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異世界歴史学研究調査事務所

応接室の日常2

 外面ばかり整えている異世界歴史学研究調査事務所だが、その実その取り繕った立派さを発揮する事は滅多にない。何故ならそれを利用する立場にある男が非常に面倒臭がりであり投げ遣りだからだ。
 例えば、己の伝記を書かせるのに大枚をはたきそうな金持ちの上客であれば、男は部屋を改めて整え、不精髭を剃り、髪の毛をキッチリ撫でつけて出迎えるだろう。
 だがそう言った上物の依頼客は事前の予約が必須としている。『忙しい≒凄い繁盛してますよ』アピールをする為にもそこは徹底しているし、そもそもそう言う類の客は普通事前に連絡か人を寄越すのでどの道飛び込みはほぼあり得ない。

 よって、平時の応接室はつまり、男や男に近しい者にとってはのんべんだらりだらけるための休憩スペースに他ならないのである。

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(耳を立てたのを見ておっとと小さく呟いて口元を指で隠し)

(頭を掻き)
まあ、白状すると騎士様と言うのは……正直過大広告だがね。
しかし荒事を熟していたのは一応事実ではある。
尤ももうすっかり昔の話だし、当時だって別に大層なものだった訳でもない。
(服を通してすら見て取れるほどの物ではない。が、観察眼に優れる物が首元の肉付きを見れば、なるほど『昔は鍛えていました』と言うに充分な程度の精悼さが見て取れるだろう)

まあ、今でも最低限の護身と、後は御婦人を守る為位になら働ける身体ではあると自負しているがね?(気障っぽくウィンクをする)

風も時にはかさ……(小さな呟きが零れ聞こえて口を噤む)
……いや、そうだな。風は風だ。
冬場は少し痛いが、夏場にはこれほど有難い物もない。
ついでに春には爽やかで、秋には風情がある。……良い物だ。

いや、腕はどうだろうな。
完品に出来ると言うだけで、売れるかどうかは保障できないのだし……

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