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異世界歴史学研究調査事務所
(ミルクたっぷりのカフェオレを飲み飲み、シケモクを吸い吸い、大変味覚と健康に悪そうな真似をしながら合間にふいーとだらけた息を漏らす)
うーむ、至福……とまではいかんがそれなりに安楽でありかつ平和だな。
この時間が恙なく続けば今日は良い日と言って差し支えあるまい。
(理屈っぽく言っているが要するにサボっているだけである)
うーむ、至福……とまではいかんがそれなりに安楽でありかつ平和だな。
この時間が恙なく続けば今日は良い日と言って差し支えあるまい。
(理屈っぽく言っているが要するにサボっているだけである)
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例えば、己の伝記を書かせるのに大枚をはたきそうな金持ちの上客であれば、男は部屋を改めて整え、不精髭を剃り、髪の毛をキッチリ撫でつけて出迎えるだろう。
だがそう言った上物の依頼客は事前の予約が必須としている。『忙しい≒凄い繁盛してますよ』アピールをする為にもそこは徹底しているし、そもそもそう言う類の客は普通事前に連絡か人を寄越すのでどの道飛び込みはほぼあり得ない。
よって、平時の応接室はつまり、男や男に近しい者にとってはのんべんだらりだらけるための休憩スペースに他ならないのである。