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ギルドスレッド

宿屋の片隅

【雑談】酒場の隅っこ

ユ=ウルがいつも陣取っている、隅っこのテーブル席
食べかけの料理が並んでいることもあれば、ユ=ウルの好きな占い道具が並べられていることも。

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……。


(机に顎を引っつけてぽやーっとしている
退屈そうだ)
(キィと扉を鳴らし、頭を少し下げて体格の大きい男が入ってくる)
(ローブで顔は見えにくいが、裾から覗く尻尾は、彼がブルーブラッドであることを示している)

(男はきょろきょろと辺りを見回すと、やがて困ったように先客の方へ歩み寄り)
あの、すまない。ここ、食べ物屋さん?
(人に気づくとそーっと顔を上げ)

うん、食べ物屋さん、かな?
…おかみさん、に注文言ったらご飯作ってくれる

(おっきいひとだなー、と見上げている)
(尻尾がゆらりと揺れ、ほっとしたように)そうか、助かる。
では、行ってこよう。ありがとう。
(ふと視線に気づいたのか、首を傾げて)怖くはない、よ。

(会釈して踵を返し暫し、料理を注文して戻ってくる)
隣、良い? 1人だと、味気ない、かもしれないから。
うん、どうぞ。
一人で退屈だったから、こっちも嬉しい

…怖いって思ってない
ごめんね、じっと見てしまって。
良かった。いや、良さそうなお店だし、きっと美味しいと、思うんだけど。
一緒の方が良いんだ。誰かと食べると、美味しい。

(傷の無い方の目が柔らかく細まり)そうか。
こちらこそ、早とちりを、すまない。良く怖がられるんだ。大きいから、かな(隣の席へいそいそと座り)
誰かと食べる…
人が一緒にいると、美味しいの?
(不思議そうに首を傾げて)

確かに目を見張るとは思うけど、怖くない。
ちょっと羨ましい。
小さいと、どこにいっても子供扱いされるもの
(不満そうにしながら)
(少し考えるように視線を上げて)
俺は、一つの料理を食べ慣れてしまうと、それで満腹になりにくい、体質なんだ。
でも、一緒に食べると、それは少し、違うもののような味がする。満腹にも、なりやすい、気がする(うんうん、と頷くように)。
お前は、違うか。楽しかったり、相手が美味しそうに食べていたり、すると、何か変わらない?

そう、か。それならいい(安心したように)
俺は、怖がられるのは、嫌いだ。
少し、分けてやれたら、いいのだけど。
…。(んー、と暫く考え
一人、よりは二人の方が楽しかった、けどそういうこと…?
確かにちょっと、何かが変わったような…?
あまり、人と一緒にご飯食べたことがなくて。
ずっとあちこち、ふらふらしてるから。
今日、キミが来てくれたみたいに出会いがないと、なかなか人と一緒にご飯、食べられなくて。

怖がられるのは、きっと誰でも好きじゃないと思う(くすくす笑い
身長のわけっこ、本当にできたら楽しいのに、ね
うーむ、どうにも中々、道を覚えるのは難しいな……
(大柄の狼耳の青年が困ったように呟きながら宿屋の入り口から入ってくる。
 手に持っているのは、どうやらローレットから配布されたオリエンテーションの紙のようだ)
ギルドを10個というのも存外楽ではないな……少し一休みしていくか……

………ん(開いてる席を探すようにぐるりと首を回し、ブルーブラッドとハーモニアの男女を見つける)
失礼、よければ相席をしても構わないだろうか?
(近づき、軽く首を傾げるとともにそう尋ねた。)
(ローブの下で耳を動かし)
俺は、構わない。賑やかなのは、嫌いではない。はじめまして。
(手に持っている紙へ目をやり)ああ、イベントだった、か。俺は、全然、回れていなくて。何か、面白いところ、あった?

そういえば自己紹介も、まだだった。俺は、ヨキ。狼のヨキ、だ。

(少女の言葉にうんうんと頷き)
楽しい方が、美味しい。因果があるかは、わからないけど。
だから、迷惑でないなら、良かった。
お前も、旅を、している? 1人、で?(少し驚いたように)

怖がられると、面倒臭い。今は、人の、姿だけど。俺は苦手だから、これも、疲れる(しょぼんと尻尾を下げて)
相席、どうぞ(少しずれて席をあけ)
ギルドを、10こ…?大変そう
10こまわると、良いことあるの?

うん、1人で。
…おかしい、かな?
もしかして旅、って大人数でするもの…?
(ちょっと不安そうに)

疲れることがたくさん、だね
何もしてないんだから、怖がらなくてもいいのに、ね

あ、名前…
ユール。よろしくね
ああ、いや。一人旅も、おかしくはない。
そりゃ、数が多いと、便利な部分もあるけど。一人は、一人の、楽しさもある。
(少し目をそらして)子供扱い、というわけではないが。女性が一人で、旅をするのは、大変だと思った、んだ。

今はヒトの姿だが、俺は、普段は、狼の姿をしている。ヒトの姿でも、かなり大きな部類、だし。
怖がられるのは、仕方ないともいえる。
何かをする前に、対策をするのも、利口な生物の本能だ。
……ええと。だから、ありがとう。ユールは、優しい。
大変…
そう、だね。たまに、大変なこともあるけど
でも、旅をしていたらきっと、大変なのは普通。
…だと、思う
ほかの人と旅したことない、からわからないけど

大きな、狼?
やっぱりかっこいい、ね。
私が、優しい…?(いまいちピンとこない、といった表情)
(ローブの奥で、ぱちりと瞬きをして)
その通り、だ。旅は大変なもの。
大変の内訳が、少しだけ変わる、かもしれない。それだけの、ことだったな。
ユールはどうして、旅をしている?

生まれた時から、其方の姿なのでな。此方の姿は、少しだけ面倒だ。
かっこいい……? ユールは、動物が好き、か?
優しいと、思う。親切に、してくれたし。物を、素直に、見る目がある、と思う。

(やがて頼んだ料理がテーブルに並び)
美味しそうだ。いただき、ます。
旅をしてる理由?
えーっと………(うーーーんと考え込んでいる)
……家がないから、かな
考えたこと、なかった。どうして……うーん……

動物は好き。
温かいし、賢いし、悪口言わないし。
それに美味しいもの。
見る目がある…よかった。すこし、うれしい。
(暫し、一心に食事を頬張っている。無表情ながら、目を輝かせ)……おい、しい。

すまない、な。困らせるつもり、じゃ、なかったんだ。
帰る場所がない、という理由なら、俺も同じ、だ。
旅は、大変、だから。頑張れる、のは、理由があるんじゃないか、って思った。

そう、か。お前は、正しい。
動物は、ヒトの、良き友であり、糧でもある。
ユールのような、ヒトを、聡明だ、という。その目と、感性を、大事にするといい。
ここのお料理、美味しいよね
…おかげでついつい、居着いちゃう(嬉しそうにすこし笑って)

困ってない。大丈夫。
そう言われると本当に、なぜ、って、考えたことがないな、と思っただけ。
ヨキも帰るところがないの?
…ヨキが、大変でも頑張れる理由。なにかある?


わかった。大切にする。
これは良いもの、なのね。
美味しい。初めて、食べる、料理。
(やや前かがみに、不器用な手つきで食べ進めている。口の周りにべたべたと付いているが気にしていないようだ)

それなら、よかった。理由が無くても、問題はない。辛くないなら、尚良い。
(少し考えるように視線を下げて)
俺は、少し、おかしいようで。同じ、食べ物を、食べ続けると、だんだん腹が膨らまなくなる、んだ。
勿論膨らんではいる、けど。お腹いっぱいに、なった、気がしない、というか。
だから、旅をしている。同じ場所に、居続けていると、料理を変えるにしても、限界がある。
故に。旅が、俺の家だ。帰る場所は、そのうちに、なくなってしまった(すこし眉尻を下げて)
……だから。今日、お腹がいっぱいになった、のは。頑張れる、理由だ。

(こくりと頷き、微かに笑って)どうか、そのままで。

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