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ギルドスレッド

美少女道場

美少女花見大会第1回戦 針金・一振VS甘草院・芍

美少女道場、外部・門前

美少女道場の門前の通り。
美少女の死臭とフローラルないい香りが混ざり合っている。
奇怪な声で啼く鴉がそこかしこにいる。


(試合中は、針金・一振と甘草院・芍以外の発言を禁じます)

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さあてと
(背負ったコントラバスケースを地面に置き、軽く柔軟運動)
おまたせしてしまったかしら?
(濃紺の長袖セーラー服に身を包んだ、種族美少女が相手の前に正対するとその場に膝をつく)

初めまして、甘草院・芍と申します。
針金様においてはご機嫌麗しゅう。

(音を立てずにその場で座礼)

……では、準備はよろしくて?
なあに、着いたばかりさ
(地面に置いていたコントラバスケースを背負い直す)

では、こちらも初めまして(座礼に対して座礼を返す)
針金・一振、と名乗っているただの狐さ

いつでも(両手に白手袋をはめる)
【先攻攻撃】

では、お茶を用意……あっ!
(来客を迎えるかのように立ち上がった直後、長すぎるスカートが足に引っ掛かる。
 梃子の原理と重力をプラスされたドジっ子属性溢れる頭突きが針金様の脳天に今、叩きこまれようとしていた!)
【後攻防御】
…なあるほど(笑みを一段と深くする。話には聞いていたが、これは中々)
いや、お気になさらずに(座した姿勢から左足で地面を押し、片膝の体勢になりつつ半歩前へ)
…こりゃ駄目かな(打点をずらしつつ、さりげなく受け止めようとした動きはご破算となった。対応が些か遅い)
(半歩前に出た分、頭突きの直撃は貰わずに済んだのが不幸中の幸い 肩同士がぶつかる程度で受け止める…それでも肩が砕けそうな破壊力ではあったのだが)

いやはや…こりゃあ面白い(一方で食らった本人は楽しいと言わんばかりに笑みを浮かべて)
で、こうするとどう来るのかな?(自分の真上に転んだ甘草院を受け止めた体勢のまま相手の腰を掴んでスッと立ち上がろうとする。そのままならば勢いそのままにムーンサルトで甘草院を背後の地面に叩きつけんとする)
【1手:後攻防御】
あら、これはいけません、私としたことがはしたないことを。
(笑いの中に舌打ちが混じる。芍薬端麗猛襲拳が武功であり弩実功が失敗したことに美少女であるプライドが汚されたのだ。この混沌種には死を以って償わせなければならない)

まあ、これは情熱的でございますね。
(抗わず、むしろ添い遂げるように全身の発条で勢いをまし)
お付き合い――いたしますわ
【2手:先攻攻撃】
(共に飛び、共に舞う。それが男女の付き合いというならそうだろう。だがこれは男女のどつきあいなのだ)

いけませんわ

(さらなる勢いを加えたことで、掌握を振りはらい、浮き上がるスカートを抑えながら着地すると微笑んで)

そんなに激しいお付き合い、芍では物足りないかも。

(両手を顎に前に近づけ、手の甲を相手に構える。
 ピーカブーに近いスタイルからその身を翻して回転すると勢いの乗った足が針金様の膝を打ち抜かん)

しれませんわ
(芍薬端麗猛襲拳――武律功)
【後攻防御】
(さっくりと抜けられる。目論見が上手くいかないのは、それだけ眼前の相手が強敵であるという事で)
そりゃあ失敬(だからこそ笑う 楽しくてしょうがないと思いながら着地すると、ピーカブーの姿勢から迫るは猛烈な回転蹴りで)
【後攻攻撃】
(膝の骨からそれはもう嫌な音がする。悲しいかなどうにも聴き慣れてしまった音で。立っていられずに膝をつく)
いやはや、こりゃあ参った(絶好の隙、殺すには最適 もはや袋の鼠)
やはりどうにも…僕はマナーがなってない(だからこそ)

ああ、そういえば
聞きそびれていたんだけれど(右手が複雑な軌道で動く 痙攣によるものか、否)
これって得物を持ち込むのってもしかして駄目だったりするのかい?(最初からずっと背負っていたコントラバスケースの口が開く。現われるは鋼の腕、そしてそれが握るは鋼の大剣)(大剣が甘草院の頭を目掛けて振り下ろされた)
【2手:先攻防御】
そんなことはございませんわ。
(ガードを解き、緩く手を下ろす。
「立てば芍薬」の言葉通り、芍薬端麗猛襲拳はその立ち振る舞いが特徴。
 今、見せているのはそのうちの一つ。例えレベル1であっても費やした所作は失われない)

花見と言えば、どんちゃん騒ぎ。
手ぶらで来る方も居れば、お土産をもってやってくる殿方もおりますわ。
(そこで身を翻し、背中をみせると)

フフ…ほぉら、捕まえてごらんなさい。
(砂浜を追いかけっこする男女のように、笑いながら走り間合いを作り上げる。
 砂浜で鍛えこまれた足腰の経験が床板にて加速の力となる)
【3手:先攻攻撃】【現時点修正点:+20】

フフフ、ほらほら、逃げちゃうわよ!
(大剣から逃れ、楽しそうに笑う芍。
 けれど、それは男女の睦み合いではなく、花見という殴り合いにおける美少女の性)

針金様はお人形がお好きなのですね。
私もよくお人形(木人)で遊びましたわよ!
(そのまま、壁を駆けのぼりジャンプ。
 三角飛びからの宙返り延髄蹴りが針金様の後頭部を薙ぎにかかる)
【後攻防御】
お人形…か まあ、現状だとそう言われても言い返せないか(さあてどうしたものか。)
【決着/補正値無し】
(後頭部を薙ごうとする一撃 最初の直撃を防いでから端々に殺気が漏れている以上、相手はこちらを殺しに来るつもりだろう)
師匠に怒られてしまうなあこんなんじゃ(自嘲を漏らす。現状を招いた己の未熟と相手の熟達が内心で綯い交ぜになる やはり世界はこれだから面白い)
すまないね【偽典・正義の騎士(ユピテル・アバター)】
また作り直すから勘弁してくれ(右手と左手を複雑に動かすとコントラバスケースより鋼の騎士の上半身がその姿を表し、その両手に握っていた大剣と大楯を思い切り上空へ放り投げる。延髄蹴りを騎士の右手が防ぎ…)(砕け散る、が 左手がその蹴り足を掴もうとする)
(掴めたならば、そのまま上空より重力の影響を受けて、大剣と大楯が甘草院に振り落ちるだろう)
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【決着/補正値+30】
(蹴り脚が騎士の右手が受け止め、そして伸びる左腕)
 お強い騎士様ですわね。
(けれど、まだ大地に足がついていないなら、まだ蹴りが撃てる――そうエルフのように)

破ァァァァァッ!
(初めて発する裂帛の気合。
 そして芍薬端麗猛襲拳において礼儀知らずといわれるスカートが舞い上がる。
 だが、それは嘘の伝承。
 スカートが舞い上がるほどの蹴りこそが芍薬端麗猛蹴拳の名を持つ美少女拳法の真の姿。
 騎士の左腕を薙ぎ、さらに叩きこまれる蹴撃が【偽典・正義の騎士(ユピテル・アバター)】を破壊し、その破片を針金様へと叩きこむであろう)
97
(ブルーブラッドは生来肉体的に優れた種族である。それが現状の針金にとっては不幸であった)
(蹴り足が己の騎士を砕く音が聞こえる。その足が進む空気の音を感じ取る。そして、一瞬だけ猛烈な痛覚が全身を駆け抜けると、それを最後に感覚がぶつりと音を立てて途切れ)
……(騎士の破片が刺さった傷跡から血を流して、ドサリとそのまま倒れ伏した)
(床に振動が伝わるほどの勢いで着地。空気中の塵がまい、跳ね上がるスカートを抑えると)

あら……ちょっとはしたない動きになってしまいましたわね。
(口元を手で隠し、恥ずかし気に微笑むと)

久しぶりの実戦故に戸惑うことが多く針金様にもご迷惑をおかけしました。
……針金様?
(倒れを伏す、針金様に近づくと膝枕をしようと。
 ちなみに快方ではない、反撃の隙あらば止めを刺そうとする残心の心である)
(意識はない。今ならば、呼吸するように息の根を止めれるだろう。なにせ、美少女の蹴りで金属片や木片を叩き込まれたのだ。上半身が砕け散っていないのは偏にブルーブラッドの肉体が頑丈であったがゆえである)
(意識の無い針金様の頬に手を伸ばしゆっくりと撫でると、微笑みをたたえながら見下ろした。
 多分、戦闘力がないと確認されるか、誰かに突っ込まれるまではそのままだと思われる)
………(消し飛んだ意識が朧げに輪郭を形作る。視界より先に周囲の音や触覚を感じ取る。空気の流れや呼吸から察するに相手とは密着距離。ユピテルが破壊され足も動かせない今となってはこの距離でできることはない)
(やれやれ、ここまでか…)…完敗だよ。煮るなり焼くなり好きにするといい(半ば諦めたようにそう言った)
(見下ろす美少女の眼光が光り、絶命させようと肘を振り上げたところで)

あら、気が付きました。
(慌てて肘の位置を戻し)
戦う意志を持つものが一人ならば、花は咲きません。
ここで、お花見は終わりですわ。
針金様、立てまして? 立てましたら、観覧席でお休みになられるとよろしいかと?
(ユピテルが使っていた大剣を杖代わりにつかむ)
そうさせてもらうさ…
いやはや、僕にはまだまだ届かない世界だったようだね…
話には聞いていたけど、さすがの苛烈さだ… いたたた…
私程度の実力でも花見をご体験できたのなら、幸いです。
(座ったまま、大剣を杖替わりにする針金様に向かって)

針金様も気が向けば、また来られると私も皆も喜ぶと思います。
それまでの間……ごきげんよう。
(楚々とした動作で頭を下げ、座礼で見送った)

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