばれる造りのようです。
ひとつは本。
低い2つの本棚に、綺麗に並べて入れられています。
…内容には偏りがある様ですが。
ひとつは宝石。
様々な宝石達が部屋の至る所で煌いています。
最後に白。
夜色に染まった庵の真ん中で、真白い少女が静かに佇んでいるのです。
「――ぁ…。こん、こんばん、は…?」
「もしかして、迷い込んでしまいましたか?」
「今日は綺麗な星月夜なの。どうかゆっくりしていらして」
「あまり人と話した事がないのです。宜しければ貴方の御噺を聞かせてくださいな」
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“今”は夜の帳が下りていますが、明るいうちに遊びに来てくれても嬉しいわ。