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黒蓮庵
あー……まぁ、その…まだ冒険っつーような冒険はしてねぇんだよな…(バツが悪そうに)
樹海の中を彷徨ったり、山賊が出没する峠に出向いたり…色々あっちこっち行ったりはしてるんだけどよ…今の所は冒険っつーのとはちょっと違うっていうか…。
ローレットの方でもまだ正式に依頼が出てねーから、町を離れてってのもちと難しいんだよな…。
そうそう!正にそれだよ!(嬉しそうに)
めちゃくちゃ憧れるよなー。巨大な海に砂漠の国、木々に覆われた国なんてのもあるみてーだし、そういった所の迷宮や遺跡にはどんな宝が眠ってんのかなーって楽しみで仕方ねぇんだよな!
樹海の中を彷徨ったり、山賊が出没する峠に出向いたり…色々あっちこっち行ったりはしてるんだけどよ…今の所は冒険っつーのとはちょっと違うっていうか…。
ローレットの方でもまだ正式に依頼が出てねーから、町を離れてってのもちと難しいんだよな…。
そうそう!正にそれだよ!(嬉しそうに)
めちゃくちゃ憧れるよなー。巨大な海に砂漠の国、木々に覆われた国なんてのもあるみてーだし、そういった所の迷宮や遺跡にはどんな宝が眠ってんのかなーって楽しみで仕方ねぇんだよな!
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この様な光景が目に入るでしょう。
ひとつは窓。
外からも見る事の出来た黒塗りの格子窓に、奥には円窓。
所謂和室と呼ばれる造りのようです。
ひとつは本。
低い2つの本棚に、綺麗に並べて入れられています。
…内容には偏りがある様ですが。
ひとつは宝石。
様々な宝石達が部屋の至る所で煌いています。
最後に白。
夜色に染まった庵の真ん中で、真白い少女が静かに佇んでいるのです。
「――ぁ…。こん、こんばん、は…?」
「もしかして、迷い込んでしまいましたか?」
「今日は綺麗な星月夜なの。どうかゆっくりしていらして」
「あまり人と話した事がないのです。宜しければ貴方の御噺を聞かせてくださいな」
ーーーーー
“今”は夜の帳が下りていますが、明るいうちに遊びに来てくれても嬉しいわ。