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海色の箱庭
飛沫の音をあげながら比較的小さな岩に置かれた手、次いで波間から見えたのは紺青の髪を持った少年の姿。
滴る海水と肌にあたる陽射しを心地よさそうに受けながら、少年は魚の半身を岩に落ち着けて空を見上げた。
「今日も太陽が心地いいな」
浮かぶ笑顔は満たされた幸福感の表れ。鰭の先で波を軽く叩きながらご機嫌に鼻歌を零していた。陸地からの来訪者に気付かぬままに。
滴る海水と肌にあたる陽射しを心地よさそうに受けながら、少年は魚の半身を岩に落ち着けて空を見上げた。
「今日も太陽が心地いいな」
浮かぶ笑顔は満たされた幸福感の表れ。鰭の先で波を軽く叩きながらご機嫌に鼻歌を零していた。陸地からの来訪者に気付かぬままに。
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陽の光に包まれ地を駈ける自分の姿を
夢よ覚めるな
叶わぬ我儘を置き去りに、今日も瞳は開かれた…―
≫
雲一つない快晴。
高低様々な岩が切り立つその場所は今日も変わらずに、海底が見えるほどの透明な波を優しく岩肌に打ち付けていた。
そんな中を悠然と泳ぐ影。岩の間をするするりと抜け、高く跳ねた。
陽に照らされ捉えた姿は半身半漁の少年の姿。
じゃぷんっ、と音をたて再び海を泳ぐ少年の姿はとても楽しげに見えるだろうか。
ここは少年の遊び場。
そして、夢を見れる場所。
≫≫≫
●1:1RP
●約束人在り。他の方の立ち入りはご遠慮ください。