（美少女道場の裏庭の奥、落ちる滝壺の底で瞑想する美少女の姿がある）

（修行とは心・技・体を磨くもの。その中でも蓮派の美少女は心の修練を重視する）
（不動の精神。何事にも動じない大らかな心は戦いに於いて柔軟な動きで臨む事が出来ると信じられているからである）


「（美少女とは何ぞや？）」
「（美少女とは永遠の美！）」

「（美少女とは何ぞや？）」
「（美少女とは愛の戦士！）」

「（美少女とは何ぞや？）」
「（美少女とは孤高の道を歩む者！）」


（釈迦堂・花蓮という名の美少女は今、数時間に渡る瞑想で精神を研ぎ澄ましている）
（呼吸は落ちてくる滝の水に巻き込まれた酸素で賄える）
（極限の中で掴めるモノを求めて今日も美少女は座している）


※発言自由です。自由に茶々ツッコミ参戦などなど。どうぞ。

「（美少女とは何ぞや？）」
「（美少女とは己が魅力の探求者！）」

「（美少女とは何ぞや？）」
「（美少女とは……えーっと、えっと、綺麗な女の子！）」

「（美少女とは何ぞや？）」
「（美少女と……は…………ま、街角の人が言ってたわ！この世界では美少女といえば、あ、あ、アイドルだって！）」

「（アイドルとは何ぞや？）」
「（…………何かしら。その人に見せて貰った人は何だか……キラキラしたオーラを纏ってたわ……。この世界の美少女力はあんな形をしているのかしら……）」

「（アイドルとは何ぞや？）」
「（……きっと！きっと何かキラキラしているの！そしてきっと、とっても強いのね！だって、あんなに美しいんですもの）」

「（アイドルとは何ぞや？）」
「（…………何なのかしらね？とりあえず、アイドルになってみたけど、アイドルって何なのかしら……）」

（無知故の暗中模索である）

（私は一体何を考えているのだろう？）（悟りの境地）

（とりあえず女子力を磨けば美少女力は高まる気がするわ！）
（料理でも……勉強してみましょうかしら……？）

（…………zzZ......）
（すぴー）

（がぼっ）
（ぼごぼごぼごごごご）

（ぷかーん）
（うつぶせで浮かび漂う）

「（美少女とはなんぞや？）」
「（美少女とは美少女なり！）」

「（美少女とはなんぞや？）」
「（美少女とは我なり！）」

（確信を強めながら滝壺の中で瞑想をしている）

「（百合子ちゃん！！）」（復帰）
「（あなたも女子力を磨きに来たのね！！！）」

「（美少女とはなんぞや？）」
「（美少女とは……美しき戦闘民族！）」
「（命に花を。心に太陽を。その血肉は心に陰り無き限り、永遠の美しさを宿す）」
「（花よ花よとその身に恵み、蜜と優雅に他を穿つ）」
「（我ら美少女の真理を解すのみ……）」

（深く瞑想に耽ってゆく）

（釣り糸を垂らす。針には何も付いていない）

「（美少女とはなんぞや？）」
「（美少女とは花）」
「（美少女とは……）」

（花見を制したとはいえまだレベル1、甘草院・芍の美少女道は続くのだ）
（滝つぼの底に沈みつつ）