ギルドショップ
Wiegenlied
Puppenküche
『ひそひそ』『くすくす』
『”にんげん”だわ』『ほんとう!”にんげん”だわ』
『ねえ、にんげんは、たからものとおかねを交換こするんですって』
『ふうん。でも、”おかね”ってなにかしら?』
『エーリカが言っていたわ。銅貨が2枚で、キャンディが』
『銅貨が1枚で、ふわふわの雲みたいなマシュマロが!』
『ほんとう?』『それって。すてき、すてき!』
『ねえ、わたしたちも。”おみせやさん”ができるかしら?』
『きいてみましょう』『きいてみましょう!』
『エーリカに』『おおかみに!』
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レガド・イルシオン郊外のちいさなおうち。
その、窓辺。
びろうどの布が敷かれたその上に、色鮮やかな花にひかりもの。
精霊たちの『たからもの』が並んでいる。
あなたが家の前を横切ったなら。
幾つも浮かぶちいさなひかりが、『おいで、おいで』と囁くだろう。
ねえ、みちゆくそこのあなた。
もしも目を惹く、あなたのこころを震わすものがあったならば。
精霊たちの『おままごと』に。
一寸、付き合ってみては如何だろうか?
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