ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
宿屋【金色流れ星】
〈甘いケーキとおやつのじかん〉
今日は晴天。
空はどこまでも青く澄んで、白い雲は穏やかに流れていく。
少女が扉を開ければ、冷たい北風が髪の間をすり抜けて。
「ふふ、今日は気持ちのいい天気だわ!
…でもやっぱりちょっと寒いかしら。」
小さく肩を竦ませた後、大きく息を吸えばぐっと背を伸ばして換気し終えた部屋を見渡す。
「今日は特別な日だもの。
めいいっぱいおめかししなくちゃだわ!」
いつもよりも手間をかけて、左右の髪を丁寧に編み込めばふわふわな髪が整ったハーフアップに様変わり。
普段簡単な三つ編みしかしない少女にとって、これが最大の“おめかし”なのだ。
(…兄様は気づいてくれるかしら?)
なんて心を弾ませながら、少女はテーブルに置いてある手紙にそっと触れた。
「…そろそろ約束の時間だわ!」
時計を見やれば時刻は3時前。
予定の時刻が迫り、少女は慌てて散乱した書きかけの楽譜をまとめ、彼から届いた大切な手紙とともに引き出しの中へとしまい込む。
「兄様、早く来ないかしら!」
美味しいケーキと大好きな兄様に心を弾ませながら、少女は窓の外を眺めるのでした。
今日は晴天。
空はどこまでも青く澄んで、白い雲は穏やかに流れていく。
少女が扉を開ければ、冷たい北風が髪の間をすり抜けて。
「ふふ、今日は気持ちのいい天気だわ!
…でもやっぱりちょっと寒いかしら。」
小さく肩を竦ませた後、大きく息を吸えばぐっと背を伸ばして換気し終えた部屋を見渡す。
「今日は特別な日だもの。
めいいっぱいおめかししなくちゃだわ!」
いつもよりも手間をかけて、左右の髪を丁寧に編み込めばふわふわな髪が整ったハーフアップに様変わり。
普段簡単な三つ編みしかしない少女にとって、これが最大の“おめかし”なのだ。
(…兄様は気づいてくれるかしら?)
なんて心を弾ませながら、少女はテーブルに置いてある手紙にそっと触れた。
「…そろそろ約束の時間だわ!」
時計を見やれば時刻は3時前。
予定の時刻が迫り、少女は慌てて散乱した書きかけの楽譜をまとめ、彼から届いた大切な手紙とともに引き出しの中へとしまい込む。
「兄様、早く来ないかしら!」
美味しいケーキと大好きな兄様に心を弾ませながら、少女は窓の外を眺めるのでした。
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
テーブルとイス、シングルベッドが置かれており基本的な家具は一通り構成そろっている。また、テーブルの上にはちょっと上手な作りのカピバラさんのぬいぐるみがおいてある。