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ギルドスレッド

トールズ商会

【雑談場1】ある商会の昼下がり

いわゆるRP雑談。
適当なところで建て替えますが、だいたい
「仕事のない時の商会」
「航海に出ている船上」
を交互に繰り返します。

今回は「仕事の無い日の昼間」です。
おおよそ、新しく加入した人を迎えたり、昼間っから酒飲んだり
適当に駄弁ったりしながら、半休日を過ごすという背景。

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あ、マオー様に褒められたぜ。(パタパタと旗を振って)
これで俺もマオー軍でのポストは約束されたも同然だな。

凱だけじゃなくて俺にも悪いなァ、って言えよー。
俺だって来たばっかりなんだからさー。
(袋を開けトールズに近付いて)
確かに俺様はウォーカーだが、物品はこの世界の代物だ。所謂宝石と言うべきか。
(小粒ではあるが、五十個近くの様々な宝石が入っているのが確認できるだろう)
ちなみに、悪事を働いて得た物ではない。廃れた砦で拾った物だ。
こいつを……そうだな、保存食料と交換して欲しい。無理なら金で構わん。
相応の物を交換してくれれば文句はない。

クク、俺様に軍勢があれば貴様に合った仕事を紹介したのだがな。
残念だが、軍は保有していない(揺れ動く旗を目で追いながら)……今は、な。
、悪い、な・・・。
(魔王スマイルをフードの端から覗き見てから)
(申し訳なさそうに、ぼそりと。)

油断、した俺の落ち度、だ・・・気にす、るな・・・。
魔王で、あれ、何であれ、正しい客なら、ば。
迎えるのが、正しい商会、・・・であると、想う。故。
一水夫の、不手際など気に、せず、存分に商い、を。

(ゆるりとエイリークの右斜め後に立てば、銀眼が魔王を見据え。)
ラルヴァはもう慣れただろうと思ったんだが。
まぁ、さらに数割増で騒がしくなってもいるが。

ふむ………原石か。このサイズでルースだったら一儲け出来たもんだが。
切り出しちゃいるが原石だと数はあるがこれだと思ったより値がつかねぇんだよな。
多分、この中から選別してカットに回す予定だったんだろうなぁ。
…っと、経緯の推理はともかく取引額としちゃ食料買うには十分だぜ。
干し肉とか干し魚だったら安いもんだからよ、それと交換ってなったら樽で買える。
ついでにワインまで付けても一人で食うとなったら余裕で1、2ヶ月は保つ計算だ。
まとめて渡しても保存管理も大変だろうし、商会訪ねてくれれば小出しに必要な分を
毎度渡す…って取引でどうだい?
ククッ…。(一瞬、にたりとした顔で石動を見るが、すぐにトールズに目線を移して)

(腕を組み、目を伏せて)ふん、そんな物か。
まあ良い、所詮は拾い物。 値段が付くだけでも儲け物、か。
その内容で良い。(そう言うと、袋を机の上に置いて)
…ふむ、そうだな、まずは干し肉を用意してくれ。
急ぎではないから後でも構わん。 明日にでも用意してくれれば良い。
(どこからか筆を取り出して)時間は有限、取引の書類があれば手早く済ませよう。

それで、二つ目の要件だが……戦闘員募集とあっただろう。 それだ。
あいよ、まいどあり。
ラルヴァ、倉庫から干し肉1袋、ついでに酒も1本付けてやってくれ。

それで、戦闘要員?
ああ、海賊やら魔物やら陸の輸送にしても船にしても襲ってくるのもいるしな。
オレも含めて兼業ってことにはなるが出来る奴は募集してるよ。
海に個人的な用事があってな。
船を借りるという手も考えたが、その為だけに態々金を支払うのも馬鹿らしい。
船に乗れて、金も稼げて、作業は有事の時だけ…という物を探していた。

……ん? 兼業?
戦闘以外にも何かあるという事か……?
ほう、海に目的ね…。

そりゃ船員になるなら普段は操船に絡む仕事をしてもらうさ。
力仕事でなくとも、操舵・見張り・医者・航海士、あるいは下っ端の指揮でもいい。
やることはたくさんある。
で、其の辺を今はオレひとりで賄ってるわけで、分担できるやつが増えてくれりゃ助かる。
ごく個人的な…趣味に過ぎん。言ってしまえば沖釣りだ。
前の世界では結局出来なかったからな。

俺様が出来るのは、その中でならば見張りと医者の二つだ。
指揮は出来るが、如何せん空陸と海では勝手が違う。
生憎と海には疎いのでな。使い物にするには慣らす必要がある。
はいよ、俺の初仕事! ……とと、ちょいとお待ちを。
(暫くの後、ボトルを2本と中身の入った袋を携え倉庫から戻ってくる)
干し肉、はこれくらいでいいのかい。あとは酒、と……。
一本ここで開けちゃ、ダメ?

海に用事か。ハウザーは面白いな!
ま、海はいいところだ。んー、海入りたくなってきた。
(袋を見ながら)うむ、袋の大きさはこれで良い。
酒はおまけに過ぎんからな…どうしても開けたいならば、俺様は別に構わんよ。

そうだな、海は良い。 船がなければ自由に動けないのが玉に瑕だが。
(いそいそと紅茶を運び、ヴィクトワールと名乗る女性に渡そうとする)
初めまして、ヴィクトワールさん。
これも仕事だから気にしないで。お茶をどうぞ。
なんだか偉い人にお茶を出すのは緊張するわ…!

(大柄な男性、オーラを纏った女性のお客様にぺこりとお辞儀をする)
(お仕事の話かしら、とその場で様子を伺い)
ほう、医療知識があるってのは助かる話だ。
とびきり専門的な話だからえらい技能だぜ。

仲間が増えた記念ってことで開けちまってもいいぞ。
昼から酒ってのが不健康だとか言う奴がいなければだがな。

うちの船は風を捕まえて潮の流れを読んでってやらなねぇと
ろくに速度も出ねぇ代物だが、この世界には船が自分から動く機械式ってやつも
あるんだろうな。
船がなければという点では変わらないが、自由の幅が格段に広いそうだ。
まぁ、オレは今の船の方が好きだがね。
(中華風の女性を一瞥し、僅かに頷く)

見た事のない奇病や毒の治療は難しいがな。
アルコールと薬と医療機器さえあれば大抵は治せるだろうよ。

確かあれはキャラベル船だったか。
まあ、操舵技術があれば小回りの効く良い船ではあるな。
おっ、気前のいいのは好きだぜ、俺。
(ふらりと消えて、グラスを数個持って戻ってくる)

労働者に必要なのはお給金と、お酒ってモンよ。
(シュポン、と気の抜けた音と鼻歌と共に)あーあー、不健康?
そんなことは気にしねぇ。ついでに駄目だと言われても、もう開けちまった。
素人判断しなくていいってのは、船員の安心にもつながる。
無茶するってわけじゃあないが、文字通り保険が効くってのはありがたい話さ。
今のところはキャラベルで事足りちゃいるが、外洋に出るようになったらガレオン級は
欲しいところだな。
まぁこの世界の造船技術がどのくらい進んでるものか分からないが。
鉄の船が海に浮いてるなんて話も聞くがね。

酒は船医担当が薬だって言ってるんだから、無茶な飲み方しなきゃいいんだよ。
開けたんなら飲んじまおう。
(グラスに目線を移して)あぁ、俺様のグラスには氷を入れてくれ。大きめのな。
アルコールとは言ったが消毒用アルコールの事なんだがな……些細な違いか。
それに一本なら何の問題もなかろうよ。

誤った知識で治療する程、危うい物は無いからな。
まあ、必要な物はリストアップして置く。確実に揃えるように。
ガレオン? 随分と大事業だな。そこまでの規模なのか、この商会は。
一本くらいはご愛敬っしょ。
身体の中までアルコール消毒しましょうねぇ~。
(氷を入れたグラスや入れていないグラスに均等に注ぎながら)

船の大きさとか種類とかあんま気にしたことなかったけど、
なんか凄ぇことは伝わった。
何れ俺にも直属の部下が出来る日も近ぇかもしれねぇな!
いや、元の世界で使ってたんだがな。
今の元手じゃとてもじゃないが手に入らねぇな。
今の船だって譲り受けたもんだ、運が良かったんだな。

人が増えれば部下ができる。後輩ができる。
そういうふうになってくれればいいんだけどな…
(指で酒を催促しながら)
船を譲られるとは、随分と気に入られていたのだな?
小型船とはいえ安い物では無いだろうに。

えらく自信なさげだな?
(酒を注ぎながら)
自信がねぇってよりは…あれだな、順風満帆とは言えなかったが元の世界じゃ
それなりに仕事は軌道に乗ってた。
それが急に一から出直しってなったら考えることもあらなぁ。
召喚とやらでこっちに来て3年で無一文から仕事が回るようになってた。
世の中には野垂れ死ぬやつもいるだろうし、外道に堕ちるやつもいる。
そう考えりゃ、少なくともオレは人に恵まれるだけの運はあった。
まぁそういうことだ。
元の世界か。俺様が消えてどうなっている事やら…。
俺様は幸いな事に、生活する為の金は直ぐに得られたな。
住居も見付かったし、趣味に時間を割けるようにもなった……ん?良く考えれば、弱くなった事を除けば良い事尽くめだな。

無一文からここまで来たのか。成程、確かに運が良いな。
海を生業としている人間的に言えば、波に乗っていると言った所か。
まあ、俺様は悪人なのだが。
この通り、普段売って金に出来るような代物は持ち合わせちゃいなくてな。
波に乗れるほど軽く世の中渡ってきたわけでもねぇ。
その話に合わせるなら、風向きが良かったのさ。

まぁ船の乗員を進んで陥れようってんでもなければ、
仕事する奴は善人でも悪人でも構いやしねぇよ。
クソ不本意な話だが、オレも前は悪名の方が高かったからな。
それは俺様も同じだがな。ここに飛ばされた時点で金になりそうな物と言えば、この宝石くらいの物よ。結局金にはしなかったが。(額当ての宝石を指で叩きつつ)
生活金は彼方此方を巡って掻き集めた金目の物を、上手い具合に売り捌いた結果だ。
(得意げな顔で)クク…俺様は波に乗れたようだな。

そこは安心しろ。俺様が何かをされない限り、手は出さん。
悪名……(トールズの風貌を見ながら)…まあそうだろうな。
えらく地道に稼ぐ魔王もいたもんだな。
交易にしろ行商にしろ、結局は需要と供給のバランスで儲けが変わる。
損してねぇなら良い波が来てたんだろう。
まぁ、運任せでどうにかなる話でもねぇから、それなりに分析もしたんだろうとは思うが。

見た目だけで人を判断するんじゃねぇよ!…と言いたいところだが、
よく知らねぇ相手ってのは噂と風貌で勝手に評価が決まるもんだからなぁ。
海賊だ、海のバケモンだってのが航路上にいたから掃除してただけなんだが…。
他に稼ぐ手段が無いに等しかったからな。
此方に来てから何故か弱体化してたのが大きな理由か。
運と勘もあるが、それ以外は今までに培ってきた技術を最大限に使っていた。
積み重ねてきた物は絶対に裏切らないという、良い例だな。

巨体、タトゥー、傷、その他諸々。
正当防衛に当たるだろうが、一般人からすれば脅威となる存在を片手間に掃除。
…………見た目だけではないようだな?
その弱体化ってやつが生活に直結するやつもいるわけだ。
腕っ節、荒事だけで食ってたやつは大変だろう。

見た目だけでハッタリ利かして生きてくには人間に海の上は厳しすぎる。
どいつもこいつも逃げ場がねえから必然的に命の取り合いにもなる。
それでも極力荒事は避けて通りてぇもんだ、双方に損が多すぎらぁ。

あー弱体化って言えば、このタトゥーがなんつったかな…ルーンとかなんとかってやつでな。
貰いもんで詳しくは解らねぇが雷の力が使えた。
魚取るにしてもバカを黙らせるにしても便利だったんだけどなぁ…こっち来てから
ウンともスンともいいやしねぇや。
そこだな。 何らかの技術を持っていなければ生きる事も難しい筈だ。
……海賊に関しては、まさか返り討ちに遭うなんて思ってもみなかったと思うが。

随分と乱暴な魚の捕り方だな?
まあそれは置いといて、俺様も魔力的な物も殆ど使えなくなっていた。
まじない程度の物ならば使えなくもない。
そういうときこそディープシーに恩でも売っておいてくださいよ。
……アンタたち、元居たところでは上司感あったんだなァ、ってイメージ。
(グラスを呷りながら話を聞いている)
あ、でもそのルーンとかなんとかでいじめるのは勘弁してくださいよ!
ご飯捕るんならまァ許容範囲ね。
自分で言うのも何だが、上司としては最悪だと思うぞ。俺様は。

許容するのか。
まあ、巻き込んだ魚を全て処理するならば良いが……。
ちょっと痺れさせて気絶させるのに使うだけだぞ?
…まぁ、加減間違って炭にしたことがないとは言わんが。

船乗りで商業まで出来るやつはそう多くない。
大抵は食い詰めになってるのが報酬の良さに水夫になるってのが殆どだ。
そういう連中をまとめて生きてくには出来る奴が前に立つしかなかったんだよ。
やはり乱暴……。と言うか、気絶と炭では全く違うだろう。
力調節が出来ていないのでは?

海の事はあまり良く知らんが、そんな物か。
とは言え、前に立てる人間が少ないのは海に限った話でもないと思うがな。
魔法とかルーンって言われても、なんとなく気合入れたら使えるってくらいにしか
分からねぇんだからしょうがねぇだろうがよ!
こちとら勘で加減するしかねぇんだから!
全力で使う方がまだ気が楽だ。

陸の仕事だったら兵隊に志願するとか金持ちに召し仕えられるとか
他にないこともないだろうが、まぁオレの世界の流行りは命を担保に
海に出れば富と名声がって謳い文句だったんだよ。
金持ち連中が体よく人を集めるのに流した話だろうがな…。
そういうのは前の持ち主とか専門家から、原理を聞いて置くべきでは?
ましてや、なんとなく気合い入れたら使えるという胡散臭さ極まる物ならば余計に。

成程、命を掛けて海に出るのが流行りとは面白い環境ではあるな。
娯楽にしろ荒事にしろ、航海中も暇が無さそうなのも良い。
俺様の世界は空が主だったからな……。
あー…よくわからんうちに押し付けられてたっていうか譲られてたっていうかな。
当然今となっては元の世界に戻れねぇ以上は聞けるものでもないわな。
この世界じゃ魔法の類が当たり前にあるけどよ、オレの世界じゃ眉唾物の扱いだった。
一応、こっちに来てから街で魔法関係の店とかで聞いてみたんだけどな。
そもそも起動しないからこっちのと原理も方式も読めねぇからわからんのだとさ。

流行りに流されただけで船に乗るやつには結構地獄な世界だぞ?
風があるうちは良いが、凪の海ってやつもあってなぁ、潮に流される以外に
動きようがなくなる。
数日ならいい、これが数ヶ月…補給もなく続いたら壊血病で酷い惨状になる。
暇な上に問答無用でじわじわ蝕まれるとか船乗りにとっちゃ一番笑えねぇ話さ。
自由に空飛べる方がよほどいいように思えるがねぇ
よくわからんうちって……何だそれは。
……まぁ、使えないならもう気にする必要はないか。
それのデメリットと言えば、堅気には見えないって位だろうしな。

そういう時こそ釣りをするのが良いと思うのだが、どうだろうか。
飛空艇はアレだな。耐久度にもよるが、基本は怪鳥や竜種に衝突したら落下して終わりだ。
それを除けば、操縦手以外は暇な時間が多い。その操縦手も交代制だしな。
自称魔法使いってのを助けた……って言えばいいのか。
まぁその例みたいなものらしいんだが。
堅気に見えねぇってのは否定はしねぇが、小奇麗にしてりゃ
信用されるかっていうのも違うと思うんだよなぁ。
というより、遠方の取引先だと気にしねぇやつの方が多かったぞ。

あーそうそう、釣りなぁ。
釣りしてて尋常じゃないサイズのイカがかかったりしてなぁ。
大物だってみんなして捌いて食ったんだがまずくて食えたもんじゃねぇとか
そういうのもあったななぁ。

空も空で色々と危険があるもんだな。
落ちるのも沈むのも大差ねぇか。
人さえ集められれば交代要員も用意するんだがなぁ。
自称……胡散臭さここに極まれり。
海で働く分にはそれで良いだろうが、陸で堅気でない雰囲気を出すのはな……。
見知っていない時の俺様なら、貴様が近付いてきたら間違いなく警戒する。

大物は大味というパターンが多いからな。
だが、それだけの大物なら一度は釣ってみたい所だ。

まぁ、死ぬ時は呆気なく死ぬしな。
人員は……気長に待つしか無いだろう。
せっかく入れてもらったのに挨拶が遅くなってしまってすまない。
ボクはコバルト、旅人さ。

此方が人手不足だと聞いてね。
ボクで良ければ手伝わせてほしい、働くのは好きだからな。
なんでも言ってくれ。
20にも見えねぇ娘が本人曰く齢数百だってのも大概信じ難い話だったが、
少なくとも右腕のこいつは本物だったからな。
何の因果か本物だったんだろ、多分。

世界樹には色んな文化の連中がいる。
この世界でもそうだ。
オレはそれだけのことで、仕事の話をするだけなら
郷に行っては郷に従えだと思ってるぜ。
というかオレだって普段から殺気立ってやってるわけじゃねぇぞ?
………それでも警戒される程なのか…。

おっと…いらっしゃい。
コバルト…ね、見たところ力仕事に向いてそうにはねぇなぁ。
事務方を頼むのが無難そうだが、海に出たいって希望はあるかい?
高所が苦手じゃなければ見張りとか航海日誌につけるとかを頼むことになるが。
偽物だったらただの危ない人だろう。 別に本物で良かったとも思わんが……。

もっとヤバそうなのは居るには居るが、警戒するかしないかは別の話よ。
強面で筋肉で傷があってタトゥー持ち、後は風評……ほら、警戒するだろう。
まぁ、人によっては平気なのも居るだろうが。

見張りすら居なかったのか……? 人手不足のレベルを超えている気がするが。
まぁ…城の方とか行くと衛兵が条件反射みたいに槍構えたりするけどよ…。
不審者ってわけじゃないと思ってたんだがな…。

見張りを置いてないわけじゃないが力仕事以外ってなるとな。
内海で活動する分にはそれほど遠方まで見なくてもどうにかる。
横切りそうな船とか把握できれば航行上の支障は無い。
まぁ、今後のことを見据えての訓練も兼ねてだな。
別に不審者とは言わんが、槍を構えられるのは相当だぞ?

あぁ……専門的なのを除けば基本は力仕事だからな。
いや、案外腕力があったりするかも知れんぞ?
人は見掛けによらんからな。貴様みたいに。
初見でオーガ呼ばわりされた名残っつーか、
なんでも新兵の肝鍛えるのにたまにそういうのが紛れ込むとか吹き込んでる衛兵がいてな。
まぁ今はそいつを含め衛兵連中に知り合いは多いから腹立てても仕方ねぇ。

あー機械の体?連中とかは見かけによらねぇんだろうなぁ。
疲れも知らねぇとか風の噂には聞くが。
いいよなぁ、そんだけ動けりゃ半日は早く仕事ができるぜ
……問答無用で刺されなくて良かったな?
俺様ならその衛兵を確実に処すが、随分と心の広い事で。

奴らを見ると、疲れを知らない雑用ロボットとか欲しいと思った事があるな。
兵隊相手に喧嘩する商売人がいるかよ…。
だったら兵舎で足りてない備品とかねぇか探る切っ掛けににして商売につなげるぜ…。
商人は広い心っつーか視野で動かねぇとな。

力仕事続けてたら疲れる、頭脳労働はもっと疲れる。
いずれにしても幻想にはそういう機械は入ってこねぇんだろうなぁ。
いると思うぞ? 例えば、武器商とか。
なるほど、それが商売人根性という奴か。凄いな。

自動で済ませてくれるタイプの機械が……練達にあればいいがな。
それを買えるかどうかは置いといて。
腹立てても腹が膨れる飯にも種にもならねぇってのが海の上で学んだことの一つだな。
まぁ、どうしても我慢ならねぇって時は一発かましてやることもあるが。
スカっとはするからな!

船がそれほど遠出出来る性能も練度もねぇから他国との貿易度合いが
イマイチ掴めねぇんだけど、アデプトと取引があるやつっているのかねぇ。
連中、基本的に外に出てきやがらねぇって聞くしローレットでも仕事見たことがない。
自分で買うっていうより、売りに出したらどのくらいの値がつくものか気になるぜ。
まぁ幻想で連中の研究?とやらが理解出来るやつがどんだけいるかって話だが。
オレも含めて。
怒ってばかりいても疲れるだけだからな。
一発でだけで良いとはやはり心が広い。寛容な男だ。

練達に行く機械が増えれば良いのだがな。彼の地の物品は間違いなく優れている。
ただ、研究の方は俺様にも関係はなさそうだ。
便利な物は好きだが、科学が好きという訳でもないしな。
美術品は価値がわかんねぇってやつでも見栄があれば買い手がつくんだけどね。
実用的な道具ってなると使えるやつじゃねぇと価値が出ねぇ。
後者を売って世の中便利になればいいとは思うんだが、すぐに儲けが出る話じゃねぇからなぁ。
商売回してかにゃならねぇ身からすると、馬鹿馬鹿しいと思っても前者を相手に
商売するのも大事なんだよな。
俺としても風に頼らなくても良い船ってのは便利だろうとは思うんだがね。
ガレー船でもやれねぇことはねぇが、ありゃ人件費と食料を馬鹿食いするからなぁ。

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