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ギルドスレッド

幽玄のエルエネッセ

茶の間

 著名な墨画師とて、秋冬に防寒もせずに凍える山水を描くわけではない。
 神に奉る曲から着想を得た彫刻家とて、劇場の帰りがけに飯屋に寄った位はしただろう。

 居間兼茶室の+床。
 炉と棚が置いてあり、茶碗や書道道具、着替えなどが納められている。

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(湯を沸かして、朱泥の急須で茶を一杯)
一休みしたら、持ち物を整理しなければならんだろう。
あちこちで色々なものを作っていて、定かでなくなってきていいる。
ヤブ蚊のようなものに刺される時だけが、現実に引き戻される。
全くこればかりは仕方ないな(蚊帳を張って寝る)
人は変われることそれより疾し。
かかれば心あるものは身を実土の堅きにおかず、世界を無物と観じて軽くわたれり。

丿貫という男の生き様や心は見習いたいな。
(燗鍋で湯を沸かし、急須の茶を飯茶碗に入れて一杯啜る)
美味い。
よし、道具整理が終わった!(床板を戻して茣蓙をひきなおす)
(鋼玉のナイフで、木に仏像を彫る)
金気を苦手とするのに、金属成分を含んだ石は大丈夫なのか。
わが身ながら謎だな。
やぁやぁ、リュスラス。
何とこんな夜更けに来てしまったとも。
(キョロキョロ辺りを見回して入って来る)
おや、カタリナか。こんな粗末な所に良く来ようとおもったな。
(い草の座布団を用意。仏像の掘り道具を片付け、木くずを炉に入れて燗鍋で湯を沸かしはじめる)
茶が注げるまで、お香でも聞いてられよ。裏に香木の類が生えていてな。リラックスできるぞ。

(香木を簡単な陶器で焚いている。部屋に満ちるウッディーな香りが鼻をくすぐった)
(耳をくすぐるのは、鈴虫のような声と、水車から滑り落ちる水音だ。しかし、静かで穏やかな趣が崩れない奇妙な空間だった)
なぁに、私がギルドを建てたばかりの時もあの何もない所に遊びに来たじゃないかリュスラス。
(ちょこんと座布団に座り)

やぁ、お茶までありがとう。
しかしこの風情と雅な造り、まるで話に聞く東方の地の文化そのものだね。
ニホンという国だったかな。良いものだ。
(虫の音と水音に耳を澄ませて、のんびりとしながら)
そうそう、ここへ立ち寄ったのはだね。

良い花を探してるんだ。
ここは優雅な場所なので、何かないかなと思ってね。
特にリュスラスは色々と持ってそうだからね。
所用によりキングダムから少し離れてしまったが、まあそのうち戻りきよう。
茶受けはこれに。金平糖が見つからなかったのでな。
(干飯を固めて塩をかけて焼いた煎餅という食い物を差し出した)

カタリナの世界はどうかは知らないが、西洋で作られた詩歌というのは、愛、友情、自由、正義、義務、権利、悲しみ、怒り、喜び、といった人の情に訴える作風ばかりだ。
東洋の詩歌には、何もないで山を見つめたり、疲れず、呑気で、仙人のように瞑想するような事を尊ぶ詩歌があってな。
この狭いあばら家も、その延長のようなものだ。
(余った湯で雑炊を炊き始める)
花か。誰かに贈るのか?
それなら、その者の髪の色を教えてほしい。白髪か黒髪なら、服の色が何を主としているか。
おや、そうだったのかい?
というのも、リュスラスは所属は関係無く自由にしている方が君らしいからね。離れていても同志には変わりないのだから問題無いとも。
そしてこれは煎餅だね? 以前持って来てくれたから覚えてるよ!
(早速バリバリと食べながらサムズアップ)

うむ、基本的に人との営みではなく自然から学ぶ物だと聞いたよ。
実に爽快で心地良い、静かな気持ちになる。
不思議な物だね、煌びやかな豪邸もまた人の心を豊かにするがこういった家も心を豊かにする。
ああ、贈り物だね。
庭先に置くか植えるかはともかく、花を贈りたいのさ。
髪は……六割程は黒く、残りは銀の髪。
服や瞳の色は総じて紫といった所かな?

此度の秋の催しに誘う暇が無かった友人に贈りたくてね。
ならば紫に対する補色は、黄色だ。
だが黄色い薔薇は花言葉が多すぎていかんな。近くにあったかな?(首を傾ける)

この近くにある紫のは、パンジーとパンジー・ビオラだな。
基本的に色のパターンは多いが、紫と黄色の花を同時につけたり、あるいは紫と白のグラデーションの花だ。
さ、こちらも食われよ。
卵も丁度良い塩梅にトロけてて、今が一番美味い。もちろん食わんなら私の夜食になるがな。
(あつあつの卵味噌雑炊を、差し出した。味噌の香りが漂う。シダーウッド系のお香とまざっても、あまり五月蠅くならない香りだ)
紫と白、黄色……!
流石はリュスラスだ、他に花屋のギルドを見る予定があったのだが、君に1番に会いに来て正解だったな。
少しパンジーを持って行っても構わないだろうか。

(目の前に差し出された雑炊を手に取り、洋食には無い香りに微笑む)
やぁやぁ! 勿論、頂こう!
前々からよく君には料理を貰っているが、どれも新鮮で美味いからね。
それにしても卵と……スープの雑炊かな? 醤油とは違う香りが実に芳しい。
いただきます。(リュスラスに匙も受け取ると、早速その湯気立つ雑炊の汁をまず一口啜る)

……おぉ、美味い。
うむ。たっぷり食べるやつは好きだぞ。もてなし冥利につきるというものだ。
元の世界で、カタリナは結構偉かったと聞くが、しかし、あまりにも偉くなりすぎると、毒味を経てしまって、出来たて熱々が食えなくなるような印象がある。
飯屋に行けばそういうのも出てくると思うがな。

野の花畑なので、パンジーだけという訳にはいくまい。
必要な数が揃うかは分からんので、その花屋にも色の良いものが無いか尋ねられてはどうだろう?(入手できるかは乱数?)
19の頃より先は、私は毒物の類は味や辛み以外で影響を受けない身体になっていたのだよ。
だから毒味はなるべくさせない様にしていた、私の為に危険は犯させたくなかったからね。
それにしてもリュスラスは多彩だね、戦士にしては身の回りに関して大概何でも出来そうだが君に出来ない事なんてあるのかい?

ふむ、そうだね。
しかし実は先ほど覗いてみたらどの花屋も主人が不在でね、少しこの辺りで如何にか良いのを揃えてみよう。

(では乱数で……奇数なら5種類、偶数なら紫と白の物1つだけ入手!)
99
(なんというダイスの女神の微笑み……奇数は奇数でも最上位とは…!)
凄いな。ここで99を引く辺り、カタリナらしいといえばらしい。
そして、なるほど。毒を受けつけなかったのか。熱々のメシも熱いまま食えたのは幸福だ。

毒無効ときくと、少しうらやましい。
ベニテングダケという毒茸なのだが、その味は大変美味いらしい。
さすがに毒物なので食わせて貰えなかったのだが、そういう体質になれたら、グルメの幅が大いに広がることだろうな。
私に出来ないことか。
沢山あるぞ。私には4人の師匠と言える存在がいたのだが、私は彼等彼女等の劣化版に過ぎんな。

武道や古式武器の師。現代兵器とその運用、男の所作の師。
魔法を交えた戦術の師。女の所作と花嫁修業の師。

武道は基礎と理念のみ。
現代兵器はそもそも金属が苦手なので扱いづらい。
魔法を交えた戦術も、要するに戦う楽しみを優先してしまう性格から、うまく活かせん。
花嫁修業うんぬんも、お寺飯が中心だったので肉や魚が捌けん。

これ以外にも、古武道の師匠の得物の再現を企てているが、鍛冶技術がないので不可能だ。なので最近、鍛冶屋に少し足を運んでいる。
うむ、我ながら驚きの数値に満足しているとも。(皮袋の中に慎重にパンジー達を入れて)
ベニテングダケ……君でも手が出せない程の毒があるのか、毒を無効化するギフトかスキルでもあれば欲しいところだね。
私も山の幸というのは好きだとも。

師匠か……む、む。リュスラスの師匠達もやはり、エルフオゥガなる存在なのかい?
花嫁修業まで積んでいた事に私は動揺を禁じ得ないとも。

誰しもが完璧という事は中々無いからね、私も色々手を出しているがモノに出来た芸は少ないものだ。
……鍛冶屋、鍛冶屋とはまた、そそられるね?

私は知らない店だろうか。
私のところは人間と人外が殴り合っていた世界でな。
埼玉県では人類が勝ったのだが、彼らの望みは共存という話だったんだ。
便宜上、師匠と言っているが、彼らは人類。私は人類の敵。
しのぎを削り合った好敵手でもあったわけだな。
以前話していた人外とはリュスラス達種族の事だったのか……
予想外の事実を聞いた気がするよ。
他の者も君が殺伐とした世界から来たとは思わないだろうからね、いつも君はのんびりしているから(激しく)

私にも好敵手が居たが、そうかそれが君の師匠達だったわけだね。
是非会ってみたかったものだ。(卵味噌雑炊を食べ終えて、器と匙を綺麗に置き)

ご馳走様、美味しかったよリュスラス。
今度パンか何か持って来るかい?
人外側は色々な種族がいたので、私たちだけという訳ではないよ。
それに、人類という共通の敵がいたにもかかわらず、土壇場で種族間の恨み辛みを優先する等、いがみ合う不和ばかりだった。

ここ(無辜なる混沌)はいいな。

この前貰ったお魚パンは美味かった。いづれまた食わせてもらおうか。紙袋と暖かさが残っているような焼きたては、格別だ。
ああ、この混沌はその名に似合わぬ程に過ごしやすい。
出来るならこのまま平穏が続けば良いものだがね。
国や政がある以上は難しいだろうが……

おや、お魚パンを君も気に入ってくれたとは。
では新しく購入したら持って来よう!

また遊びに来るよリュスラス、次に会うその時まで達者でな!はっはっは!!
(パンジーを貰った場所に、いくつかの花の種を撒いてから立ち去る)
……ごめんください。リュスラスさんに用があるのだけど……ここで合ってるかしら?
(肩から胴乱を提げた白尽くめが不安そうに覗き込む。行き掛けにすれ違った知り合いには、一応会釈をしておいた)
(燗鍋を洗って再び湯を沸かす)
やあ、リゼ。こんにちは。こんばんは。いつぞやの装飾の話かな?
 4畳半ほどの小さな部屋に入ると、いぐさの香りが鼻腔をくすぐった。
 加えて、お香が焚かれているため、あまり五月蠅くならないシダーウッド系の香りだ。虫除けにもつかわれるお香である。
 庵主は、のんびりと朱泥の横手ティーポットにお湯を注ぐ。緑色の玉液を飯茶碗に垂らすと、シダーウッドの香りが退散して御茶の清い香りが場に存在感を出した。 
 茶碗は、楽焼に分類される飯茶碗だ。
 釉薬をつけていないので素地の淡いクリーム色をしている。
 注がれた緑の御茶との組み合わせは、どこまでも淡い色をしていた。
ああ、良かった。合ってたわね。こんばんは。
(入っても良いものかと迷ったが、香りに誘われるように不思議な部屋へとお邪魔する。
この香りは植物のものだろう。多少は身構えたが、身体に異常はない。)

……今日は、相談があって来たの。装飾の話と似たようなものかしら。
(部屋の内装を一通り見回しながら、適当な場所へと腰を下ろす。
慣れた様子で注がれるそれはお茶だろうか。茶葉はどのようなもの?効能は?育つ場所は?……いけない、悪い癖だ。)

プリマヴェーラ通り。ご存知かしら?
この間、秋の催しがあったでしょう。私はお祭りに参加したわけではないけど、そこへ行ってきたの。実験材料の調達に。
(そこで一旦言葉を切る。勿体ぶるわけではないが、見慣れぬ茶器を楽しみながらでも問題はないだろう。)
うむ、名は少しきいたが、具体的にどんなところかはパっとは浮かばん。
たしか助手を生業としていると聞き及んだが、実験材料とは、一体なんの材料だろう?
(詮索は探偵の仕事だが、言いたそうな感じに少しつつくことにしたようだ)

ああ、それな。
瓦屋が野焼きで作っていたのが面白くて、小ぶりの茶碗しかなかったのを、少し大きめに拵えてもらったものだ。
あまり煌びやかなものは好かないが、黒一色というのも雅が鼻につくでな。
茶のほうは緑茶。私に世界(くに)の茶でな。焙じたりせんで、緑のまま頂くのだ。
助手は、私の尊敬する方のお手伝いというだけのことよ。最近まではそれがメインだったけど、今は自分の研究をしているわ。植物を用いて、植物に因る症状を改善する。薬草で毒草を打ち消すようなものね。
材料も、そのために仕入れたの。新たな薬効がないか、有効成分だけを抽出できないか調べるのにね。
(茶器を手に取り、相手の解説を聞きながら見た目や手触りを確かめてみる。成程、異世界の人はこういうものを好むのか。
注がれた緑茶の香りも良い。穏やかな気分になれる。口をつけて少しだけ飲んでみれば、好みの味に表情も和らぐ。)

美味しいお茶だったわ。ありがとう。
ハーブティーとはまた違っていて不思議だったわ。
(感想を伝え、胴乱の中から二本の枝葉を取り出して)
……話を戻してしまうけど。その材料として買った中の一つがこれ。
大樹ファルカウの枝葉、らしきものよ。
(「らしき」を強調したのが、それが相談の要であることを示唆していた。)
 中の人曰くして、済まない。少し、触れない環境にいたようだ。
 自分の研究か。
 私の元の世界では、秘境の地に人を送って虫や植物を採取し、何か薬効があれば抽出して薬にしていたと少し聞いた覚えがある。
 先に確保して申請したもの勝ち。熾烈な競争らしい。
 ときに、脆弱な身で、未知のものを煎じて飲むには勇気がいるだろうな。茶なら美味いのでいくらでも煎じるがな。

 して、ファルカウの枝葉らしきものか。
 すこし手にとっても眺めてもいいだろうか。
(コタツを設置。電気を使わない豆炭コタツだ。
 豆炭は10月ごろから集めており、冬を越せるくらいには蓄え十分である。
 何故、豆炭の炬燵かといえば――電気コタツの存在は知っているものの、いまの活動拠点は幻想国である。故に、電気を使うのは無粋と考えである。
 使うとしても『魔法石』などの幻想国由来の品であろう。
 このくらいが趣を壊さなくて丁度いいのだ)

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