農園と言っても終始耕してばかりでは能率も上がるまい。

時にはこうして爺やの淹れたお茶を飲みながら仲間同士で語らう時間も必要であろう。

ふふん、僕は知っているぞ。こういうのを巷では「茶をシバく」と言うのだろう？

さあ、大いに語り明かそうではないか。

待つ時間も、それはそれで楽しかったよ。のんびり空を眺めるのも、案外悪くないさ。
（服の裾を軽く払いながら立ち上がって）
ヴィルヘルムと言うよ。
君やメニア君の様な特別な力や後ろ盾は何も持たない一般市民……一般精霊？だけど
人手不足よりはまだマシと言う事で一つ、よろしくね。
あとはー……ええと、特権階級の人に対する礼儀だとかはさっぱりだから、失礼だったらごめんね？