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薬屋『ドクダミ』
やあ、いらっしゃい!
薬屋ドクダミは、なんとこんな状態でも開店営業中だよ!
わたしの不甲斐なさをお客さんに見られるのは恥ずかしいけれど、仕方ないね!
冬が寒いのが悪いんだよ!
さて、君の注文は持ち歩きの外傷治療セットというところだね!
それであれば、まずは粉末傷薬。これは使うときに少量の水で練って使うものだよ。そして、消毒液と包帯1ロールといったところかな。
ちょうどよいサイズの袋はあるかな? なかったら、この麻の小袋もつけよう。
(カウンターの内側から出して並べる)
薬屋ドクダミは、なんとこんな状態でも開店営業中だよ!
わたしの不甲斐なさをお客さんに見られるのは恥ずかしいけれど、仕方ないね!
冬が寒いのが悪いんだよ!
さて、君の注文は持ち歩きの外傷治療セットというところだね!
それであれば、まずは粉末傷薬。これは使うときに少量の水で練って使うものだよ。そして、消毒液と包帯1ロールといったところかな。
ちょうどよいサイズの袋はあるかな? なかったら、この麻の小袋もつけよう。
(カウンターの内側から出して並べる)
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薬屋ドクダミは、店主も居候も寒さに苦手なものだから、あたたかな室内でゆっくりと怠惰にすごしていたのだった。
「そういえば、店の在庫が大分とピンチになってきてるんだよね」
思い出したように、ぽつりと店主レンジーが漏らす。
そういわれてみると確かに、いつもなら溢れるくらいの薬屋薬草で埋まっていた陳列棚が、今ではほとんどスカスカになってしまっている。
特徴的な紫と青色が織り交ざった髪の上から、ぽりぽりと頭をかく、レンジー。
「まぁ、本当に必要なものは残っているから、慌てる必要はないのだけれど……また少しずつ採集と調合をしていかないといけないね」
苦笑いをしながらそう言うと、店内をゆっくりと歩いていく。
「さて、今日も店を開ける時間だよ! 準備は……まぁ、あってないようなものだけれど……いいかな?」