ギルドスレッド
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遥か夏のカプリチオ
アイドル戦う、農作業しない、わんこ覚えマシタ。戦闘技能持ってる時点で多才デスネー、イレギュラーズとのダブルワークデスモノ。
というわけで一般ロボのわんこと申しマス、よろしくデスヨー!!
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「小難しいこと言いますね」
アイドルというのは引退するときに普通の女の子に戻りますと宣言するのが定番らしい。実際に聞いたことはあんまりないがこの場はそう言うことにしておいてほしい。
さりとて普通の女の子とはなんぞや。たしかにアイドルなんぞして全国のお茶の間に顔を知られているような女子は普通の枠組みから外れているかも知れない。
しかしその状態から普通の女の子に戻れるものなのだろうか。その状態からでも戻れる普通とはどういったものなのか。この状態から入れる保険があるんですか?
そしてそもそもが、
「私、当面は引退する予定はないんですけど」
「それは一回置いとこう」
「ちゃんと持っててください」
オーシャンルビーこと海紅玉 彼方は今を輝く姫騎士アイドル。引退するつもりは少なくとも今はまったくなかったし、なんとなく縁起でもないような話題を取り上げてほしくなかった。普通じゃない(アイドルの)女の子のごく普通な思いである。
「私辞書より重いもの持ったことないからさ」
「概念に重さを感じないでください」
「おっ、哲学的」
「さてはからかってますね?」
当然だろ?なんて顔をしているのはフニクリとか名乗ったこんちくしょう。ギルドの入団面接にやってきて、アイドルやってますなんて言ったらこんな話題を喋りだした人の形をしたなにかである。きっと人の心とかは持ち合わせていない。
「根本的に質問なんですけどなんでこんな話を始めたんですか」
「それを説明するにはそうだね、10年ほど時間を遡らないといけない」
「じゃあいいです」
オチはない。
というわけで今回の入団者。
『姫騎士アイドル』海紅玉 彼方
さんでーす。
アイドルだってよアイドル。
待機じゃなくて偶像の方の。
偶像でもねぇけど。
まぁ私アイドルとかあんまり詳しくないんですけどね。どうやって迎え入れるのが正しいんでしょ。
とりあえず握手会でもしてみる?
まぁそんな感じです。
では以後よろしく。