青色に輝く洞窟。所々水没しており、その区間は広く長く深い。
水中は幻想的な迷路となっている。海と繋がっているのか、少し塩辛い。
地上からの入り口は意外に多く、突然冒険者と遭遇する事も。


【干渉可能な冒険場です】
【事前打ち合わせ無しのアドリブで、援助や共闘をどうぞ】

【陸場もあれば水場もある洞窟です】
【長い距離を潜らなければならない場所もあり、海種以外は道具や工夫がなければ厳しいかも】
【ピンチの人を助けてあげると喜ばれるかもしれません】

【一人で溺れたり力尽きた時は保養所に強制送還
（ギブアップの旨を表記し離脱をお願いします）】
【怪我は保養所でしっかり治しましょう】

……。
（入口の一つから入って暫く進んだ先で、陸地がなくなった）
……仕方ないねぇ。
（諦めた様にため息をつくと、水に足を踏み入れた。深くなっていく中暫く進むと、何かに水中に引っ張られた）
っ！
（長い髪が水に揺れて視界を塞ぐ。だが焦ってはいない）
……。
（軽くねめつけるように自身を引っ張りこんだ相手を、楽し気に笑うウンディーネを見る）
「変わった子ね」
「どこから来たの？」
（美しい女性の姿をした水精霊たちが次々に声をかけて来る。珍しい同胞に興味があるのか、楽しそうに髪を引っ張り、頬を撫でる）
……あまり長時間水中では活動できないので、水面に上がらせて貰っても？
（土汚れが水で、撫でられ落ちて本来の姿を取り戻す）
「こっちの方が素敵」
「本当ね」
「でも水精霊じゃないから消えたら困るわ」
「こっちへおいで」
（口々に言うウンディーネに連れて行かれた先は、先ほどとは違う場所）