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ギルドスレッド

美少女道場

美少女花見大会第2回戦 エクスマリア=カリブルヌスVS咲花・百合子

美少女道場内部。

広い板張りの部屋だ。
部屋の正面には「美少女」の書道と、床の間にセーラー服を着たマネキンが置いてある。


(試合中は、エクスマリア=カリブルヌスと咲花・百合子以外の発言を禁じます)

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(静まり返った板間に背筋を伸ばして正座していた。
目は開いているが、その気配は部屋の一部として認識されそうなほどに薄い。
脳内で幾万通りも繰り返されるこれから来る戦いへの思索がそうさせるのだろうか、引き絞られた矢の如き静けさがあった。)
(静かに足を踏み入れる。足音がしないのは、裸足な為。エクスマリアの知る内ではあまり見られないが、土足を禁じる文化というものにも一応の知見はあった。)
待たせたか? 百合子
(その姿を一瞬見失い掛けるほどに、その姿と気配は静謐。
でありながら、問答無用に視線を、感覚を引き寄せられるほどに、圧倒的な『力』が、
エクスマリアの本能に警笛を鳴らさせている)
(視線が上がり、エクスマリアへと焦点が結ばれる。
緩く、長く息を吐き、ゆっくりと立ち上がれば)
はやる気持ちを抑えきれず、随分と早くに来てしまったようである。
(スカートの裾に僅かについた折り目からも長くそうしていたのだろう。
しかし、それも軽く手のひらでなでつければすぐに真っ直ぐになり)
エクスマリア殿、貴殿との手合わせ楽しみにして居ったのである。
(立ち上がる、スカートを直すといった動作一つとっても淀みない立ち居振る舞いを見据え)
……『生徒会長』にそう言われるとは、光栄なことだ
(エクスマリアは種族:美少女とは異なる世界よりの旅人。
彼女達の在り方は道場に足を運んでより文献その他で知るより他になく、しかしそれだけでも、
眼前に立つその『花』が如何なる存在かを知るには十分だった。
『生徒会長』――即ち、美少女世界の最強に名を連ねしモノ)
……おもばゆい名よ。「生徒会長」など。
その名は最強たるものに与えられる名。今の吾は、それに足るものが現れるまで「お預かり」しているにすぎぬ。
(軽く頭を振ってその称号を否定する。
その座にふさわしき者になるまで、その称号は使わぬ。と)
……生徒会長がこのようなか弱き有様など、今までこの座を求め敗れていった美少女に申し訳が立たぬ。
ふむ……それは残念なことだ。
だとすれば、マリアはこの一戦の後に、「生徒会長を破った者」とは、名乗れなくなってしまうな
(幼子の様な辿々しい口調と甘菓子の様な声で、淡々とそう告げた)
くはっ!吾ではなく、「生徒会長」を破りにきたのであるか!
それはあいすまぬ!しかし、それはそれは……。
(両手を膝の前で揃えて水鳥のように一歩踏み出し)
これは失礼した……そうだな、では改めて
咲花・百合子……いざ、尋常に
10
【1ターン目・攻撃】
(滑るように、頭の位置がほぼ変わらない足運びでエクスマリアに肉薄する。
そのまま拳を緩く作り、エクスマリアの体に当てようとする。
そう、「叩きつける」というより「当てる」という方がふさわしい穏やかな攻撃。)

(白百合清楚殺戮拳「透禍死百合」)

(穏やかな見た目でありながら移動のエネルギーを相手の体内で爆発させる、白百合清楚殺戮拳の中でも危険な拳法である)
【1ターン目・防御】
――勝負
(無造作に触れようとする拳。術理は心得てはいない、が)
危険、だな
【2ターン目・攻撃】
(だが、既に攻撃は終えていた。体内で暴れ狂うエネルギーは、小さな体を激しく蝕み蹂躙する)
……っ!
(口の端がら血を零しながらも、其身は崩折れることを拒絶する。
昏い黄金色の髪が撚り集まり、螺旋を描く錐となって百合子を襲う)
【2ターン目・防御】
(一本一本は細く柔らかそうな黄金がより合わさり、それはさながら金属塊の如き質量を持って己に襲い掛かるそれ。
手管においては聞き及んでいたが、目の当たりになるにあたって僅かに瞠目し――)
【3ターン目・攻撃】
(まさしくそれはドリルであったが、その本質は毛束。
打てば如何なるとも予想がつかず、大きく飛びずさって逃れる。)

(こちらは徒手空拳による打撃、あちらは長髪による変幻自在の攻撃――
一撃決まった分、こちらが有利のようにも思えるが位置はむしろ初期位置に「戻された」というようにも感じる。)

なるほど、その髪、変幻自在か。

(緩く息を吐き、再び拳を作り――)
ふっ!!!
(清楚な動作で、一見して粛々とした、しかし高速の足運びで急接近し……
柔な髪なればそのまま引きちぎりそうな螺旋の勢いをもって拳を解き放つ!)
【修正点+10】
【3ターン目・防御】
(反撃は不発。しかし焦らず、じっと機会を見据えて、待つ)
然り、マリアの髪は変幻自在、縦横無尽……
そして金剛不壊をこそ、誇るのだからな
(バラけた髪束は螺旋の拳を柔らかく靭やかに受け止め衝撃を吸収する)
さて、一進一退と言ったところか……次の一手にて、決着としよう
(髪が炎の揺らぎの如く立ち上り震え、小躯に渦巻く力を帯び仄かな輝きを放つ)
【修正点+10】
【決着判定】
行くぞ……その白百合、摘み取らせて貰う
(髪の一部を撥条の様に撓ませ、反動で全身を跳ね飛ばす。
同時に伸び広がる髪が全身を覆いエクスマリアを黄金の獅子の姿に変え、
雄々しき牙と爪、そして質量を以って、清楚なる百合を蹂躙せしめんと)
26
【決着判定】
我が魂、喰らうか。
(変幻自在・剛力無双の黄金に打撃は無効。
それならば、狙うはそれを操る少女。)

(白百合清楚殺戮拳の極致とはすなわち無数の技とコンビネーションによる対応力。)

(鋭い呼気を一つ残して黄金獅子に立ち向かう。
手刀一つ、蟷螂の斧の如く構え――)
31
エクスマリア:36
百合子:41

勝者:咲花・百合子
(黄金の爪がこの身を裂かんとするのを潜り抜け、突き立てんとする牙を押さえつけ奥へ奥へと体をねじりこませる。
行ったことはそれだけであるが、未熟へと落ちた技で行えば黄金の爪により皮膚はえぐれ、牙は確実に肉を削り取った。

しかし、しかし、目的は果たした。
黄金の髪越しにエクスマリアへと肉薄し、たった二本の指先に全体重をのせて黄金の中に押し込み――
その先の少女を貫く!)
……見事(くぐもった言葉とともに、獅子の形が解け、
白百合の如き指に貫かれた身体は力を失い、ゆっくりと膝を着く)
ふーっ……。
(髪の形が崩れていくのを見届ければ腕はだらりと脱力し、白いセーラー服の生地には赤い花がじわじわと広がっていく)
……紙一重の勝負であった。
中々に厚い紙だったがな……
(帽子を被り直しながら、息を整え)
悔しいが、白百合には未だ届かず、か。
このまま誰も届かぬままであってほしいものだ……次に、マリアが挑むまでは
(言外に、優勝を祈ると述べた)
ふっ、吾はまだ歩みを止めるつもりはないのである。
――応、そう願われるのであれば、そのようにあるまで。
(崩れかける体を持ち直し最初あった通り清楚な姿勢に持ち直した)
ならば、良い。
暫し、休むことにする……流石に、疲れた
うむ、吾も次の試合に向けて体を休めるとしよう……。

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