他と変わらぬ来客宿泊用の小さな個室だったはずだ。
それが今では壁に遮音材が追加で貼られ、窓に格子が嵌まっている。
トドメとばかりに室内の要所の錠には罠まで仕掛けてあった。
他にも何かあるのかもしれないが……。

ベッド・机・電子端末・本棚以外といったもの以外には、
応接用の一人がけソファ二つとコーヒーテーブルがある。

部屋の主の特性上、生き物が住んでいる匂いに酷く欠けていた。
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（※悪い人向け：
目標値100＜1d100＋テクニック×10で鍵をこじ開けられます。
貴方がとても器用な場合、判定無しで十分でしょう。
中身は大抵銃器や弾薬の類ですが、たまにガラクタもあります。
失敗した場合、生身であれば指がかなり深く切れる程度のダメージが発生します）

まあ、俺の周りに危害加えなきゃな。精々金稼ぎに利用するくらいか…偶に見ていて反吐が出ることもあるけど…
（正義面したいわけでも悪行を働きたい訳でもない。ただ単に見ていて気分が良いものではないと言うだけの仕事相手感覚だ。其れについては傭兵に所属していて慣れた。）

……？（何かよくわからんなぁって顔）
別に牛を食わなきゃ腹が膨れない訳じゃねえし、食えたら嬉しいくらいだが…

俺としては美味い肉は他にもあるから別に牛を、ってのはねえな。牛の価値は食物としての物かな。
アル見たく話するわけでもねぇし、仕事をする訳でもねえし。あと食えなきゃ…わかりやすく言うと仕事できない人間と同じで無価値。寧ろなんの役にも立たない上に場所を取るお荷物だぞ。

まあペットとして飼ってるなら癒やし提供してくれたりって意味で食わなくてもいいんだろうが。あれだ、人で言うとそこに居たら和むマスコット的な。
（仕事ができなくても居ればいいやつ居るだろ？って暗にここの所長をさした言い方。）