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遥か夏のカプリチオ
問題になるかな?なるかも。わからないけど。
宜しくね、マカライト、カンベエ。カンベエ……変わった響きの名前だね。
あの火山そんなに噴火してるんだ。僕肺弱いし死ぬかも。
トモコちゃんは元気で良いね。楽しいのは素敵なことだよ、きっと。
宜しくね、マカライト、カンベエ。カンベエ……変わった響きの名前だね。
あの火山そんなに噴火してるんだ。僕肺弱いし死ぬかも。
トモコちゃんは元気で良いね。楽しいのは素敵なことだよ、きっと。
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(一斉に飛び立つ怪鳥の群れ)
(地に響く獣の唸り声)
ここは、遥か夏のカプリチオ地方。
過酷な環境、異常な進化を遂げた原生生物が人の命を容易く拒絶する楽しい楽しい地方です。
おやおや、今日はそんなカプリチオ地方に新しい友達がやってきたようですよ?
(けたたましい銃撃音)
(爆発音)
「弾ァ持ってこい弾!!弾幕切れたら命が消えると思え!!!」
「聞いてねぇよなんだあれ!?あんなん居るって知ってたらこんなとこ来なかった!!!」
「喚いてる暇があったら撃て撃て撃て撃て!とにかく頭を抑えろ!!」
まぁ!とっても元気。
このお友達はどこかの国の密猟者みたい。
命と金を天秤にかけて、金を選んだ愚かな人間たちが大自然の脅威と、とっても楽しそうに遊んでいます。
「ああクソッ!化け物め!!死ねっ!死ねッ!し(風を切る音)ねぺっ」
「ザック!?クソ、ザックがやられた!!ライル!カバーだ!!マシンガン構え直せ!!とにかく撃たねぇと……!」
あらら、早速一人やられちゃった。
この場において人の命はコップ一杯の水よりも安いもの。
あの子とのじゃれ合いには絶えられなかったみたいです。
「おい、ライル!ライル?!何してやがる、早くこっちに……」
うーん、前ばかり見て弾幕を形成してるから気づいてないみたい。
ライルって呼ばれた人間は、既に血溜まりの中に沈む物言わぬ塊になっているのに。
「あぁ、くそ。何だってんだ……俺が何をしたっていうんだ……!」
おやおや、いつの間にか持っていた弾を撃ち尽くしちゃったみたいです。
かちかちと楽しそうな音を立てるマシンガンを抱えたまま、泣きそうな眼で周囲を伺っていますよ。
「安心すると良い、君に罪なんて無い」
「ッ……?!」
おや。どうやらもはや抵抗するすべなしと見て、密猟者たちを遊んでいたお友達が姿を表したようですよ。
「君たちは弱かった、ボクよりも。それだけ」
「なっ……!」
まぁ!現れたのは火のネズミのアトラです!
密猟者たちと遊んでとっても楽しかったのかな、真っ赤できれいなお洋服が輝いて見えます。
「強いて言うなら。覚悟がなかったことかな」
「く、くそぉおおおおおお!!!!」
さて、今日のお話はここまで。
今日もみーんな楽しそうだったね!!
(耳をつんざく叫び声)
(突如倒れる大木)
(爆発する火山)
というわけで今回の入団者。
『火の鼠』アトラ・ルウラリレン
さんでーす。
赤いのは全部ケチャップなんで。
えぇ、もちろん。
虐殺される密猟者なんて居なかったんですよ。
ケチャップと言えばトマトですけど昔はもっぱら観賞用だったそうですよ。
確かに考えてみると結構毒々しいもんな、真っ赤な実。
そんな感じです。
では、以後よろしく。