ギルドスレッド スレッドの一部のみを抽出して表示しています。 海色の箱庭 【RP】箱庭の夢―02― 【焦がれた太陽】 胤・嵐 (p3p002031) [2017-09-13 00:23:51] 陽射しの無い日は、気が滅入る。どんよりと厚い雲に覆われた空は陽の光など通すわけもなく、いつもは透き通った海も空の色を映せば暗色を滲ませるばかりで。しとしとと降り続く雨ばかりが水面に波紋を広げ遊ぶ。暗い海を泳いだところで何が楽しいと言うのか。岩肌が抉れ、屋根の様になった海の洞窟。遊び場のすぐ側にあるその大きな洞窟の中は陸に隣しており、時偶に山奥の方から食料を狩りに来た動物が雨宿りで使っている事もある。紺青色の髪を揺らす人魚の少年は洞窟の中から止む気配のない雨とどんよりと覆う雲をじっと眺めながら、ひとつ溜め息。「晴れてなきゃ遊べない…」暇を持て余したように、尾ひれがぱしゃぱしゃと水面を叩いていた。≫≫≫●1:1RP●お一人様受け入れ。どなたでも。●返信速度はマイペースに●2週間お返事がなかった場合は下げさせていただきます。●お手紙にて連絡があった場合は、待機後引き続き再開も可能です。 →詳細検索 キーワード キャラクターID 検索する キャラクターを選択してください。 « first ‹ prev 1 next › last » 戻る
どんよりと厚い雲に覆われた空は陽の光など通すわけもなく、いつもは透き通った海も空の色を映せば暗色を滲ませるばかりで。
しとしとと降り続く雨ばかりが水面に波紋を広げ遊ぶ。
暗い海を泳いだところで何が楽しいと言うのか。
岩肌が抉れ、屋根の様になった海の洞窟。
遊び場のすぐ側にあるその大きな洞窟の中は陸に隣しており、時偶に山奥の方から食料を狩りに来た動物が雨宿りで使っている事もある。
紺青色の髪を揺らす人魚の少年は洞窟の中から止む気配のない雨とどんよりと覆う雲をじっと眺めながら、ひとつ溜め息。
「晴れてなきゃ遊べない…」
暇を持て余したように、尾ひれがぱしゃぱしゃと水面を叩いていた。
≫≫≫
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●2週間お返事がなかった場合は下げさせていただきます。
●お手紙にて連絡があった場合は、待機後引き続き再開も可能です。