その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
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初詣の相談場所よ。
お誘いした方以外の書き込みはご遠慮願うわね。

我(わたし)はいいのよ。

むぅ…ダメです…

あら、ダメなの？

今回は…お互い様…ということで…

仕方ないわねぇ。
じゃぁ膝枕ね。

ふふっ…分かりました……どうぞ…

むふー。
くるしゅうーない(ゆみの膝に転がり寝る)

よしよし…(あやすように)

む。
子供扱いしてないかしら？

してない…ですよ…？ふふふっ…

そう？
ならいいけれども。

はい…大丈夫ですよ…(よしよし)

むふー。

ご満足…いただけましたか…？

うみゅ
そのまま耳掃除してくれても良いのよ？

お耳掃除……ですか…？

そう。
普段は使い魔にやらせるのだけれどね。

私で…大丈夫ですか…？
初めて…ですけれど…

あらそうなの？
まぁ、難しいものでなし。
大丈夫じゃない？

じ、自分の…耳でも…少し怖いのに…ひ、他人様の…耳は…もっと怖いです…
で、できる…でしょうか…

所詮我(わたし)のそれは本物じゃないから大丈夫大丈夫。

もう……とは言えども…ですよ…

何が不安なのよ？

耳の中を…傷つけて…しまわないかが…

大丈夫よ。
傷つかないわ。
そう簡単にはね？

……ふぇえ……
つかれたー。

お疲れ…ですか…？
何か…お飲み物でも…

うみゅー。
お願いしようかしらぁ。

はい……(キッチンへ)
何か…大変な…ことでも…ありましたか…？

んー……。
昨日、サマーフェスティバルあったじゃない？

あっ…そう…ですね…
その関係…ですか…？(トポトポとコンポタをコップに注ぎ)

うむー……慣れない事をしたのだわ。
(肩をポキポキ)

あら…そうなんですね…
では…はい……お疲れ様…です…(コップに注がれたあつあつのコンポタ)

ありがとー。
(受け取って一口)
んー、美味しい。
でも夏なのにあつあつのコンポタなのねぇ。ゆみらしいけれども。

あっ…す、すみません…
し、室内…ですし…だ、大丈夫かな…と…思いまして…

ううん。問題ないわ。
むしろ冷房の中ではこれで丁度良いもの。
(また一口してから)
ゆみも大会積極的に動いてたみたいね？

そ、そうですね…お目汚しに…なってしまった…かも…しれませんが…
せっかく…お店の方が…時間を…かけて…選んで…くださいましたので…
少しでも…いい水着だと…宣伝できれば…と…思って…

ほうほう。
それは良い心掛けね。

以前のゆみからは出なかった言葉だもの。

そ、そう…ですか…？

うむ。
そうなのだわ。

ゆみが積極的になって我(わたし)も嬉しい限りね。

せ、積極的…という…ほどでは…

そう？
大会参加は積極的だとは思うけれども？

それは…お店のために…

お店のためだとしてもよ。

まぁ、少し心配しちゃうところはあったけれども。

えっ…？心配…ですか…？

水着のゆみを変な男が襲わないかよ。

そ、そんなこと…！ありえません…！

あらそうなの？
因みに一番襲われやすいのは、自分が襲われないと思ってる女子よ？

私は…誰の…眼中にも…入りませんので…
それに…水着自体の…良さはあれど…私自身には…誘われる…魅力なんて…皆無ですから…

ほうほう。
では、今のゆみは襲い放題ね？

な、なんで…ですか…！？