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ギルドスレッド

美少女道場

美少女花見大会第1回戦 釈迦堂・花蓮VSエクスマリア=カリブルヌス

美少女道場外部・庭。

瀟洒なパラソルとティーテーブルがおかれた空間。
平常時であれば、ここで肝練りが行われる。

(試合中は、釈迦堂・花蓮とエクスマリア=カリブルヌス以外の発言を禁じます)

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さて、刻限も近いな
(金色の髪を揺らして、少女が悠然と姿を現す。)
あらあら、少し、遅れてしまったかしら……?
(扉を開いて緑色の毛玉が顔を出す)
エクスマリア……マリアちゃんで良かったかしら。
今日は、お手柔らかに。お願いするわね?
(にこりと微笑んで首を傾げる。この美少女、妙なところに疑問系が混じるがさしたる意味は特になさそうだ)
ふふ。優しい子は私好きだわ。
早速だけどもう始めちゃう……?
まだ、観客席に人は集まってないようだけど。
場が温まれば、引き寄せられるだろうさ。
未だ詳しくは知り得ないが、美少女とはそういうのものだろう?
あら、そうだったかしら?(すっとぼけ)
まあいいわ。私も、お喋りをしにここへ来た訳ではないのもね。(頬に指当て)
始めちゃいましょう?可愛くて美しいお花さん!
(髪をかき上げると同時に緑色の髪が桃色に変色、発光を始める)
【先攻後攻判定】
15
さあ、先手は譲ってあげるわ。掛かってきなさい?
(桃色に輝く髪の美少女は仁王立ちでマリアを挑発する)
肉体言語、というものもあるそうだぞ? この機会に実践してみるのも良いだろう
(金の髪がふわりと持ち上がり揺れ動く)【先攻後攻判定】
92
……ああ、一つ訂正を。マリアは未だ花ではない。
マリアは鍛えられた鉄だ。マリアは地に眠る黄金だ。マリアは研磨され得ぬ宝玉だ。
(帽子がずれぬよう深く被り直す。身の丈のより長く伸びた金髪が撥条のように渦巻き撓み、
小さな体躯を引き絞られた弾弓の如く発射する)
花で飾るのは、勝利の杯を得てから、だ
(金髪が巨大な拳を形作る。見上げるほどの巨腕は、小さな、しかし確かな意思の込められた呟きと共に。眼前の美少女へと叩きつけられんと)
(色蓮不思議虚空拳。蓮派の美少女流派は不動の流派)
(動かずして、敵を掴み、屠る)
(故に花蓮もまた、マリアが射程に入るのを待った)
(そして、色蓮に於けるその特色とは)
それは、とても。
(基礎の型「常花」)
勿体ないわね!?
(その本質は後の先。迫る巨腕に潜り込むようにその長身をゆらりとゆらした)
【後攻・防御】
…………!!
(予測よりも速い。対応しきれない。美少女力を解放しても尚、マリアを捉えるのは至難?)
(深く拳が右肩を穿つ)
(だが、しかし)
やはり、私も鈍っているって事なのね?悲しいわ。いえ、とても。
(とても)
とても嬉しいわ!
(右肩のダメージを庇う事も無く左腕の手刀はマリアの首元に差し込まれる)
【後攻・攻撃】
傷を負っても淀みない反撃……そういう流儀、か
(振り抜かれた拳は即座にバラけ小躯を支える触腕のように地に突き立つ。
迫る手刀には残る髪が首元を覆い守備を固め)
【先攻・防御】
(その嫋やかな繊手は槍のように力強く、針の様に繊細に髪束を突き抜けて)
なるほど、肉体の強靭さに於いてはマリアは優位とは言えぬらしい。
(しかし強固な力で締め付けられ、その前進を押し止められた手刀は爪先が僅かにマリアの首筋より鮮血を零させるに留まった。皮膚一枚とて鉄に等しい硬度を誇る其身に傷がついた事実に、
表情に浮かべぬままに脅威足ることを口にして)
返礼、だ
(無数に分かれた金髪が、その先端で花蓮の全身を穿つ為、疾走る)
【2T:先攻・攻撃】
あらあら、防がれちゃったのね。
(髪に阻まれた手刀を強引に引き抜き、すぐさま勢いを乗せた右腕を振り下ろす)
(更に引き抜いた左腕で回避不能の一撃を叩き落としつつ、マリアへの距離を更に詰める)
(そういう算段)
(敵の攻撃をものともせず、ひたすら至近距離にて接敵し続ける蓮派体術「一蓮托生」)
(初戟、二、三、四。そこまでは防いだ。が。)
……ふふふふふっ。流石ッ!鉄花のマリアちゃん!
(その後の攻撃はほぼ全てが身体に突き刺さる。鮮血が舞う。だが、止まらない。皮膚が裂けようと。剥がれようと。肉が引きちぎられようと。その舞う血すら桃色の髪に光って美しいとすら思わせる動きで)
(見取れてはならない)
(一瞬でも見失えば、その脇腹に肘鉄が食い込む事になるだろう)
【2T:後攻・攻撃】
なるほど、美少女とはよく言ったものだ……
(目を奪われては為らぬ。本能がそう警笛を鳴らすも、目の前で舞う花の美しさときたら)
思わず、摘み取りたくなってしまう、な
(或いは心まで奪われているやも。そう内心で呟きながら、
それまで殆ど動きを見せずに居た小さな手を掲げ)
【2T:先攻・防御】
……っ!
(彼女が地球と呼ばれる異世界の、それも20~21世紀頃の時代の出身であったなら。
それを「トラックに轢かれたようだ」とでも表現しただろうか。
肘を小さな両手で受け止めながらも、突き抜ける衝撃は全身を襲い、肉を揺るがし骨を軋ませ血を波打たせる。
吐血せずに済んだ自身の頑丈さに、何者かも知らぬ父母への感謝を思いつつ)
鉄花、か。悪くない名だ
(応じるように、花蓮に突き刺さった髪が花の形を真似て蔦を伸ばすように縛ろうとする。
黄金に輝きながら鋼鉄の硬さを備えた花々で飾り立てた花蓮へと、掴んだ肘鉄を支点に小躯を振り上げ顔面狙いの回転回し蹴り!)
【3T:先攻・攻撃】
(攻撃が届かない。全てその自在な髪と動きに絡め取られてしまう)
(全身に傷を纏い、血の舞いによって美少女力を維持しては居るが限界は近い)
ああ、マリアちゃん。強いのね?
(その微笑みに、一瞬柔らかな空気が滲む)
(次の瞬間、迫り来る回し蹴りに花蓮はなんと頭突きを繰り出した)
(額が割れるような痛みに襲われる)
(が、大した事ではない)
これが私の持てる最大限!
(頭突きでマリアの動きを止めた。突き刺さった髪に身体を縛り上げられて身動きは取れない)

……極楽浄土。
(スッと左の膝がマリアの胸元に添えられる)
(それを認識するより速く、膝から繰り出された掌底のごときインパクト!)

(お互いに超至近距離に居るからこその必殺技である)
【3T:後攻・攻撃】
大した度胸、だ。それもまた美少女か
(頭突きで受け止められた脚に痺れが走り、膝が胸元に置かれたと認識した時には既に遅かった。)

(衝撃が、疾走る)

【3T:先攻・防御】
(確かな手応え)
(だが、最後まで立っていられなければ美少女に勝利は無い)

(立ってさえ、居ればまだ)(勝機がある)
ふ、ふふ。最後に一撃、一矢報いる事が出来た……ようね?
(まだカウンターの一撃は残っている。常花の構えは顕在)
(桃色の光が髪から剥がれつつある。美しく散ってゆきつつある)
(ああ、滴る血よ。今だけ、この美しき戦いに華を咲かせてはくれないだろうか――)

(花蓮は満身創痍でただそこに、立つ)
【決着フェイズ:修正点+10】
74
(僅かに粘度を感じさせる水音が響く。叩き込まれた威力に臓腑が耐えきれなかったのだろう。)
く、ふ……強い、な。
(一言、ただ称賛を紡ぐだけのことで、更に朱が溢れ散る。
しかし、黄金の髪は朱に濡れようとも輝きを失わず、小さな体を持ち上げ、戦場へと立たせ続ける)
次で、決めよう。小腹も空いてきたしな
(軽口を吐きながら、髪の一部が小さな腕へと集まっていく)

――その蓮を摘み取って、鉄花として咲き誇ろう
【決着フェイズ:修正点+20】
95
(エクスマリアの繰り出した必殺の一撃に対し放たれるカウンター)
(それは上手く行ったのだろうか―――)
(花蓮自身には分からない)
(何故なら―――――)

(衝撃、暗転、意識の喪失)

(覚醒)

―――――ああ、私、負けてしまったのね……?

(血溜まりの中に沈む己の姿を見た)
(どうやら、美少女として最後まで立ち続ける事は叶わなかったようだ――)
【敗北ッッッ】
【勝者:エクスマリア=カリブルヌス】

(酷使した肉体を、髪を伸ばし支え続ける。勝者として、この場に倒れる不敬は許されない)
……ああ、マリアの、勝ちだ。釈迦堂・花蓮、美しき蓮の花、確かに摘み取らせて貰った。
(ずれた帽子を直し、静かに勝利を宣言する)
かふっ(吐血)

(さらさらと、今度こそ完全に髪から桃色の光が消え失せる)
(美少女力が眠りにつき、同時にさほど強靱でもない身体に無理が祟って一気に激痛が駆け抉る)
(180を超える蓮の大輪が美しくも小さな鉄の花に敗れ去る瞬間だった)

――――あーあ、百合子ちゃんにリベンジ、出来なかったなあ……。
(さほど悔しくもなさそうな笑顔でにっこりと微笑んだ)
――――マリアちゃん、やっぱ、強いわねぇ。
花蓮も、恐ろしく強かったとも。道を阻んだ代わりと言ってはなんだが、
百合子も含め、皆マリアが下そう。花蓮も準優勝だったと言えるようにな
(そう事も無げに、己が優勝し頂に立つと宣言した)
ふふ、百合子ちゃんは、強いわよ……?
(かつて拳を交えた彼女の姿を想い)
いいのよ?私は、皆が美しく輝ける処が見られたらそれで……それで、満足だわ。

私もまだまだねえ。美少女として、全然だわ。
――だから私に、もっと綺麗なマリアちゃんを見せてね?
楽しみにしてるんだから……。
(そこまで言うと、力なく瞼を閉じた)
心得た。全力で、美しく舞うとしよう……桃色の、蓮の花のように
(ふふ、それじゃ、ダメじゃない)
(マリアちゃんは、マリアちゃんの花を咲かせないと……)

(口には出せないまま、深い血の底へと意識は沈んでいった)

【試合終了】
(ごっつい幻想種のおっさんがいそいそと回復を撒いていき、血を拭えるように濡れタオルを置いて次へ向かっていく。)

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