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ギルドスレッド

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月夜二吼エル

【擬似シナリオ】Kill-Gears

「さて…前回の一件を以って、大体のルール等は…分かっただろう?」

 魔法陣の部屋の真ん中で、微笑むは相変わらず、魔剣の男、シグ。
 周囲の魔法陣は以前と変わらず。レイチェルや黒い影たちが暴れた事によるダメージもまた、見あたらない。

 ――ぱちんと指を鳴らす。周囲の景色が、変わっていく。
 現れたのは、古びて風化した壁。散らばるスクラップ。
 荒廃したそれは、とある文明の残滓。

「腐りし船にも釘は残り――完全に機能停止していると仮定したなら、足元を掬われるぞ?」

 残骸だと思われた周囲の遺跡が動き出し、屑鉄が集まり人の形を成して行く。
 ――それは、正に鋼鉄の巨人。『ゴーレム』と呼ばれる物。

「今回のルールはもっとシンプル。こいつらを破壊し、『完全に動作停止』させれば成功だ。だが――」
 その言葉を発した瞬間、一体のゴーレムの体が折れ、2つの小さなゴーレムと化した。
「――とまぁ、仕掛けはある。…気をつけて対処したまえよ?」
 悪戯っ子のような微笑を浮かべ、魔剣は観客席…遺跡の天井に、突き刺さったのであった。

 彼が手出しをする事はない。これは飽くまでもお遊びである。
 ――だが、たまには本気で「遊んで見る」のも、悪くはないだろう?



補足説明:
・参加者には各自、600文字のプレイングを書いて頂き、それをシグがシナリオ(リプレイ)として構築しなおす、と言うお遊びです。
・プレイング締め切りは3/15とします。質問があればこのスレッドで。プレイングはシグにメッセージとして送ってください。

・この擬似シナリオ限定の特殊システムは皆様も利用する事が可能です。
【幻想投影】(メモリア・プロジェクション) 
シグがこの部屋に施した仕掛けで、彼が過去の「記憶の再現」に使っているシステム。
使用者が『旅人』であれば、その過去の力の一端を再現する事が可能。
逆に使用者がこの世界の種族であれば、己の信念等に基づいた『能力』を行使可能。
但しシステム自体の出力に限度がある為、余りに大規模だったり超越的な能力(世界を滅ぼす等)は再現不可能となる。
(要はキャラクター設定に基づいた任意の能力を、例えスキルとして習得してなくても使用可能になります。
解禁はゲーム開始より3ターン後。持続時間も、最初の使用から3ターンとなります)

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