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町外れの古アパート

【ヴィルヘルムの部屋:105号室】

"Wilhelm"と書かれた飾り気のないシンプルなプレートのかけられた部屋だ。
鍵が掛かっていないのか、扉は簡単に開く事だろう。

小さな文机とシングルサイズのベッド、数冊の本がある以外には何もない。
ただただフローリングが広がるだけの、空虚な部屋だ。
部屋の主の心を、反映しているかのように。


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主にRP。
鍵(入室制限)はありませんので、何かありましたらご自由に入室ください。

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……ふふふ、ありがとう。
そのままの私を肯定してくれる事も、そんな私と仲良くなろうとしてくれる事も、すごく嬉しいよ。
…‥今みたいに君を困惑させてしまう事もあるだろうけど、仲良くしてくれたら嬉しいな。
(じわじわと朱に染まっていく頬を見て苦笑しながら、それでも楽しそうに微笑みかけた)

手が冷たい人は心が温かい、か……そんな話があるんだね。
じゃあ仮に体温がころころ変わる人がいたら、それはつまり──……

(部屋の管理人と住民とで行われた真夜中の小さなお茶会は、静かに密かに続いてゆく。
 茶会の終わりを告げるかの様に空が白み始めるまで、あと──……)

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