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ポテチ

水車小屋

シズオカ畑の水路沿いに新しく建てられた木製の水車小屋
オコメのセイマイを始め、水の力で色々やってくれる凄い場所
実はこれ、ある一人の旅人が全部一人で作ってる
彼に、彼女に感謝して、ゆっくり回る水車と、水車が作り出す音と動力を眺めるのもいいかもしれない

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水車小屋を作ってくれるのはリュスラス君
場所は確保したから好きに作ってねー?
※リュスラス君が作成中は使えません。完成したら動きます
※作業の見学は一声かけて、邪魔をしないようにね
水車自体のモノは出来ているからな。あとは連動と小屋だな。小屋からやるか。
本職ではないので、建物自体は我が家水準か。
籾摺り器:石臼のような木臼。
精米器:筒状。かき混ぜ用の横棒が中で回る
どっちも水車の回転を動力とする

仕組み
大きな漏斗のような所に、籾殻つきの米をザザーっと入れると、まず米は籾摺り器に入る。
籾摺り器は、木臼の回転で籾を外す。
籾は外側に弾かれ、傾斜と比重差で米は中央に向かい、穴に落ちて次の精米器に行く。
精米器は、ひたすらかき混ぜることで、米同士を摺り合わせて糠を取る。
糠は下に落ちる。出なくなったら精米完了。
精米器にも少し傾斜つけてて、側面にあるドアをパカっと開けて、流れ出てくる白米を回収。
水車から動力を引き出す歯車は、卑鉱石材を使う。

卑鉱石材とは、全体的に黄色でダイヤモンド質な光沢を放つ半合金石材である。
無重力を再現する閉鎖回転炉でのみ作れる。
現在は、灰重石、チタン鉱石、炭素による混沌のスープである。不純物が多いため石質だが、剛性も靱性も優れる。
純度を高くすると斬ることに必要不可欠な、「ミクロのノコギリ」が減り、綺麗すぎて刃物に向かない素材になってしまうようだ。
能書きここまで。手を動かすべし。
(連動部品、籾摺り器、精米器は個々で作ったため、水車に連動させるだけであっさり完了した)
(あとは雨風を凌げる小屋部分のみである。本職の大工ではないので、石で土台を作り、木の壁を作り、屋根に枠をつけて、茅葺を設置して終わりになるようだ)
穴を掘って、石で土台を作る。
金属が苦手なので、木、石、骨を中心に、初期装備をつくっていた経験がここで活きている。
石の切り出しは、オラボナ=ヒールド=テゴス(p3p000569)から借りた彫刻道具だ。

土台に杭を打ち、竹で作った水平器で、水平を算出して印をつける。
水平の印をベースに床板をはる。
壁には大雑把に丸太を使う。隙間は粘土で適当に埋める。
水車から原動力を伝える丸太部分を引き込む。

残るは屋根だ。
(邪魔しないように外から眺めて)
凄いねー
思ってたより本格的だよー
大八車で大量のススキを運んでくる。これが草葺屋根の正体である。

茅葺き屋根を考えたのは、秋という季節に丁度良いためだった。
東洋瓦、西洋瓦を造る手間暇がたいへん辛いという手抜きも良いところだが、本格的な大工ではないので、これが限界である。
建物より少し広めに竹材を組んで、四角の枠をつくる。
そこから屋根状に縦横斜めへに枠を増やしていく。天辺にいくほど狭く。
ススキを束ねたものを用意。竹枠の屋根に縛り付けていく。
本当は足場を用意して、竹枠を設置してからススキを縛り付けるが、腕力でどうとでもなると高を括っていた!
屋根が完成。これをポーイっと家屋の上にのせる。腕力だ。

仕上げは、中から何かを燃やしまくって、天井を燻すこと!!
精米装置類は外に出しておく。
火事にならない程度に、ファイヤー! 自称、焚火のエルフ!ファイヤー大好き!

「やあポテチ。ちょっとけむくなるよ。風上に行ったほうがいい」
はーい(素直に風上に移動して見上げている)
 燻し終わった!
 屋内の土間に相当する部分で、盛大に木くずや薪を屋内で燃やした結果、天井の竹がほんのり煤けた。
 少し時間をおいた結果、焦げ臭さも消えている。
「あとは装置を再度組み込んで……」
 籾外し器や精米器を組み込み、水車と連動させる。
「よしポテチ。水車小屋が完成した。この楔を引っこ抜けば、水車が稼働するぞ! さあ、これはポテチがやるんだ!」
 水車の回転を止めている楔を引き抜くべし、と促した。
籾殻は土の再生に使える。
糠は漬け物に使える。

揚水機能は特につけていないが、水のくみ上げが必要な時に追加しよう。
それをつけても、まだ原動力が余るので、そのうち杵と臼でも追加するか。
自動で杵が臼を叩くやつ。

自動で餅つきしたり、小麦を砕いて製粉したり、薬草を潰したり、皮をなめしたり、かなり色々できるはず。
木炭、硫黄、硝石を粉にして混ぜると黒色火薬になるが、発火したら大爆発を起こすので、火薬だけは注意がいる。
完成したんだねーおめでとー(ぱちぱちと拍手)
って僕が抜くの……?
え、えっと……わかったよー
えい(ぐい!と楔を引き抜いた)
それはもう、ここはポテチの場所だからな。

(水流で少しずつ動き始める。やがてのんびりと音を立てながら水車が回り出した。
 同時に、屋内の連動した精米器もごとごとごりごりと回り始める)

使い方は、脱穀した籾殻つきの米を、籾外し器にそのままざばーっと入れれば良いよ。
隣の精米器まで自動で行って、白い米になって引き出しから出てくるはずだ。

糠が落ちる引き出しはここ。糠漬け作ったり、畑に撒いて土を復活させてもいい。
籾殻も焼いて畑に混ぜれば、肥料になるし、微生物菌の住処になるからね。
わぁ……
凄いねぇ……
(動く様子を見ながら説明を聞いて)
ねぇ、早速試してみても良いかなぁ?
(一袋持って来てわくわく)
ああ、試してみると良い。一回我が家でつくっているので、この感じなら、まず問題無い。
糠や籾殻の回収はこまめにやると良い。ぎしぎし変な音が歯車から聞えてきたら油をさしたりだな。
じゃぁ早速ー
(ざーと米を入れていく。精米を待つ間に)
ふむふむ……(ポーチからメモ帳取り出してめもめも)
油って何用が良いとかあるのー?
工業油って何でできているんだろうかな。
とりあえず、ぬるぬるしていれば潤滑油になるから、ヒマシ油とかでも良いと思う。
ヒマシ油だねー
分かったよー、探してみるー
(引き出し見て)
あ、精米出来て来たかなー
 藁を編んで作った筒のようなものをセットして、機器の小窓を開けるた。
 白い粒が滑り台を転げ落ちるようにざらざらと下っていく。ポテトが注いだ玄米に対して、藁を編んで作った筒は大きめ。まだまだ入りそうだ。

ん、問題無く精米されているな。
調整で玄米も出せるようにすると良いかもしれないが、そのうちかな。
……まだ入りそうだねー
ちょっと取って来るー(倉庫から玄米を持って来て追加した)

こんな簡単精米できるなんて凄いねぇ
(筒いっぱいになったのを見て、口を閉じて差出)
はい、これ良かったらどうぞだよー
水車のお礼には全然届かないけど、また今度リュスラス君が喜びそうな物持って行くよー

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