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ギルドスレッド

美少女道場

美少女花見大会第1回戦 アルク・ロードVS尾形・アヤメ

美少女道場内部。

広い板張りの部屋だ。
部屋の正面には「美少女」の書道と、床の間にセーラー服を着たマネキンが置いてある。


(試合中は、アルク・ロードと尾形・アヤメ以外の発言を禁じます)

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(黒いセーラー服の娘が板張りの床にきちんと背筋を伸ばして正座している。)
……すまん、少し遅れた。(靴を脱ぐなんて文化を持ち合わせていないので普通に土足で上がり込む。禁止って書いてないからね。)

(//背後のミスで遅れましたがキャラの支度での遅れと見做してください。申し訳ありません)
(「あああぁぁあれから折角ワックスかけたのにいぃぃ!」とか思いながらも口に出しはしなかった。どうせ場合によっては砂利の擦り傷どころでなくひどいめにあうのだ。)

こちらの時計では特段遅れはないんで大丈夫すよ。
(刻限の状態で時を止めている安い時計をポンと投げた。立ちあがって軽く伸びをすると白い腹が覗いた。)
……?(なんか考えてる間があった気がして首を傾げ、相手のいる方へと進む。靴の底には砂利が付いているし、上着にはなにやら猫(普通のねこです。)が結構付いている。
遅れた理由:路地裏で腹を空かせた猫に集られた。)

ん、そっか。(特にツッコまない。相手が良いと言えばまあいいか精神。トントン、と靴の爪先を床に数度ぶつけ、首をゴキリ。)

……始めるか?(別段興味も無いので相手の体つきにも何も感じない。これが好きな相手だったら少し反応も違っただろうか…革手袋の端をキュッと下げ、準備は万端だ。)
平時でしたらお茶でも出すところですけどもここにきて血の花も咲かせないなんて話もない。始めましょうか。
(頷いて、しゃんと背筋を伸ばして相手を見る。彼我の距離は凡そ二間、三メートル半と少し。その気になれば一瞬で詰められる。野に咲く菖蒲の葉のような、あるいはもっと何か別の洗練されざる闘気の娘が、優に40cm近く上背の違う男を見据えていた。)
【先攻後攻判定】
68
…ん。(やはり咲花と同じ種族だなと内心思いつつも顔色一つ変えずにゆらりと重心を前後に緩やかに揺らす。常時猫背な男が何時にもまして身を丸め、獲物を狙うかのような雰囲気を漂わせる。)
【先攻後攻判定】
54
(美少女は迷えば死、立ち止まれば死。弱きものもまた何も掴めずただ露と消える。引退しない限りはそうなるのだ。軟弱な育ちをしたこの娘でさえそれをよく理解していた。)

しいっ……!
(この十人並みの容姿が精々の小娘は目ばかりぎらつかせて相手を見据えていたが、板張りを素足が強く踏み鳴らす音とともにやおら距離を詰める。刃物めいた鋭さの貫き手でもって相手の右腕内側を狙いにかかっていた。)
【先攻・攻撃フェイズ】
…(ゆらゆらと揺れていた身体がピタリと止まる。静かに突っ込んでくる尾形を視線が捉え、相手の狙いを見定める。左手の刃のロックは外さずに右腕がそう簡単には手刀が身体に届かない様にいなす動きで割り込まれる。そして左腕は相手の横顔を切り裂こうと動いていた)
【後攻・防御フェイズ】
【修正点+10獲得/後攻・攻撃フェイズ】

…ラア゛ッ!!(割り込ませた右手で相手の身体を自分よりも後方へいなし、振り返り様に相手の顔(又は頭蓋)へと鈍色に光る指先の刃が伸ばされる。)
(そこにいるだけで己の卑小さを痛いほど突き付けてくる濃厚な花の匂いにくらべれば、それでもそこに立ちいつか首を落とすと思い定めた身であれば恐れるものはまだここにはあるまい。)

(後方へと流れた体を向きなおらせればやや傷んだ髪がばさりと遅れてやってくる。過去の鍛錬が窮地を笑えと強い、優雅さに乏しい凶相を形作った。)

【先攻・防御】
【修正点+10獲得/先攻・攻撃】

(頬が裂け、横髪をいくらか切られながらも顔を反らすどころか瞬きすらない。鍛錬通りである。派手な出血ではあるが、痛いだけで手足は動くし目も潰れちゃいない。それさえ血の昇った頭にとってはかすり傷だ。)

せっ……!
(上体を捻る動作が掌底に重さを齎し、それを相手の肋骨目掛けて見舞う。美少女同士のごとくに頬を張るというあからさまな挑発を行うには余りにも彼我のサイズが違うし、或いはそういう侮るということができない娘ではあるのだが、それでも威力については骨をへし折るにあたって何の不足もありはしない。)
【後攻・防御】
…ッ!(これは喰らったらヤバい。そう自分の勘が警告している。しかし、左手を振り切った体勢故に躱すのが難しいと判断して踏み込んでいた左脚で床をダンッ!と音を立てて蹴り、少しでも衝撃を減らそうと試みた。それと同時に、パチンッとロックが外れる音が道場内に響く。)
【あいこ:両者修正点獲得ナシ/+10加算での決戦フェイズ】

グッ…!
(上手く軽減できたが掠った程度で痛みが身体を襲う。普通に受けていたら致命傷だろう、なるほど悪寒がした訳だ…そんなことが脳内を過るが目の前の相手を先ずは殺らなくては、と殺られる前にという考えがそれを掻き消した)

シッ!!!
(飛び退いた後、痛みで不安定な身体から右腕が鞭のように振るわれ、其処から伸びる銀糸と刃が尾形に襲い掛かかる)
30
(花はたとえ他の草にまぎれたとしても花でしかない。高揚と理性の間で割れそうなほど奥歯を噛み締めるたびに三日月じみた頬の傷が血を垂れ流す。もうちょっとつめれば倒せるがこっちも本気でかかられれば危ない。だからどうした。)

綾取りか、クソ!だが、まあいい。
(そういうのが得意な文化系の美少女もいるにはいるが相対した経験の乏しさに毒づく。真っ黒なセーラー服と黒髪の中、赤黒く染まった頬とぎらつく目ばかりが夜の板張りを音も高く、取られた距離を、鋼線を、臆することなくひっ詰める。掠めた脚や袖から赤黒く鮮血が舞う。技量の未熟さからしなやかさに乏しいが確かに菖蒲の葉のように直線的に突き進み、腹目掛けて力いっぱいぶんなぐるという闘志にだけはまちがいがない。)
【決戦フェイズ】
36
ガッ、アッ…!!?(油断は無かった。しかし一気に間合いを詰める相手に届いた銀糸は確かに傷はつけたものの、肝心の刃が巻かれ、勢いを失った。どてっ腹へと渾身の拳が重々とめり込み、カハッという呼吸音と共に血反吐が飛ぶ。その後反撃に出ようとしたが、どうやらこれが決め手となり動けなくなった様子。床へと身体が沈んだ)

【敗北】
(ズタズタに裂かれた腕はしかし留まりはせず、深々と腹に食い込んでいた。)
(美しいというには余りにも陰惨である。部屋一杯の胸の悪くなるような血腥さと出血量が幼さを物語っていた。)


フー……
(相手の体が沈み、沈黙したのを見てしばらく残心していたが、しばらくして全身の痛みと失血でその場にばったりと倒れた)
【勝利!】
美少女はボロ雑巾にならねばならん約束でもあるのか。
(ふとそんなことを漏らしながら、いそいそとヒールで回復させて濡れタオルを置いて一度引っ込……みかけてから一度アルクの頭をポンポンと撫でてまた引っ込んでく。)
…(なんか最後に撫でられたって尻尾がちょっとうれしそうな雰囲気を漂わせると起き上がり)

尾形、大丈夫か?
この程度よくあるかすり傷だよ。生きてるんだし問題ないさ。
(なんかセーラー服も再生しているけど気にするなよくあることだ。よいせっと起き上がってセーラー服をはたき。)
のんびり優雅に寝そべってる暇もなし、意気地なしでもなしだからな。
ん。
(ツッコまない。相手は肝練とか言って内臓をハゲタカに喰われて倒れていたがなんやかんや茶菓子を出してきた相手だツッコンじゃいけない。)

最後肝が冷えたわ。やっぱ美少女って怖えな。…相手、ありがとう。観戦席行くわ。
(この場の掃除を今度手伝いに来るかな…とか考えつつ言葉には出さないで観戦席の方へ)
楽しんでもらえたなら幸いだとおもう、うん。
残りの試合もゆっくり見ていってほしいな。
(また傷だらけになるのが分かり切っててきっちり綺麗に掃除してからまた裏に戻っていった。)

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