ふむ…どうやら此所の森にも人を引き寄せる何かがあるらしいなァ。ペリ子の時もそうだった。
やけに奴らが騒めいてると思えば、また御客さんだ。(季節も冬となり、枯木の枝が風で揺れ擦れるーーやけに木々が騒めく日だった。そんな日にやって来たのは華奢で可愛らしい女性。)

此方のお嬢様はレスト・リゾートだ。レスト、実は俺より全然歳上でなァ…びびったぜ。俺の年齢詐欺(実年齢29歳、外見年齢20代半ば)はまだ可愛いモンだった。
ようこそ、化け物達の巣窟へ。屋敷の主として歓迎しよう。

あらあらまあまあ！ご紹介してくれて嬉しいわ。
これからお屋敷でお世話になるレスト・リゾートよ、よろしくね。

街へ引っ越してきたのはいいのだけれど、気に入ったお部屋が見つからなくって。
このお屋敷は森の近くだし、静かで過ごしやすそうだと思ったの。
お部屋を貸してもらえるみたいで、おばさん助かったわ、ありがとう。

そうね…。
（少し首を傾げて）
この世界のハーモニアは、姿と年齢が離れてる子も多いのよ。
それに、ざんげちゃんが召喚した別世界から来た子…。
ええっと…ウォーカーと言ったかしら？
その子たちも、姿からは想像もつかないような年齢をした子も居ると聞いた事があるわ。
ギルドでの依頼で、そういう子達とご一緒する機会があるかもしれないわね。
だからきっと、これからはありふれた事なのよ。
（そういうと、にこりと微笑んだ）

うふふ、若い子についていけるか不安だけれど、
おばさんと仲良くしてくれると嬉しいわ、これからよろしくね。