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劍爛舞刀~華麗なる闘技の園~

応接室

その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。

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(尻尾が少女の腕を持ち上げるように支え)
『レジーナ殿、我が契約者殿は
 執事殿のエスコートを望んでいるようだ
 よければ手を取り案内をしていただけないだろうか?』
「ぁぁあ!?…カ、カウ…ダァ!?」

『説明が下手で申し訳ないな。前提を話していなかった
 万人に対し一切の嫉妬を覚えない存在になるため
 嫉妬を懐く者…自分よりも才ある者を取り込み続け
 それを嫉妬を懐かなくなるまで続ける…そんな思想で我は作られた』

『一応、被害が少なくなるよう最初の被害者にそれなりに才能のある
 面々が選ばれたのだが…いくら取り込んでも嫉妬を懐き続けたという話だな』

(尻尾が少女の腕を揺らしつつ)
『そちらのお嬢さんは初めまして
 我が契約者のインヴィディアと…
 巻き付いているのが我…カウダになる
 不格好な挨拶になりすまないがよろしくお願いしよう』

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