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異世界歴史学研究調査事務所
疑いやしないさ。と言うか、そこで疑うならそもそもこんな仕事してないよ。
(笑って席を立ち、部屋の隅にある湯沸かしを操作。世界によっては……例えば地球の日本なら免許なしでは所持を禁じられてそうなレベルの火力で湯が急速に熱されて行く)
それに、俺もこの仕事はそこそこ長い。ホラ話かどうか位の見分けは付く心算だ。
……そりゃ、君が名うての詐欺師だったり本音を隠す事の出来るギフト持ちだったりしたら知らんがね(肩を竦めて)その時はもうしょうがないさ。
(インスタントの粉をガサガサと入れながら)
砂糖とミルクは……あー、いや、物言い的に飲んだ事ないっぽいな……
ま、心持ち甘めにするか。
(笑って席を立ち、部屋の隅にある湯沸かしを操作。世界によっては……例えば地球の日本なら免許なしでは所持を禁じられてそうなレベルの火力で湯が急速に熱されて行く)
それに、俺もこの仕事はそこそこ長い。ホラ話かどうか位の見分けは付く心算だ。
……そりゃ、君が名うての詐欺師だったり本音を隠す事の出来るギフト持ちだったりしたら知らんがね(肩を竦めて)その時はもうしょうがないさ。
(インスタントの粉をガサガサと入れながら)
砂糖とミルクは……あー、いや、物言い的に飲んだ事ないっぽいな……
ま、心持ち甘めにするか。
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例えば、己の伝記を書かせるのに大枚をはたきそうな金持ちの上客であれば、男は部屋を改めて整え、不精髭を剃り、髪の毛をキッチリ撫でつけて出迎えるだろう。
だがそう言った上物の依頼客は事前の予約が必須としている。『忙しい≒凄い繁盛してますよ』アピールをする為にもそこは徹底しているし、そもそもそう言う類の客は普通事前に連絡か人を寄越すのでどの道飛び込みはほぼあり得ない。
よって、平時の応接室はつまり、男にとってはのんべんだらりだらけるための休憩スペースに他ならないのである。