原理は分からないが、あらゆる内側からの衝撃に耐えうる術式を施された薄暗い地下。
その一室、立て札には研究室と書かれている。
【様々なモノを研究・開発する場所です。ダイスやじゃんけんを使って研究・開発をしていきましょう。国に貢献できるモノを開発した場合は交易の許可や褒賞が出るかも？】

（材料として木材を運んできた。石材にも鋼材にも見える黄色のL字鋼を積み上げる）
さて、コタツにしてはちょっとオーバースペックかもしれないが――とりあえず、中具以外はさっさと作ってしまうか。

(魔石やら火に関する素材を運び込んでる。貴重なモノはなく比較的確保しやすいモノのようだ)

（出来合の金具と、出来合いの木材を組み合わせてサッと卓を作った。四方の角に丸みがある滑らかなコタツテーブルである）

とりあえず卓のほうは出来た。
少々オーバースペックかもしれないんだが、秘蔵の卑鉱石材と、リゲルのところのブラックトレント木材を使っている。武器に使う素材だから試作としては常より頑丈だ。

思えば、貴女には自己紹介をしていなかったな。
そうだ、次女の方とは会っているが、貴女とは未だだ。

リュスラスという。旅人。種族はエルフのようなオーガのようなやつ。身分は埼玉県民。
クラスは別にアルケミストとかそんな高尚なやつじゃなく、ただの無職（ノービス）だ。

三女の…ラ、ララ・アルフォードです…。
な、何もかも…初めて、だから…し、失敗、ばかり、すると…思う。
(火鼠の体毛、ファイアリザードの鱗、火炎草をテーブルに並べていく。並べた後に「取り扱い注意」と書いた紙をテーブルに貼る)

…(何事もなく不純物の少ない火炎草の汁を抽出した。簡単に言えば液体燃料)

（いつの間に来ていたのか物珍しそうに眺めている

き、危険な、モノ、が…た、たくさん、ある、から…勝手に…触らない、で、ね(火炎草の汁を瓶詰めしてラベルに名前を書いてる)

あいよ。しかしこりゃすごいな、ほんとにラボだ。（薬品の数々を見ている

おや、リオンもなにかやるかね？
(知人の錬金術師に拵えてもらった回転閉鎖炉二号機を持ち込んだり、自室にあるニカワ、煤玉、墨も移動してきた)

いまあるもの
・コタツの卓(古戦場跡地ブラックトレント木材製)
・コタツの中具(様々な比重の異なる鉱石を均一に混ぜて作った卑鉱石材製)

とりあえず中具は豆炭仕様で作ったよ。
このまま豆炭コタツとして使える。

い、今、か、火器…厳禁…さ、最悪…ここが…吹き飛ぶ…(壺の中に鱗と皮をミルフィーユの様に壁に並べていく。中央には魔石を投入し、汁を全体にたらす)

…初めてにしては上手くできたかな(詠唱のためにギフトを発動させながら可もなく不可もなくな魔法陣を見る)

(コタツバリアして身構えてた)
うまくいって良かった。
魔法陣の小型化が必要になるのか？それか、このまま使えたり？

ちなみに、私がこさえた固形墨はニカワと煤が材料で、経年劣化しづらいぞ

卑鉱石材とは！
異なる重さの卑金属系の物質を、閉鎖回転炉を用いることで均一に混ぜ合わせて作られる半金属石質な合金である！
全体的に黄色でダイヤモンド質な光沢を放つ。
現在は、灰重石、チタン鉱石、炭素による混沌のスープである。不純物が多いため石質だが、剛性も靱性も優れる！
さらに上位の無重力炉なら、完全均一な宇宙合金が作れるが、今はまだ無いのでできない！

これは試しに作ったエンチャントするためのもの。
魔方陣は爆発防止の結界が主な役割。
炭の作り方に似てるかも…鱗が熱を逃がさず、皮が温度を上げて汁が燃料として燃える。
そこに魔素で魔石に無理矢理結びつけてそれぞれと結合、合成…錬金術に近いけどこれが成功すれば魔力を通すだけで熱を発する魔石が出来上がる…かも。

なるほどな。事故防止の魔方陣だったのか。
しかしすごいな。
私の場合、魔法のようなものは大体直感で、しかもブッパだったのでな。場にとどめる付与魔術の類は何やったのか全くわからん。

（何言ってるのか全くわからんけど頭いいのはわかった…）

私もこれが初めてだからかなり緊張する。
後は火の魔術で着火した後はひたすら魔素のコントロールかな。
(魔方陣からまっすぐ伸ばし、小さな魔方陣を横並びに書き接続する。軽く魔力を流し反応するのを確認する)

…いい火力(壺を包み込むように炎が広がる。結界のおかげで燃え広がることはない)
…ここからが、本番。みんな爆発に備えてね。一応、結界はあるけど(と言ってまたブツブツと詠唱を始める。かなり集中している)

あいよ。…そういやクリスマスの奴一緒に行かない？（一応耐ショック姿勢

い、今それを言うの…っ(集中が乱れ暴発しそうになるのをを何とか抑え込む)
い、行くから…後で…(と言って改めて集中する)

今しか言うときないかなーって。ああ、はなしは後で俺の部屋で詰めようか。続けて続けて

（こたつバリア

おや、ララとリオンは仲良しになっていたのか。
外は寒いが、暖かい話だ。

仲良しだぜ。さいこーに（サムズアップ

(壺が爆発、結界はそれに耐えるも途中で砕け、黒い煙がララを巻き込む)

げほげほ…大丈夫か！？