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海色の箱庭
(懐かしむような、妙に不安げな物言いと、落ち着かない様子に、不必要に詮索しすぎたか、と思い)
ああ、すみません。立ち入ったことを聞くつもりはありませんでしたが。
しかし、聞く限りではどうやらどちらも、良い街、場所のようで。
美味しい食事に、良い景色、親切な人に大勢の仲間。
人間種であることが惜しいくらいで。僕も翼や水中への適正があれば――と。
まあ、無いものねだりかもしれませんが。
(釣りに飽きたのか、竿を担いで)
なるほど、まあ、僕も似たようなものではありますが。
――お名前、聞いても? ああ、僕のことは、ラバン、とでも。
ああ、すみません。立ち入ったことを聞くつもりはありませんでしたが。
しかし、聞く限りではどうやらどちらも、良い街、場所のようで。
美味しい食事に、良い景色、親切な人に大勢の仲間。
人間種であることが惜しいくらいで。僕も翼や水中への適正があれば――と。
まあ、無いものねだりかもしれませんが。
(釣りに飽きたのか、竿を担いで)
なるほど、まあ、僕も似たようなものではありますが。
――お名前、聞いても? ああ、僕のことは、ラバン、とでも。
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鬱蒼と木々が生い茂る山の中を抜け出せばそこに広がるのは水平線を望む切り取られた海。
大小様々な岩が切り立った海には時折来訪者が現れる。
歩き進むには整われていない獣道を抜けてくる、人や、人でないもの。
それらを招き入れるのは海と戯れ太陽に語り掛ける人魚の少年。
海の世界しか知らぬ少年は時折訪れる訪問者に自ずから近付くであろう。
地に足をつけ"歩く"外の世界が果たしてどういうものなのか、夢にしか見たことのない世界の話を聞く為に。
アンタの世界と、俺の世界
それはどれほど違うのだろう
考えるだけでこんなにも、心が躍るんだ
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●RP専用、雑談場所