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魔士旅団『夢の跡』

【中庭】

クロスのかかった猫足のラウンドテーブルに、椅子が4脚置かれた小さな中庭。

大人数が屯するには狭いけれど、数人がお茶をするには十分な場所。

今日も、ひとりの妖精が優雅に紅茶を嗜んでいる。


(誰でも発言できる場所です。どうぞお気軽に。)

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当然だわ。アナタは私の孫になってくれたのだもの。
(ごく当たり前なトーンで告げて)

帰りたくないと、そう思う心もアナタらしさであると思うわ。
ヒトの一生は短い。私はそれをよく知っている。
……どれだけ尽くして生きても、生あるものは悔恨を残すわ。だからこそ、楽しい時を享受すべきよ。
滅びを回避するために、私たちが召喚ばれたのだから。

………はて、赤……?
(己の服を思い返す。)
………大変だわ。私は白を身に着けてしまったのよ。なんてこと。サンタ失格だわ。
(頬に手を当てて、淡々とした声音で告げたもののショックを受けているらしい。舞う光の蝶が減った。)

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