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ギルドスレッド

トールズ商会

【雑談場1】ある商会の昼下がり

いわゆるRP雑談。
適当なところで建て替えますが、だいたい
「仕事のない時の商会」
「航海に出ている船上」
を交互に繰り返します。

今回は「仕事の無い日の昼間」です。
おおよそ、新しく加入した人を迎えたり、昼間っから酒飲んだり
適当に駄弁ったりしながら、半休日を過ごすという背景。

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さて、ぽっかり航海の予定が空いちまった。
よっぽど急ぎの依頼でもなければ船を出すのは数日は後だな…。
とりあえず溜まってる書類整理でもしとくかね…。
あー…こういうの処理できる頭の回る事務方でも居りゃもう少し楽できるんだがなぁ。
(取引明細や倉庫の在庫目録に目を通しながら承認印を押していく)
(ズバーンと扉を開けて登場)わたくし、参上ですわッ!!(髪の毛をファサァっとかきあげ)ふむ、お仕事に励まれているようで何よりですわね。わたくしも、お父様へ心置きなく報告出来ますわ(特に仕事をする様子も無く、室内を適当にうろうろ)。
(一瞥)ああ、お嬢かい。
そりゃ、大人は仕事して生きてるもんだ。
じゃねぇと食えねからな。
(…何しに来たかって聞くのは無駄だな、いつものことだ)
大人になるのは面倒ですわね。わたくし、一生子供のままでいたいですわ…もう20になってしまいましたが(苦虫を噛み潰したような顔で)。
………(暫く沈黙した後、何をしに来たか思い出した様で)それはともかく!そういえば、新たに従業員を雇用するのではなくて?この際ですわ、何か必要になりそうな物があれば、遠慮なく仰って下さいな。資金面は、わたくしの方で都合をつけてみせますわ!(出来る女は辛いですわね、とか呟きつつドヤ顔で)
お嬢の自由に出来る金でも、うちの経営にとっちゃ助かる額が動くんだもんなぁ…。
貧乏に暇はねぇやな。まぁ今日は大した仕事もねぇんだが。
あー、水夫はともかく専門職を任せられるやつをな、いくらか欲しいと思っててな。
まぁ広告は玄関に貼っといたから、気が向いた奴が来るだろ。
必要なものっつってもな、もうだいぶあれこれ揃えてもらってるからな。
できるもんならモンタニエに繋がりがあるところから仕事でも探してきてくれよ。
期待はしてねぇが。
とは言いましても、エイリーク様がこちらに来られてから…2年?3年だったかしら。ともかく、それだけの短期間でここまでの商会を構えられるというのは、かなりの適応力だと思いますわ。誇って宜しいのでは?そ、れ、に…(ニマリ、と悪い笑みを浮かべると)…この商会の評価が下がると、モンタニエの名にも響きますわ。わたくしとしても、それだけは絶対に避けたいので……頑張って下さいな♪
成程、新しい仕事を希望、と……(片目を閉じると、腕を組み)実は、何件か案はありますの。まず1つめ、新しい海上通商航路の開拓。…正直、まだこの商会の規模では厳しいかもしれません。2つめ、漁業のお手伝い。水揚げされた魚を、港まで先行して運ぶ、との事。3つめ…(ガサゴソと懐を漁り)わたくしが市で購入した宝の地図を元に、探検!(汚い羊皮紙を天高く掲げ)探検!(目の前に羊皮紙を突き出す)
(扉を開けて、暫く二人の遣り取りを眺めていた。話し掛けるタイミングを見計らって声を上げた)どうもどうも。いきなりお邪魔して悪ぃな。
さて、何処から話したモンか……俺ァ、ラルヴァってんだが、従業員だかを募集しているってそこの広告で見てな。どっか空いてるポストとかあるのかい。
どんなところでも馴染んでいかなきゃ港を渡り歩く船乗りなんざやってられねぇよ。
海千山千ってわけでもねぇが商談するってのも昨日今日始めたことでもねぇ。
この世界じゃ言葉に不自由しねぇからな、どこ行っても交渉が楽なのは助かるぜ。
んで、期待してねぇで言ったつもりだったんだが、案外まっとうなツテ持ってるんだな…。
1つ目は王都に拠点持ってるみてぇなところと競合したら確かに勝ち目がねぇな。
2つ目はいつもの仕事だな、まぁ割が良いとは言えねぇけどよ。契約書類はあんのかい?
(3つ目はスルーを決め込む)
っと、いらっしゃい。
急でも何でも構いやしねぇよ、鍵が開いてりゃ玄関ってのは自由に出入りするもんだ。
物取りに来られるのはたまらんがな。
従業員なら募集してるぜ、力仕事から頭仕事まで人手は常に不足気味だ。
街の連中に操船を手伝って貰っちゃいるが漁船くらいしか使っちゃことがねぇって
連中が殆どで専門家が足りてねぇのが一つ。
陸の仕事は特に事務関係がな…まぁ仕方ねぇといえば仕方ねぇが、
こういうところじゃ読み書きにも苦労するやつばっかりだから、
事務仕事は全部オレに回りやがる。
お前さんは随分と良いガタイしてやがるが、どっかで水夫でもやってたのかい?
(ふふん、と得意げな顔で)役職付きでここに派遣されている以上、仕事はこなしますわよ?……(首を傾げ)おかしいですわね、わたくしは仕事を3つ紹介しましたのに。もしかして、お耳の具合が宜しくないのかしら…はぁ、歳は取りたくないですわね(スルーされた事実に気付いていないらしい)。無論ですわ!契約書なら、ここに(ドヤ顔になると、再び懐に手を突っ込み)…ここに……あ、あら…?…………(ドヤ顔のまま冷や汗を垂らしている)。
(げっ、見られてたか…!と一瞬焦ったが、すぐに澄ました顔になり)はじめましてですわ、ラルヴァ様。わたくし、ヴィクトワール・アルレット・モンタニエと申します。どうぞ、お見知り置きを。
確かに、素晴らしい肉体ですわね。実に頼もしいですわッ!!いきなり、素晴らしい雇用希望者が訪れて下さいましたわね!(一人で喜んでいる)
無くしたんなら頭下げてもう一回書いて貰ってこいよ…。
あと耳は至って正常だが、文字通り聞く耳も持てねぇ話なんでな。
探検ってことは陸地の活動だ、遺跡にしろ山の中にしろ…その道に精通した専門家が要る。
それに得になるもんが見つかるかも解らねぇ。ただの赤字になる可能性が高いのに、
船の連中を危険に曝すわけにもいかねぇんでな。
人材と資金が潤沢になってからもってこい。いつになるかは知らんが
いやいや、どうもどうも、これはこれはご丁寧に。
そっか、空いてるんならそれに越したことはねぇか。水夫っつっても、雑用ばっかだったかねぇ。
力仕事と、警護なんかは力になれるんじゃねぇかな。喧嘩とかはあんま好きじゃねぇんだけど。
あー、あと、読み書きも一応出来っから、事務ってのもまぁ選択肢のひとつってことで。
ぐっぬぬぬぬ…!(正論を淡々と語られて滅茶苦茶歯噛みしている)なっ、無くしてなどいませんわ…そう、どこかに置いてきたはず!ええ、そうに違いありません!という訳で、置いてきた契約書を取りに戻りますわ!(これ以上突っ込まれる前にさっさと逃げ出した)
おう、うちの飯の種だ、大事に持ってこいよ。
…さて、ラルヴァだったか。それじゃ、倉庫とか船倉管理を頼むことにするぜ。
力仕事自体は水夫の連中を使っても構わねぇが、個数・品質管理周りは読み書きできる奴に
頼みたい。
今までは箱の中身はオレが把握して、表装に記号なんかを書いといて
それ数えさせたりしてたんだよ。回りくどいだろ?
ハナっから搬入リスト作って管理できる奴がいるなら随分楽になるぜ。
地味な役回りかもしれねぇが、この商売で一番大事な部分だと思うんだが…どうだい?
船倉管理、な。初めてやるが、何かしら役に立てんなら喜んでやってやらァな。
少しでもやり易いように配置してくれりゃそれに越したことねぇだろうし。
ま、偶には現場でも使ってくれよ?

で、あの姉ちゃんは大丈夫なのかい。
急に慌てて飛び出していったが。
おいおい、当然現場にも出てもらうぜ。
確かに積荷の管理は搬入出んときがメインだが、当然そのガタイは頼りにさせて貰うからな。
帆の上げ下げ、風向き見て張るってのは見張りと舵を除けば基本船員総出になるぜ!
何人か分のパワーがあるなら休ませられるやつも増えるしな。

モンタニエのお嬢はああいうもんだ。
妙に人の伝を作るのは上手いが、如何せん間が3つか4つ抜けてる。
お、そりゃよかったわ。
事務仕事ばっかりで身体が鈍っちまっても仕方ねぇしな。
素人同然だが、俺に出来ることがあれば何でもやるからさ。

へぇ、俺が偉そうなこと言っても仕方ねぇけど、人はそれぞれ一長一短あるモンだ。
誰かの短所は誰かがサポートしてやればいいだけなんだろ?
頼りになるんじゃねぇのかね。
野郎を事務方に置いとくとしたら、よっぽど細い学者先生かガキンチョ位のもんさ。
なぁに、仕事なんて初めから玄人なんぞいやしねぇ。
明日の食い扶持のために働いてりゃ必ず身になるもんさ。

まぁ、あの愛想の良さはオレにゃマネできねぇな。
貴族の嬢ちゃんに町の連中が気を許してんだから。
そうさな、あのノリに振り回されないお付でもいりゃうまく回るんじゃねぇか?
(再び扉をズバーンと開けて戻って来た)頂いてき…(げふんげふん)ではなくて、ちゃんと見つけてきましたわよ!(走って来たらしく、はぁはぁと肩で呼吸しつつ)ささ、早く契約書にサインを!あ、やっぱり別に早くなくても宜しくてよ。わたくし、その間にゆっくり休憩させて頂きますわ(額にはりつく髪をかき上げ。さっさと適当な椅子に腰かけてくつろぎはじめた)。
まぁな。食いっぱぐれねぇ為に必死になるモンよな。(とか話しているうちに扉が開かれたりドタバタした音が響いてくる) お、帰ってきた。

(一通り契約書云々の話を聞いてくつろぐまでの一部始終を眺めた後に) なんか、忙しい姉ちゃんだな。
俺みてぇなヤツ引掛けるより先に姉ちゃんの秘書でも雇った方が良かったんじゃねぇの?
ごめんくださーい……!(ノックの後、控えめに扉を開き顔を覗かせる)
ええと、こんにちは。初めまして。
わたし、縹あんずっていいます。

従業員募集の張り紙を見て来たのだけれど……。
簡単な事務仕事とか、掃除とか、お茶汲みなら、わたしにもできると思ったの。
(室内をぐるりと見回し、三人に順に視線を向ける。子供の自分にとっては場違いだったかもしれない)
だから、その、わたしみたいな子供でもよかったら……よろしくお願いします。
お嬢>
おう、思ったより早かったな。
(一通り内容に目を通す)ま、海上で魚受け取って港に戻るだけの仕事にトラブルもねぇか。
念のため、引き渡された時に樽の中身を改めて余計な密輸もんがねぇかだけ確かめるくらいだな。
丁度、ローレットから言われてる話もあるから、この機会にでもまとめて片付けるか。
(ギルドワンデイズへつながる)

ラルヴァ>
釣り糸垂らして目当ての魚だけ掛かるなら苦労しねぇんだがな。
それとは別に釣れたのは蛸だったが、ハズレとも思わんがね。

縹>
いらっしゃい。
ほう、お使いの類じゃなく入会希望かい。
なに、子供でも働く意思のある奴は一端の商会員だ。
そうだな、とりあえず見ての通り然程掃除が行き届いてる場所でもねぇしな…
掃除とかが得意なら任せるぜ。
船に乗るのが苦手じゃなければ、船員向けの食物とか水の用意なんかして貰えると助かる。
それと…初仕事だ。
そこでへばってるお嬢に茶を出してやってくれ。
(蛸が釣れたと聞いてフン、と鼻を鳴らした)……ま、いいけどよ。蛸壺用意しておいてくれよ。

(扉が開く音に視線をそこへ向けて、入ってきた人物にひらひらと手を振った)
どーも、俺ァラルヴァってんだ。
俺もさっき来たばかりのド新人だし、子供みてぇなモンだから頑張ろうな。
(一応敵意がないことを示すために愛想笑いは浮かべた)
流石にその図体を収める壺はねぇなぁ、樽でも狭いぜ。
…と、悪気はねぇんだがその容姿を好いてないんだったらからかった事は謝る。
その辺りの折り合いは付いてると見込んだ…といや聞こえは良いが、
オレの勝手な見立てに過ぎんしな。
(優しい言葉に目を輝かせ、控え目なガッツポーズをして見せる)
船に乗るのは大丈夫なのよ、掃除と食料と水の用意も任せてほしいの……!

初仕事はお茶の用意ね、ギャレーはこっちかしら?
(首を傾げながら船の奥へ。必要なものは一通り揃っているようだが、使う前に一応声を掛けてみる)
船長さーん!ここにあるものって、使ってもいいのー?
いんや、気にすんなよ、って俺が言うのも変だが、俺ァ全然気にしてねぇし。
これでも結構俺ァ自分で自分のこと、好きなんだぜ?
……なんだ、結構優しいじゃん。(ニシシ、と笑った)
縹>
力仕事は野郎連中でやる。
それと今のところ長期航海になりそうな話はない。
まぁ元来むさ苦しい現場なんでな、嬢ちゃんくらいのが一人いるだけでマシな空気になるもんだ。
それこそ、そこでへばってるのがたまに乗船するだけで士気が上がるからな…。

ラルヴァ>
そいつァなによりだ。
一応、3年前からこの世界にはいるが、まだまだこの世界の人の距離感ってのが
測りきれねぇもんだからよ。
オレの世界でも人種だの言葉だのって壁はあちこちにあったが、
異種族ってんなら尚更風習とか触れちゃいけない問題ってのもありそうだからな…。
まぁ、そういうのを把握しつつ交渉してくのがこの商売の面白いところでもあるんだが。
…というか、それほど優しいつもりもねぇんだがな。
仲間と客には敬意を払うさ。
(椅子でぐでーっとしていたが、新たな来客に気付いて顔を上げると)あっあらこれは見苦しい姿を…!(急いで髪を撫でつけつつ立ち上がると)初めまして、ですわ。わたくしは、ヴィクトワール・アルレット・モンタニエ。宜しくお願い致しますわね!
…と、初対面の方にいきなりお茶を準備して頂くのも、何だか申し訳無いですわね……いやいや、ここは厚意に甘えさせて頂くべきかしら…(ぶつぶつ呟いている)。

(距離感が測りきれない、との言葉を聞いて)距離感が目に見えれば、どれだけ楽になるか…と、常々わたくしも思っていますわ!わたくしが話しかけますと、皆様大抵ちょっと引き気味になりますから。わたくしが余りにも麗しいから、驚いているのかしら…美しさも罪ですわね!(先程までぐだっていたのはどこへやら。1人でどうでもいい事をペラペラと喋りまくっている)
お嬢は前に出過ぎだ。
距離感以前に最初っから踏み込み過ぎなんだ。
ほら、早速周りが退いてるじゃねぇか
何事も、踏み込まない事には始まりませんわ!!(わたくし今良い事言いましたわ!という顔で無駄にキリッと)
加減を覚えろって意味でな、過ぎたるは及ばざるが如しって言うんだがな。
良いこと言った風じゃ意味がないんだぜ。
まぁ、お嬢が商売やりたいのかなんになりたいのかは良くわからんから、
オレの言い分が全部正しいわけでもないんだが。
(暫し考え)…ふむ。まあ、年長者の言葉に重みがあるのもまた事実ですわ。その言葉、確と心に留めておきましょう!(数分後には忘れてそうな顔で)
返事だけは立派だな。
まぁ説教する気もねぇし、人と接してれば嫌でも知ることもあんだろ。
あ~ら、姿形も立派でしてよ?(ドヤ顔で髪をかき上げ)…そんな事より、どなたかがいらっしゃっている様ですわよ?(扉の方を、親指でくいっと指してみせ)
見た目の良し悪しは最初の印象には効くが5分と持たんぞ。
ん?いらっしゃい、当商会へようこそ。
(傷らだけの手が扉を押し開けば)
(差し向けられた指先と其の主に鈍い光を帯びた銀眼が奔り。)
(そうして、まるで戦地にでも赴くような足取りで面々の前に立てば)
(フードを脱ぎ去り。名を告げ。)

・・・邪魔を、する・・・人手を、探して、いる、と・・・。
格別、取り得もな、い、が・・力仕事と。
・・・多少の、荒事、なら、ば、数合わせ程度、には、なるだろう。如何、か、?
お、雰囲気のあるやつだな…。
つーかよ、本当に取り柄のねぇやつなんざいやしねぇさ。
操船はチームワークと頭数だ、其の辺わきまえて希望して来てくれるやつは歓迎するぜ。
それに戦えるやつが増えるってのはその風評が立つだけで抑止力になるもんさ。
そーそー、一長一短あってフツーフツー。
適材適所、そういうのを見極めて人員配置するのがお上のお仕事ってモンでしょ。
俺ァ、ラルヴァだ。俺も来たばっかりの新入りでね。
よろしく頼むぜ。
そんなに謙遜されなくても結構ですわよ!お二人も仰っている通り、互いの得手不得手を補いあっていくのがチームワークというもの!(キリッ)
わたくしは、ヴィクトワール・アルレット・モンタニエと申します。この商会のスポンサーといった立場ですわね。どうぞ、宜しくお願い致しますわ!
陸地の仕事はともかく、船の上じゃ賑やかしにしかならねぇのがお嬢だが…。
とりあえず船仕事が初めてなら、まずは甲板仕事からだな。
帆を張る人手、荷運び、掃除、設備補修が主になる。
ラルヴァもだが、ガタイがいいのが来てくれると助かるんだ。
(「バシィッ」という音を出し、勢い良く扉を開かれて)
(そこには黄金のオーラを纏った、黒い装備の若そうな女がいた)
(部屋の面子を一瞥すると、ずかずかと室内に入り込んで)

(「ばさり」とマントを翻し、告げる)
俺様はハウザー……。魔王、ハウザー。
ここがトールズ商会、で間違いないか?(邪悪な笑顔で、問いかけた)
(話してる途中だったので驚いたが、数秒で表情を戻す)
…ああ、表の看板通りトールズ商会で間違いないぜ。
魔王ってほどの人が交易商にどんなご用向きで?
うちには勇者気取りのお嬢が居はするが、流石に魔王に
喧嘩吹っかける度胸はねぇだろうから粗相はしてねぇと思いたいが。
……してねぇよな?
気取りとは失敬な!!どこからどうみても、勇者そのものじゃありませんの!!(ムキーッ)……思わず興奮してしまいましたが。なるほど、魔王様…(しげしげと風格溢れる姿を眺め)いえ、このお方には喧嘩を売った事はありませんわね。ですので…わたくし、ヴィクトワール・アルレット・モンタニエと申しますわ!これから、宜しくお願い致しますわね!!(髪をファサァっと靡かせつつ、自己紹介)
(適当な棒切れに白いハンカチを結び付けている)
俺勇者ってよく分からねぇんだけど、
とりあえずあのお嬢さんみてぇなのを勇者って考えればいいワケ?

つか相手もまだ何にも用件言ってねぇのに「よろしくお願いします」ってのもすげぇわ。
(椅子に凭れながらさっき作った白旗を髪で持ってはためかせている)
ククク……案ずるな、俺様は別に喧嘩を売りに来た訳ではない。
それに、魔王が交易商を利用してはならないと言う決まりはなかろう。
(「ビシィ!」とヴィクトワールを指差し)ちなみに、そこの勇者とやらは知らん。
名前からして由緒正しき家系の生まれである事は予想できるが。
……まあいい、(片手を軽く上げて)宜しく。

おっと、ここを訪ねた理由だったな。要件は二つある。
(どこからか拳一つ分程の大きさの袋を取り出して)一つはこいつだ。
今は交易をやっているか?(袋を軽く揺らしつつ)
・・・、もっとな、話。そうだな。
然らば、出来うる、限り、勤めさせてもら、おう・・・。
皆、よろしく、た、の・・・。
(突然の魔王襲来に、びく!と身体を跳ねさせ。)
(フードを被り、こそこそと白旗の後に移動して。)

勇者、とは、自称ではな、く・・・其の生き様に、人が、呼ぶ、ものでは・・・?
、過信は、・・・いや、なんで、もな、い・・・。
(白旗に目線を移しながら)しかし、訪ねて早々に旗を作るとは……機転が利くな。

む……驚かせてしまったか。悪かったな、フードの貴様。
(傍から見れば、悪巧みしているようにしか見えないであろう笑顔で石動を見て)
街からほとんど出たことねぇような箱入りが気取りでなくてなんなんだか…。

さて、商売の話とあればきっちり聞かねぇとな。
もちろんやってるぜ、交易。
遠出できる環境じゃねぇからそれ程儲けるネタがなくて
運送屋がメインみたいになってるが本業は交易商だからな。
見たところ、お仲間…ウォーカーみたいだから、自分の世界からの持ち込みか?
それだったら間違いなくこの世界じゃ珍しいもんだからな。
売り方次第で悪くない値が付く。
とりあえず言い値はいくらだ?

石動は悪いなぁ、いきなり騒がしくてよ。

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