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異世界歴史学研究調査事務所
わたしは強盗ではない。わたしは邪神だ。
神がそこにある物を手にするのを、盗むとは言わない。
だから、わたしは強盗ではない。しかし逆らうのなら……こうだ!
(裾から拳大の石を取り出して、ギフトの力でグシャリと潰し、指で摘めるビー玉大にする)
(そして反応を伺う)
神がそこにある物を手にするのを、盗むとは言わない。
だから、わたしは強盗ではない。しかし逆らうのなら……こうだ!
(裾から拳大の石を取り出して、ギフトの力でグシャリと潰し、指で摘めるビー玉大にする)
(そして反応を伺う)
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例えば、己の伝記を書かせるのに大枚をはたきそうな金持ちの上客であれば、男は部屋を改めて整え、不精髭を剃り、髪の毛をキッチリ撫でつけて出迎えるだろう。
だがそう言った上物の依頼客は事前の予約が必須としている。『忙しい≒凄い繁盛してますよ』アピールをする為にもそこは徹底しているし、そもそもそう言う類の客は普通事前に連絡か人を寄越すのでどの道飛び込みはほぼあり得ない。
よって、平時の応接室はつまり、男にとってはのんべんだらりだらけるための休憩スペースに他ならないのである。