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ギルドスレッド

美少女道場

【RP】美少女問答

1.美少女が美少女に至るために行う問答。

2.理解の限界を超えた時に肉体言語に移行する事。話のかみ合わない唐突な暴力。

(招待した方とのRPスレです)

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(殺風景ともいえる板張りの部屋、奥には力強い筆で「美少女」と書かれた掛け軸が下がっている。大体そんな感じの美少女道場内部である。肝練り用の火縄銃は今はぶら下がっておらず、静けさばかりがそこにある。百合子はそこでじっと正座をしていた)
(相手の向かい、正面から微妙にズレた場所に正座する。それが下座なのだろう。)
少々遅れました。
否、謝罪は不要である。(うっすらと黒に近い紺色の瞳が開かれた)
さ、て。(そして無遠慮に尾形の顔を覗き込み)では問おう。
(赤い目で相手を見返す。もしそれが互いの生まれた地であればその尊顔を正視するなど、即座に見苦しく錯乱していてもおかしくはなかった。が、ここではそれができる。)

わかりません。(そこまではさして長考もせず答える。そこからは訥々と、考えながら口に出した。)
若輩の、それもさして育ちのいい娘でもありません。
家で教えられた通りに通り一遍を答える方が嘘になる気もしますし、嘘やごまかしに気づかぬほど鈍いつもりもない。

まだそれを探して迷う幼子のようなものです。泣いて膝をつくほど軟弱でもないつもりではいますが。
(百合子はそれをまずは黙って聞いていた)で、あるか。
(しかし、尾形が言葉を終えるや否やその振る舞いは静から動へと変化する)
(正座の状態から立ち上がることなく一瞬で尾形へとにじり寄り、胸倉を掴めば迷うことなく尾形を放り投げんとしたのだ。)
(胸倉を捕まれて座り姿勢と襟が乱れたが、おとなしく投げられる程ヤワでもない。膝の上にそろえていた水仕事で荒れた手が、相手の手首を捉え、その場に留まる。)

それが今の答えです。
お姉様方や先輩方、或いは叔母上と私が同じ道筋を辿って同じ答えにたどり着くかどうかもわからない。
止めて見せるか。ならばよい。
(追撃するつもりもないらしく、掴まれた手首の力を抜く。その間、ずっと尾形の目を見ていた)

己が美少女なり、と唱えれば美少女である。
周りの言葉は時に惑わしとなろう。信じる美少女はただ一つ己であればよい。
美少女とは誰かの後ろに立つものではないのだから。
お姉様……
(何処か張り詰めた目をした娘である。が、ヤワではないのだろう。緩く息を吐いて襟と座り姿勢を正した。)

それで、良いのですね。
だったら少し気楽になれそうです。
何か理解も及ばぬものになれといわれるよりかは、ただ自分を高めていくほうがわかりやすい。
(百合子はなぜ尾形がそのような目をするのかが分からない。思うままに戦い、死ぬ事に微塵の疑問も抱かぬ生粋の美少女故に思い悩むことがないのだ。)

尾形殿がそれでよいと思えばそうなのであろう。そうではなしと思えばそうではないのだろう。
吾は美少女なり、と思う故に美少女である。
美少女とは我の事、我を見よ、我の一挙手一投足こそが美少女である……と。
(そこで不意に言葉を区切り、佇まいを直せば僅かに小首を傾げた)
さて、尾形殿。仮に吾が尾形殿にこてんぱんにのされてしまったとしよう。
……それでも吾は美少女であるか?
或いは簡単だから難しいのかな……。
(醜いアヒルの子がある日突然お前は白鳥だなどと言われたらこんな目の生き物になるのだろう。どちらだとしてもその在り方にはまだ自身はない。若さ故の不安定もあった。)

お姉様のことだから生きてる限りはどれだけ土がつこうと「おもしろい」って修行して帰ってくる気がします。
一人で食べようと思ってた芋ようかんを賭けても……もとい、何かを諦めない限りは美少女な気はする。
(尾形の答えを聞けば喉の奥でくくッと引き攣るような笑い声をあげた、それはやがてくははは、と美少女にしては野卑な笑いへと変じて)

まさしく!まさしくよ。
美少女の本質とは腕っぷしではない。非力・非才のなんのこと!
美少女が美少女たらしめるのは生き方よ。美少女であるという事以外せねばよい。
元より美少女と何かとの両立は難しい。故に母になろう、女になろうと思えば引退をするしかない。
(もしも目の前にいるものを例えるならば、ある種の「鬼」というものがもっとも近いのだろう。互いの力量が均衡しているにも関わらず圧迫されるものがある。首筋の毛がちりちりと逆立つがそれでも消えずに燻るものは胸にあった。)

……少し寄り道してからそうします。
あるいは、そうなれなくても、手緩いと謗られようともそうするんじゃないかな。
(諦めたなど誰が口にできるというのだろう。いくらなんでもそれを言うのは早すぎる。)
(相手の様子などもはやうかがう様子もなくひとしきり笑い続けると、小さく息を吐き)
おう。
そうするがよかろう。吾にとっては、寄り道を思いつけるというのは酷くうらやましい。
(「羨ましい」という言葉はらしくもなく自虐めいた響きがあった)
今からでも思いつけるんじゃないですかね。
おかしな世界でおかしなことになってるんだから、これ以上に何かが変わらない保証なんてどこにもない。
(「或いはこの凡百の身があなたの首を落とすことだってできるかもしれない」と、今まで思いもしなかったようなことが脳裏をよぎった。)

雅や風流から闘争を引いてみると、思いの外世界はがらんとして澄み渡ってるものです。
釈迦堂先輩あたりと火縄ぬき、拳ぬきでお茶会してみるといいかもしれない。
お姉様が知らない視点で物事が進む気がします。
クハッ、いいよるわ。
一つ言うて置くが、吾は今に至るまで微塵も後悔はないのである。
戦いに生き、この拳一つ鍛え続け、やがて敗北して死ぬ。それに一体なんの不満があろうか。
(獰猛な獣じみた笑みが口の端に浮かぶ。
幾多の美少女を打ち砕き、その屍を食らって生きるが生徒会長である。
それに後悔があれば、それはむしろ敗北した美少女達への侮辱にあたるだろう。)

ただ吾とは関係なくそうしてはならぬ事も確かにあったである。
……否、そうよな。
こちら側に来れたことでかかずらう事も無くなった。
尾形殿の言う通りそうしてみるのも一興であるかもしれぬ。
お姉様らしいなあ。
(打ち砕いた者に憐れみや後ろ暗さなどあればそれは容易に死に繋がるんだろう。それくらいはこの小娘にもわずかながら理解が及んだ。)

こちらの世界に美少女という文化はないですからね。
我々という魂はあれども力はないし、無理が通るわけもなし。
そういう状況でどう生きるか考えるのも精神修養にもなるかもしれないなあー、なんて。
(ちょっと適当言ったように笑い)

……さて、湯浴みの支度でもしましょうか?
まさか美少女と言って驚かれる日が訪れようとは吾も思わなんだ、が、そうか。これも修業であるか。
(くつくつと愉し気に笑って)
おう。お願いするのである。
……一緒に入るか?
若干恐れ多いですが背中くらいはお流ししまーす。

お風呂といえばそのうち温泉もいいなあ。
紅葉見ながらなら風流で尚良しですし、山間ならそこを登ってよしの一石二鳥で……
(などといいつつ一礼して立ち上がった)

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