デスクとソファー、簡素なベッドのある部屋。

デスクの上には情報収集用に練達から取り寄せたジャンク品から組み立てたパソコンが。
どうやら情報系列への観覧には使える様子。（今後機能がグレードアップする可能性あり）

ちなみに、手芸用品はクローゼットの中に綺麗に整頓されている。
（暗器系は分かり難い所にしまい込んで居る様子）

あぁ、そゆこと。……目の前で父さんと母さんの首が飛んで、訳が分からない状態で…何もできないまま連れて行かれた。住んでたところ、鉄帝と天義の国境辺りでさ…そこから天義に。３年くらいあそこの国の教えを滾々と聞かされて、働かされた。
頭から両親の死に際が離れねえし、それまでの思いでも薄れねえし…俺、染まらなくてさ。憎くて、憎くて…憎くて…
(グラスがｶﾀｶﾀと音を立てるくらい握りしめるが表情は変わらず)
ん、それに何もわからなくなったらアンタの話も聞けないし…

……んじゃやめとく。そん時の事、全部思い出さねえといけねえから俺が辛いし。その後に震えてるとことか見られたくねえ

なにって言われても…何も知らないから何聞いていいか…。…あー、じゃあ…なんで毛繕いしねえの？もしくは、させねえの？