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異世界歴史学研究調査事務所

応接室の日常2

 外面ばかり整えている異世界歴史学研究調査事務所だが、その実その取り繕った立派さを発揮する事は滅多にない。何故ならそれを利用する立場にある男が非常に面倒臭がりであり投げ遣りだからだ。
 例えば、己の伝記を書かせるのに大枚をはたきそうな金持ちの上客であれば、男は部屋を改めて整え、不精髭を剃り、髪の毛をキッチリ撫でつけて出迎えるだろう。
 だがそう言った上物の依頼客は事前の予約が必須としている。『忙しい≒凄い繁盛してますよ』アピールをする為にもそこは徹底しているし、そもそもそう言う類の客は普通事前に連絡か人を寄越すのでどの道飛び込みはほぼあり得ない。

 よって、平時の応接室はつまり、男や男に近しい者にとってはのんべんだらりだらけるための休憩スペースに他ならないのである。

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(その言葉には過去を想う柔らかさと、少しの苦み。)
……。
(珈琲のような声音を、伏せた耳で静かに聞いて)
……む。
(何故か笑われた気がしたので、苦笑いを返しながらそっと耳を立てる)
ろくでもない、ね。……生憎、否定できないわ。

『遍歴の騎士様』……だなんて、
(騎士。)(ちらりと走らせた視線で彼の腕、身体の肉付きを観察しようとする。)
正直、ちょっと予想外だったわ。貴方、結構腕も立つの?
(探る視線はやがて、悪戯っぽい笑みにぶつかり)(ほんの少しばつが悪そうに目を細めた。)

ふふ、期待されてしまうと頑張らなきゃね。
……風、ね。
そうね、それは……素敵だわ。
(風は燃えたりしないもの、と、小さく呟いた。)

居なかったの、やっぱり。
(思案顔ににやり、と微笑んで)
良い腕をお持ちのようだわ。

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