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魔王神殿ズィンゲンレーゲル
……母親がいない、だからこそなれる母親も在るのだよ。
君は君だ。
レインにしかなれない、勇者魔王でもある母親になればいいのさ。
何かしらの力か、触れた者を花に変えたりする…なんて桁外れな力ではないのだろう?
暮らす中で呪いや枷の様な事にならぬように、私達が教えていけば良いんじゃないかな。
それとも……他に何かあるのかい?
気になる淀み方をしてるが…
(段々と手をするする下ろしつつ、レインの手を握ろうと)
君は君だ。
レインにしかなれない、勇者魔王でもある母親になればいいのさ。
何かしらの力か、触れた者を花に変えたりする…なんて桁外れな力ではないのだろう?
暮らす中で呪いや枷の様な事にならぬように、私達が教えていけば良いんじゃないかな。
それとも……他に何かあるのかい?
気になる淀み方をしてるが…
(段々と手をするする下ろしつつ、レインの手を握ろうと)
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豪奢な王座、神殿とはかけ離れた部屋。
鳥かごが存在するが、鳥は存在せず
とこにも通じない電話が1つ。
机の上には、日記と万年筆。チョコレートが置いてある。
ベッドにぽつんと古びたドラゴンのぬいぐるみがある
ドラゴンにしては、その羽根は蝶のようだが…
出入り口には、歯車とそれを回す取っ手。
これを回すことで、ベッドに檻を下ろす仕組みとなっている。
―ーつまりここは、牢屋であった。)