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劍爛舞刀~華麗なる闘技の園~

応接室

その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。

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ふむ。自身を規定する・・・・・・へぇ。
(目を細める)
アーティファクトを身に宿した代償は心臓と、今までの自分、という風に思っていたけれど、人間性もそれに含まれているわけね。
憂鬱。
生物としては破綻していると言うか、いえ、人間として、かしらね。
刺激を忌むだなんて、人としての在り方を否定するようなものだわ。
知識を得る事、労働に励む事、コミュニティーを築く事、関わる事、関わられること・・・・・・。
・・・・・・まぁ、道具の群れでしかない我(わたし)が言うのも難だけれど、ね。

汝(あなた)を人に近付ける一役になったなら、声を掛けた甲斐があったのかしら?


そうね。
そう言う事も出来るわ。
ただ、我(わたし)の”支配下(躰)”からは分離してるから、ここから意のままに操るなんて芸当は出来ないけれど。

まぁ人間の感性を得た我(わたし)としては、遣い潰されるだけなのは勘弁願いたいものだけれど。

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