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ラジオ屋

ラジオ屋 -2MHz


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『内臓が軋むような夜でした。無風で無音で、雲のない夜空に月だけがぽっかりと穴をあけていました。そこから怖いものが覗くのだと、皆知っていました。ほら、花が開くように、縦長の目が開いた。』
『し し し し し
  息を吸う 吸う 吸う 吸う 吸う 吸う 吸う 吸う 吸う』
『ラジオ体操百七十八番! 小さく足首第五を回転させて空気摩擦を生む運動!』
『ふっふー、ゆっちゃんったらそしたらヴェリゴ食べに行こー、なんて言うんだよお。そういうふっつーのこと言ってくれるのがやっぱいっちゃんいいよねえ。気取った感じもたまにはいいんだけどさ、身に馴染むのはそういう日常慣れ親しんでるものだから。ここで「ベルビアはどう?」なんて言われたら逆にしらけちゃうってもんだよ。その辺を理解して欲しいってのはわがままなのかなあ。いやいや、自然とできてる人がいるんだから無理ってことはないとワタクシ思うんだけどね。こういうのも才能なのかなあ。でもそれで才能だからって諦めちゃもったいないじゃない? 努力はして欲しいし、こっちも気付いたら褒めないと。褒めるだとちょっと違うかな、そうしてくれてありがとーって感謝の気持ちは大事だよね。もっと素直に感謝してかないとなあって思うんだけど、こっちはこっちで難しいんんだよねえ。あー、うまくいかない』
『(椅子がカタカタと小刻みに揺れるような音がする)』
『淡い色のお花が咲いていました。
 鮮やかな色のお魚が泳いでいました。
 そこはとても美しい場所でした。
 私以外は。』
『今日はさ、カカオの入っていないホワイトチョコという存在について語りたいんだけど』
『ええー。面倒くさそうな気配を察知したのでオオアリクイとマングースを炎の円の中に閉じ込めて戦わせるファイヤーマッチしたらどっちが勝つか考えませんか?』
『なんでそんな色んな方面に面倒くさそうな話題を振るの?』
『でん どん でんどん  でんどんでん  どん  どん   どん』
『本が腐りました』『腐敗致しました』『故に世界は腐りました』『滴る腐汁は川となり海となり』『世界はやがて腐り果てました』
『どうして開かないんだ。何で誰も答えないんだ。頼むから誰か返事をしてくれ。誰かここを開けてくれ。暗いんだ。音がしないんだ。何も聞こえないんだ。何も見えないんだ。頼むから誰か返事をしてくれ。こんな暗い地面の底で、一人で死にたくない。頼むから。誰か。』
『今日の夕飯はカレーです! 明日の朝もです! 明日の昼はカレーです!』
ところでおれはカレーを作ったことがないので分からないのですが、世間の人はそこまでカレーを大量生産するのが常なのでしょうか
『あなたの知らない世界』『大量に存在するカレーという概念』
お邪魔します!!こちらに、あっ、いらっしゃった、こんにちは!
『おや』『堕天使君』『らっしゃーせー』
『こんにちは!』『こんばんは……』『或いはごきげんよう』
ようこそラジオ屋へ
ああ!きみに会いたくて、来てしまった!
なんだか、ラジオずっと鳴っているんだな。どこから音が聞こえるのだろう
『其れは嬉しいことを仰ってくださいました』
『特典は!』『特に御座いません』
ラジオはずっと鳴りますね
ラジオ屋なので
『ラジオ受信機が音を奏でるのさ』『比喩的に』
『脳が蕩けるまで』『お楽しみくださいな!』
『周囲は満目蕭条としていて、如何にも人は居ないように思えました。実際、人が居たとしても其の人は何か疚しいことを抱いているか、或いは追剥山賊の類かと疑わねばならないような状況であったことは間違いないでしょう』
ああ!特典はなくてもほら、押しかけたのは俺だからむしろ俺からなにかするべきだったというか!お菓子ならもってきた、ケーキ!ふたり分しかないけど、いい?
おう!脳が蕩けるまで、楽しむ!、ええ!?とろけたらだめだ!!
え!?ひとがいない!!?一体何の話だ、きみ(ラジオに向きながら)
いろんな話がまざっているな、いろいろ垂れ流しなのはよくわかった!えっとどのラジオから話を聞いたほうがいいのだろうか!
『まあ、全くそんなお気遣いはなさらないで! 元気な顔を見せてくれれば十分よ』
『朝は来るだろうね』『夜も来るね』『世界はそういうものみたいだ』
おれとルシフェルの二人ですから大丈夫かと
『ラジオ放送は電波を使い不特定多数と音声の送受信をするものです』
『つまりこの放送は』『君の』『僕の』おれの『私の』誰かに向けたものではない
『本来は』『でもここでは』
おれがラジオ屋なので都合のいい感じに放送が切り替わってるだけです
ラジオのない世界のご出身なのですね
ふ、ふたりだったか!滅茶苦茶会話できるのは、あえて気にしない方がいいのか、ええい気になるわ!!
混ざってるし!!ズットッドの声ラジオと混ざっているし!!

せやなあ、ラジオはなかった。でも人間が住む世界にはあったぞ!
でも都合よく放送が切り替わったかというとそうでもないような…!
キミはラジオと交信できるんだな!
お気になさらず、ラジオ屋ですから
気になるならば一応おれだけでも喋れますけれども
『でもね……時々忘れちゃうんだ……』『声帯が怠慢でね』

『おや、君はヒトの形をしているのに』『人間じゃないって言うの?』
ラジオ屋ですからね。そういうものです。おれは
『電波が来ない時は』『受信(ザザザッ)器官を伸ばせばいいんだ』
『ご連絡は今日のチチチチるまで受け付けております』『ご連絡はー、ハンズサインどぉどぉどぉまで!』
『本日未明 雪の降る■■■ 山   で ガス中毒により 深夜の住宅街が騒然と  2899名が   死亡しました。  次のニュースに参ります。』
いや!大丈夫、心なしかラジオを聞いているのも楽しくなってきたのだ!
なんというか、二人なんだけど大勢いるような気もしてきているのだ!!

2899名!!!?やばくね!!!!??? 次のニュースいくなあ!まてえ!
テレビ屋のように『映像まではカバーしておりません』『が』
『耳からの情報というものも、とても大事なのです』
そうですね。賑やかなのがお好きですか
『今日もどこかで人が死んでる』『よくあるよくある』
『夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見たという夢を見た現実のお話』
『(ぽーーーーーーーーーーーという音が鳴り続けている)』
『いつしか夜明けの終わりから笑みに似た飴玉の揺れが起きて鋏による縞の火が』
『さて、今日のお料理です。この刻んだ玉ねぎと人参とピーマンを御覧ください』
『わあ、たくさんですね!』
『これは使いません』
『使わない』
『冷凍にでもしといてください。なんかに使えるでしょう』
『では本日の食材は』
『お前だ』
『チッ  チッ  チッ  チッ  チッ  チッ  チッ  チッ  チッ  チ』
『お父様は言いました。お眠りなさい、私達のお嬢さん。怖い夢を見ることもなく。お母様は言いました。お眠りなさい、私達の可愛い子。夢の中でお友達が待っているわ。』
『窓ガラスには子供のような大きさの血の手形がべったりと張り付き、床の板目には黒くなった何かの液体が染み込んでいる。階段は踏む度にぎしぎしと鳴り、扉は蝶番がおかしいのか開閉の度にか細い悲鳴に似た甲高い音を立てた。カーテンは窓を開けてもいないのに翻り、時々なかった筈の場所に廊下が現れる。進んだことはないが、もし進んでしまったらどうなるのだろうか。その廊下の先には何かが立っていることもある。頭だけが大きい、人型の何か。子供向けの人形のような形状だが、左右に揺れてこちらを待っているようなのだ。雷鳴が轟く夜になれば、稲光に合わせてカーテンに首を吊って揺れる影が現れる。段々とこちらを向いているような気がするが、今の所完全にこちらを向く前に雷が止んでいるので何も起きてはいない。この家には何も謂れはなく、前に住んでいた家族は仕事の都合で引っ越しただけで何も起きてはいなかったらしい。私の妻はこの家を見た時にこう言った。「まあ、なんて素敵なお家かしら!」  ――私の目にだけこの家はおかしく見えているのだろうか。だとしたら何故』
『小指と小指を結んでください。そう。上手ですね。蝶々みたい』
『肉色の瓶が其処に在ります。銀色のチューブも。青い布は黒鼠を走らせて、偏光色の』
『(細いもので土を掻くような音が一定のリズムで鳴り続けている)』
『どうしたのですか
 どうしましたか
 どうかしたのですか
 どうしてしまったのですか
 どうして
 どうして
 どうして
 どうしたのですか
 どうかしましたか
 どうしてしまったのですか
 あなたは』
『夏も近付く』『千夜一夜』 なんか違いますね
『そういえば茶屋ってあったっけ』『なかったでしょうか……』
茶葉を売る店はあったようななかったような気が
『滅多に行かなかったですしね……』『飲む方はあった ような』
『世界にそれは二つありました。二つしかないという者もいましたし、二つもあるという者もいました。でも実際は、世界に一つだけでした。二つもいりませんでした。』

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