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遥か夏のカプリチオ
こんにちはデス、わんこと申しマス。よろしくデスよレンゲさんサマ!!!
うぅ、人員流出とは辛いものデス……わんこワカホリ気味なんでいつでもお手伝いしマスカラネ……
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今日もかわいいミツバチが元気に飛び回って花の蜜を集めています。
ぶぶん、ぶんぶん。
「あぁ、忙しい忙しい。今日もたくさん蜜を集めないといけないわ!」
おやおや、ひときわ頑張って、一生懸命花の蜜を集めているミツバチがいますね。
彼女は働き者のミツバチの中でも、特に意識が高い働き者でした。
彼女の名前を、レンゲと言います。
ぶんぶんぶん、ぶぶぶんぶん。
「蜜を集め終わったら、小さい子たちの世話をしなければいけないし。あぁ大変、ほらほら皆ももっと急いで集めるのよ!」
レンゲが他のミツバチを応援します。真面目なミツバチたちも、レンゲに応援されたら頑張らないといけないと、いっそう仕事に励みます。
そうやって、ミツバチたちがぶんぶんしているときでした。
「やぁやぁ、ミツバチさんたち。今日も仕事に精が出るねぇ」
ミツバチたちに声をかける怪しい人が現れました。
「ちょっと!なにか用かしら、私達忙しいのだけれど!」
他のミツバチはその怪しい人を怖がって下がってしまったので、レンゲが相手をします。仕事のじゃまをされたので少しだけ怒りながら。
「いやいや、お手間は取らせませんよ」
怪しい人は語ります。
「あなた達、もっと素敵な環境で働いてみたいと思いませんか?」
それは蜜のように甘い言葉でした。
「もっと素敵な?何よそれ!」
「なになに、あなた達、どんなふうに働いているんですか?」
「どんなって、毎日朝から蜜を集めて、子どもたちの世話をして、ご飯を作って掃除をして、他にもいっぱいあって忙しいのよ!!」
「それはそれは。ところで、そこまでして一体どんな報酬が支払われているんです?」
「報酬?毎日ちゃんとご飯が食べられて、雨に濡れないところで寝られるのよ!」
「なんとまぁ!」
そこで、怪しい人は驚いた、というような仕草で大きな声を出しました。
「何よ!びっくりするじゃない!」
「いえいえ、まさかそんなことで満足しているのかと想いまして」
怪しい人は笑います。
「どうです?私のところで働きませんか?今よりも、働く量は少なくて、でも報酬は今よりもたくさん差し上げますよ!」
あまい、あまいことばでした。
「お家はこちらで用意します、ご飯もたっぷりありますよ。掃除もこちらでやっておきます。好きなときに寝て良いんです」
「なにそれ!」
「すごい!」
「理想的だ!」
そんな言葉に、遠巻きに聴いていたミツバチたちが騒ぎ出します。
「ちょっと、皆落ち着いて!甘い言葉には裏があるのよ!ミツバチだからって引き寄せられちゃダメ!」
レンゲはちょっとうまいこと言いつつミツバチたちを宥めます。
「そんな事はありません。私はただ、皆さんにもっと楽をして働いてもらいたいだけですよ」
「素敵!」
「あなたのところで働かせて!」
「あぁ!ダメよ皆!」
レンゲは止めますが、何人かのミツバチは、怪しい人についていってしまいました。
「ど、どうしよう、レンゲちゃん……」
「いっちゃったものは仕方ないわ、とにかく町のお仕事を終わらせるわよ!」
そうして、レンゲたちは居なくなったミツバチの分まで、今日の仕事を終わらせました。
怪しい人はミツバチを連れてどこにいったのでしょう。レンゲにはわかりませんでした。
~レンゲの冒険、第一章『違法養蜂業者との戦い』より抜粋~
オチまで盛っていこうと思ったらここの文字数制限に引っかかりそうになったんでプロローグだけにしました。
というわけで今回の入団者
『みつばちガール』レンゲ・アベイユ
さんでーす。
はちみつください。
まだ居るんですかね、はちみつ欲しがる人。
私は狩猟は嗜まないんでわかりませんけど。
虫系の飛行種の方だそうです。ミツバチ。
ミツバチっていうろ最近だと最後の幻想の七番目のやつのリメイクとか思い浮かびますよね。
特に関係はないですけど。
ま、そんな感じ。
では以後よろしく。