PandoraPartyProject

ギルドスレッド

劍爛舞刀~華麗なる闘技の園~

応接室-4

その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。

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・・・・・・。
ほぅ? ちょこっとだけだけれども気になるわね?
どんなジャンルがあるのかしら?
姫騎士は、カッコいいわ? でもそれだけじゃないのかしら。

・・・・・・まずは絵師様が窓を開けないとねぇ。
20cmぐらいなら成長期数年で伸びる範疇。私は伸びなかったけど。

出生を聞く限り、レジーナは身体の成長とか望みにくそうだけど……
詰める?
元いた世界とかだと、そういう技術も有りそうだね。流石に兵器転用も無いだろうし。

結果が出るまで全ては五分五分ぐらいの気持ちで生きてる。
……や、私はちょっと知らないかな。
別に気にする必要も無い事だよきっと。
憧れは尊いまま永久保存するべき。そうすべき。
窓はいかんともしがたい。
今は海洋のコンテストとかでみんな忙しそうだし。
レジーナはあれ参加するの?
伸びなかったのね。
結局。

詰める?
もしかして整形外科手術のことかしら?
んー、幽霊に外科も何もあったものでもないけれど。
兵器転用というか……工作技術に使えるわよね。スパイとか。

つまり何もわかってないわよね。それ。
ふむふむ。
本当に知らない?
永久保存とか、何か思わせ振りな口調だけれども。
まぁ、慌てるミニュイが見れたからそれに免じて追及はしないであげましょう。
伸びてこれな訳無いからね。
18歳(加齢のあれで表示の上では17歳)ってまだ望み有るかな。

ゆう……れい?
え、レジーナって幽霊なの?
くっきりはっきり実体有ると思ってたんだけど。

そうだよ。
どれだけ蓋然性が高くとも、なんだって不測の事態は起こり得る訳だし。
期待を裏切られたり予想が外れたりすると、予定とか心の調子とか狂っちゃうから、全ては五分五分と思って凪いだ心を維持するんだよ。

(まあ、実際にレジーナが姫騎士になったら、誰かが教えるだろうなという顔)

意外と催し物好き?
それはそうと、7月中旬を楽しみにしておくね。

お互い無事に山場を超えられたようで何より。
改めてラサに行く予定があれば、ご一緒しよう。
捨てなければ望みはあるわ。
まぁ……男のそれと比べると女の成長期は終わっているかもだけれども。
伸びないわけではないしね。


あら。言ってなかったかしら?
この身はアストラルで形成された霊体よ。
触れられはするけれど、触れられるだけ。我(わたし)の本質は無尽の武具の方だもの。

……なるほどね。
なんだか、達観しているというか、ある意味諦観しているというか。
もしかしてミニュイって、元々は苛烈な気性だったりするの?

?? 何か言いたそうな顔ね?
いべんとは大好きよ?
この身に余裕があればどんどん参加したいもの。
なんとか、戻ってこれたわね。
幸運によるものが大きいけれども勝ちは勝ち。
こうして生きて帰ってこれたことに変わりはないわ。

ふふふ。そうね。
これで気兼ねすることはなくなったかしら?
その時はよろしくね。
お互い伸びると良いね。

あすとらる?(首かしげ)
幽霊なら、ふよふよ浮いてるのも道理かも。

貞淑な乙女だったよ。嘘じゃないよ。
……根っこの方までは分からないけど。言われてみると、実は苛烈だったのかも?

(口笛を吹く)

なんだか意外。
私はイベントとかどうも苦手。何して良いか分からなくなってフリーズする。
楽しみ方を心得ているのは羨ましいかも。

うん、よろしく。
我(わたし)の場合はまず、成長した我(わたし)と言うものがイメージできなければ厳しいものがあったり……。・・・・・・IF存在。
アストラル、もしくはアストラル体。何だったかしら、とある魔術師があらわした言葉が発端だったかしらね?
なんでも超能力を発揮する元とか何とか。
まぁ我(わたし)も実は詳しくは知らないのだけれども。つまりは、感情や感覚を司る部分ってことね。ミニュイの体の中にも存在するはずだわ。
ミニュイはお化けとか怖くない方?

ふむふむ貞淑な乙女。
・・・・・・。・・・・・・(ミニュイの姿を上から下まで観察して)
貞淑?
ミニュイの攻撃方法とかを見ると結構苛烈な気がするのよね。
なんだか、戦いを求めてる感じ・・・・・・いえ、こう言ったら失礼かしら。
口笛で誤魔化すなっ?

あら、そうなの?
なら何かイベントとかあったらフリーズしているミニュイを捕まえて振り回そうかしら?
成長したレジーナ……。
身体の方は良い感じに縮尺を調整するとして、他は髪を下ろすとかドレスのフリルと色が大人しくなるとか?

私の中にも?
超能力なんか使えた事は無いけど。
アンデッドは別に怖くないよ。でも私個人と宿縁の有る幽霊が現れたら、その時は分からないかもね。

ちゃんと過去形で言ったよ。
昔は髪もちゃんと梳かしてたし、服も化粧も。過ぎた話だけど。
自覚は無いけど、外からそう見えるのなら、そうなのかな。
別に戦うのが好きなつもりは無いんだけど。何時かに失敗したくないって気持ちのせいかもね。出来るだけ仕事には淡白でいたいと思ってはいるんだよ。
真相は、姫騎士レジーナが誕生したその時に。

えーと、お手柔らかに?
やるとしたらそんな感じになるのかしら?
髪を下ろす・・・・・・ドレスは黒で、頭にはケープとか被って・・・・・・。
・・・・・・黒の女王?
超能力はなくとも、感情はあるでしょう?
アストラルは肉の容器から直接刺激を受信するエネルギー体とも言われているわ。
・・・・・・ミニュイと?
気にはなるけれど・・・・・・そこは触れない方がいいかしら?
ごめんなさい冗談よ。
しかし、そうするとまったく習慣が変わってしまったってことね。
(思案するようにして)
・・・・・・ミニュイは、この世界の出なのよね?

なるほど。失敗したくないと、熱が入るが故、なのかもしれないわ。
でも、仕事に対して淡白でっていうのは意外ね。
そういう心で挑んでいたのね。
なんで若干目を逸らすしぐさを・・・・・・?(しかも少し顔が赤い?)
え、本当に気になるんだけれども。
姫騎士、取得しようかしら。
ほう?
断らないと言う事はあれね。
振り回していいのね?

ふふふ?
さて、加減が出来るかしら。
黒の女王?(首かしげ)

ふむ?正直に言うと、よく分からないかも。
肉体に対するソウル的なものかな?
ああ、別に具体的に誰かを想定して言った訳じゃないんだよ。今後、私個人に報いようとする怨念の化身が現れたら、っていう「もしも」の話だね。心当たりも今のところはあまり無い。

? そうだよ。私は飛行種、スカイウェザー。
祖先に旅人が居たという話も聞いた事は無いと思う。

私達は依頼人の「手段」であって、当事者ではない。
そう割り切っておかないと、他人の諍いに、多くの場合一方に肩入れする形で首を突っ込むのは疲弊すると思う。
まあ、止めはしないよ。
どちらかというと物理型だから、いつものレジーナからは能力が少し遠ざかる気がするけど。

ダメ、ではない。うん。
でも何かを期待されても、あまり愉快な反応は返せない。
あー、いえ。
そんなイメージかなぁって。黒の女王。
悪っぽい。と言うか我(わたし)自身将来的には邪龍に身を堕とすのだけれども。
そんなところね。
と言うか、ソウルの一部?

報いる……誰か。
あら。それは危険ね(心当たりがないという言葉に)人間誰しもどこかしらで怨みを買ってしまうものだし……なにより、この仕事をしてると化けてでそうな事だらけの気もするわ。
正義の所在に関わらずね。

旅人であれば、習慣ががらりと変わることもあるかなぁって思ったのだけれども。
そう考えるんだ。
我(わたし)の場合は……肩入れとかそれ以前に興味が湧かない場合が多いのだけれども。
あぁ、でも……罪のない少女を悪趣味なオークションで売り飛ばすものとか、お嬢様のご趣味にある殿方を捕らえて凍らせるとか……それについては思うところがないでもないけど。
子供を皆殺しにするのは普通にやったけれど。
あ……物理型か。
むー。となると少しあれねぇ。
新開拓する心持ちね。
暗黒魔導が射程圏だから迷うわね。
愉快な反応かどうかは心配しないでいいわ。
我(わたし)が振り回したいからそうするのだから。
明るい未来予想図ではないね。
でも、此処にいるレジーナなら、決められた通りの将来を歩むとは限らないんじゃない?

なるほど? 分かった気がするかも?
武器の精霊とか妖精とかの理解の方が簡便かもしれないけど。

それはそうだね。誰の動機であれ、実行犯は私達な訳だし。
応報は正義とは無縁に存在するものだから。

私もそうあるべきなんだろうけど、そうまで超然とするのは只人の身には少し難しい。

ああ、付与2つと非戦1つで物理取らない方法も有るみたいだよ。その場合、信仰を蒐集して崇め奉られるレジーナになる。
それは、そうね。
カード世界とここが違う。わかってはいるけれども・・・・・・。
この身には少なくとも、そうあれかし、と願う者がいたという事には変わらないわ。
だから、そう・・・・・・そうならないかもしれないし、願い通りの結末を迎えるかもしれない。

精霊・・・・・・スピリットね。
スピリットは魂とも訳されるし、そうね。間違えではないかも。

そ。だから、時にイレギュラーズというだけで襲われるような未来も存在するかもしれない。
それは、用心した方がいいかもね。

超然としているわけでもないけれども・・・・・・。
まぁ、そこら辺のはあれかしらね。この身が肉の躰を持たないゆえの心境かもしれないけれども。
だって、自分と同じものだと考えるから、そこに情が宿るものだもの。
我(わたし)には、人と同じ心臓は持たない・・・・・・だから、そうね。
人よりも冷酷になれるのかもね。
崇められる我(わたし)・・・・・・。
イメージしにくいわね。
ふふ。
ええ。そうしてちょうだい。
しかし、その反応を見る限りでは、ええ、汝(あなた)の心配は何もないと思うのだけれどもね。
無事、というのもお祭りに変な話……いや何故か一人重傷者が出てたから変じゃないかな、帰って来れたね。
思いの外、理性が働いてた。レジーナが丸々膨らんでしまわなくて安心。
楽しかった。また行きたいかも。

ラサ観光に関しては、予想に反して鉄帝と……あの国に先に関わる事になったみたいだから、またいずれね。

それと、なんだっけ、なにかの当選おめでとう。レジーナの姿絵、楽しみにしてる。
ともかく、帰ってきたわね!
あら、ミニュイは我(わたし)をコロコロ太らせる作戦だったの?
でも、確かに沢山買ったわよね。
我(わたし)もはしゃいじゃってついつい買いすぎたのだわ。
ええ、ええ。是非行きたいのだわ。
あの排他的な国が門戸を開けるなんて意外ね。帝国は、そこまでおかしくは感じないけれども。
ミニュイは…………彼の国が、嫌い?
ありがとう。
そんなミニュイもしっかり当選してるじゃない。
そちらもおめでとうなのだわ。

さてさて、何を頼もうかしらね。
丁度ネタもいくつかあるけれど、記念に新しく考えるのもいいかもしれないし迷うのだわ。
明日には考えないと。
別に、まるまるコロコロにする作戦は無かったよ。
そうなったら面白いなと思ってただけで。

彼らの排他主義は、人じゃなくて思想・価値観に向けられているから。
価値観に適うなら、異界からの旅人でもなんでもきっと受け容れる。当然、逆もある。
うん、嫌い。

発言した後に気づいたの。びっくりした。
とっても考え中。
こらー。
こっちはおもしろくなーい。
もう、そんなこと言ってたら、ミニュイの方をコロコロにしちゃうわよー?
はっきりと言うのね。
確かに彼らのそれは度が過ぎている気もするけれど。
しかし、その中で醸成された価値観はいかんともしがたいわね。

……。…………。
我(わたし)も悩むのだわ
ちょっと遅れちゃってごめんだけど、約束の本を貸すね(100p程度の本、上下冊)
タイトルは「探偵が○すぎる」だったかな。

先週はちょっと別世界の方で天災が相次いだみたいだけど、レジーナは大丈夫だった?
何事も無かったなら良いんだけど。
これが、噂の事件が起きる前に解決するとかしないとか言うミステリーね!
ふむふむ。ありがたく借りるのだわ。

激動……と言ってもいいのかしらね。
あちらの方は。まぁまだ最中だけれど。
とは言え我(わたし)は問題ないわ。
相変わらず時間はないけれど、それもそろそろ目処がついてきたし。
大丈夫なら良かった。
思いの外広範囲で且つ長期に渡って影響出てたみたいだから、もしかしてと思ったけどこれで一安心だよ。
心配してくれてありがとう。
その様子だとミニュイの方も大丈夫、だったのかしらね?
それならよかった。
ところでミニュイ。
汝(あなた)記念イラスト来てたわね。
とてもとてもいい感じだと思うの。
窓辺に腰かけて空を見上げる姿はまるでドラマのワンシーンなのだわ。
暇してる時のただの癖みたいなものだよ。でもありがとう。
レジーナのも素敵だね。
長閑な風景の中に、剣が幾本も突き刺さっているのが何やら象徴的。
アンニュイそうな表情で佇むレジーナも。
ミニュイは美人さんだから、佇んでいるだけで画になるのだわ。

ふふ。こちらこそありがとう。
周囲に刺さる剣こそ我(わたし)の本体。
それに囲われた大罪女王は独り座りながら、思い出すのは召喚されたあの日のこと……。
そんな感じね。
とてもとても気に入っているのだわ。

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