ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
海色の箱庭
身体に染み付いた唄が機嫌の良さからつい口をついて零れる。
リズムを合わせて波間を叩く尾ひれ。
しまいには肩も揺れ始めるのではないかと思った所でふと音の響きに微妙な違和感が混じったのを感じ取り、なんの気なしに後ろを振り返ってみる。
だれかが、いる。
「ッ!?」
びっくりして思わず激しい波音を立てて海の中へと潜った。
透明度の高い水中を泳ぎながら不意の出来事にドク、ドク、と煩い心臓を押さえながら混乱する思考を落ち着けようと深く深呼吸をする。
(…人?いや、でも耳の辺りにヒレが見えた様な気が…)
慌てて潜ったためにしっかりと見れていなかった。
この磯の中で一番に大きな岩の周囲をぐるりと一回りすると、先程いた場所へと戻り岩陰に身を寄せながらゆっくり、ゆっくりと鼻の頭から上だけを海面から覗かせる。
リズムを合わせて波間を叩く尾ひれ。
しまいには肩も揺れ始めるのではないかと思った所でふと音の響きに微妙な違和感が混じったのを感じ取り、なんの気なしに後ろを振り返ってみる。
だれかが、いる。
「ッ!?」
びっくりして思わず激しい波音を立てて海の中へと潜った。
透明度の高い水中を泳ぎながら不意の出来事にドク、ドク、と煩い心臓を押さえながら混乱する思考を落ち着けようと深く深呼吸をする。
(…人?いや、でも耳の辺りにヒレが見えた様な気が…)
慌てて潜ったためにしっかりと見れていなかった。
この磯の中で一番に大きな岩の周囲をぐるりと一回りすると、先程いた場所へと戻り岩陰に身を寄せながらゆっくり、ゆっくりと鼻の頭から上だけを海面から覗かせる。
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
陽の光に包まれ地を駈ける自分の姿を
夢よ覚めるな
叶わぬ我儘を置き去りに、今日も瞳は開かれた…―
≫
雲一つない快晴。
高低様々な岩が切り立つその場所は今日も変わらずに、海底が見えるほどの透明な波を優しく岩肌に打ち付けていた。
そんな中を悠然と泳ぐ影。岩の間をするするりと抜け、高く跳ねた。
陽に照らされ捉えた姿は半身半漁の少年の姿。
じゃぷんっ、と音をたて再び海を泳ぐ少年の姿はとても楽しげに見えるだろうか。
ここは少年の遊び場。
そして、夢を見れる場所。
≫≫≫
●1:1RP
●約束人在り。他の方の立ち入りはご遠慮ください。