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薬屋『ドクダミ』
レンジーだな。ローレットも人数多いからなぁ。
だがもし一緒になった時は、こちらこそよろしく頼むよ。
(さて、と購入した品を仕舞い込むと)――うん、ではまた。
薬が減ったか、まぁ他の用事があっても無くても来るかもしれないが、その時に。
(ひらりと手を振ると店を後に、町並みの向こうへと消えていった)
だがもし一緒になった時は、こちらこそよろしく頼むよ。
(さて、と購入した品を仕舞い込むと)――うん、ではまた。
薬が減ったか、まぁ他の用事があっても無くても来るかもしれないが、その時に。
(ひらりと手を振ると店を後に、町並みの向こうへと消えていった)
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薬屋ドクダミは、店主も居候も寒さに苦手なものだから、あたたかな室内でゆっくりと怠惰にすごしていたのだった。
「そういえば、店の在庫が大分とピンチになってきてるんだよね」
思い出したように、ぽつりと店主レンジーが漏らす。
そういわれてみると確かに、いつもなら溢れるくらいの薬屋薬草で埋まっていた陳列棚が、今ではほとんどスカスカになってしまっている。
特徴的な紫と青色が織り交ざった髪の上から、ぽりぽりと頭をかく、レンジー。
「まぁ、本当に必要なものは残っているから、慌てる必要はないのだけれど……また少しずつ採集と調合をしていかないといけないね」
苦笑いをしながらそう言うと、店内をゆっくりと歩いていく。
「さて、今日も店を開ける時間だよ! 準備は……まぁ、あってないようなものだけれど……いいかな?」