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聖邪神・信仰教会【フォールン】

[雑談・RP]【廃教会の礼拝堂】

[!]ここは古びた教会を蜘蛛の糸で補強したり、修理し続けて巨大な蜘蛛の巣だらけになった礼拝堂です。

[!]仲良く好きな様に過ごしましょい!

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「違うな。此処は蜘蛛の巣窟だ。我等『物語』が神を造る為、拵えた空間は別に在り。何処で蠢く原形の『輪郭』じみて悦ばしい――可笑しいのは貴様が佇む所以だ。臭いを辿った、鼻の良さ――ああ。芸術家とは総じて『惹かれ易い』物体よ」
 三日月は嗤う。聖職者は躍る。精神に溢れる半端物への感情が。
 「 嗚呼つまらぬ、貴様の歪む貌が見たかった。」
( 男は舌打ちを鳴らす。その姿はどろり、肉体が融解を始めていた。身長が。骨格が。服装が変化を為し、血色の悪い少女が正体を現す)

 蜘蛛の巣窟だと?
誰も居ぬではないか。
( 近くに巡らす蜘蛛の糸を腕力で千切る)
「我等『物語』の貌は既に歪み果てた。人類が齎した恐怖への娯楽化は驚異的で、貴様の輪郭も彼等の一部よ。総ては物語の延長で起きた悪夢だ。否。夢幻の具現化――蜘蛛の巣窟。確かに此処の主は姿を魅せず! 重要なのは貴様の嗅覚だ。物語の性質上、察知は容易い筈……違うな。混沌の所業で感知し難い。我等『物語』でも我儘な蜘蛛は視認……ああ。鎖帷子。脱がせる動作も億劫だ! 面倒臭い。他の輩に押し付けようか!」
 無駄足か。嗚呼腹立たしい。
だが夢幻の具現化に棲まう主、興味を持った。
( 男の言葉に耳を立て、奪い取った蜘蛛の糸を貪る。当然の如く無味無臭、しかし喰らう手は止めず。)

 何故に知り得る、愚生の肉体を。
崩壊は止まる、だが衰えた。
鼻腔は脆弱に、だが舌が感じる。
今の愚生は過去の存在に非ず。貴様も同様と見えた、愉快に堪能すべき。
( 最後に皮肉を添えて鼻を鳴らす。言動に僅かな知性が身に付いたのも、先程変型した男のもの。故に自身の存在を理解する眼前の大男に疑問を抱いた。)
「我等『物語』は常々『綴られる』存在だ。過去も現在も未来も纏めて『物語』なのだ。理解するのは容易い。何よりも重要なのが『神話』への愛だ。貴様の肉体からは愛が認識可能。簡単に説こうか。幾度も吐いたが我等『物語』よ。物語が『登場存在』を理解不可能なのは可笑しい。比較的『在る』旅人の言葉を借りるならば『メタ視点』か」
 有り得ぬ。
そのような不定形なものに何の価値が。
ましてや愚生の肉体に蔓延る「愛」など許さず、愚生の身体は愚生のモノだ。
( 傲慢を孕む女は知性を得て「愛」を理解している、しかし分別は為しておらず。多種多様の愛の表現を一括化している今の女には、生物を蝕む寄生虫と同義に捉えている)

分からず。いや、解らず。
( 小柄な白肌の手。顔を覆い、横に振る。)
貴様が「物語」であれば、総てを知り得るのも理解せし。ならば貴様は神であるか?
ならば、あの男の崇拝する「闇夜」とは貴様か?
「貴様に一個。晒すべき事柄が在る。我等『物語』は創始者『ラヴクラフト』からの派生。即ち『クトゥルー神話』の物語以外は知り得ぬ。故に奴の信仰対象は『全』も知れず。されど似た部分は在る筈だ。何で在れ、我等『物語』と貴様等は同類で在る。ああ。更なる答えを――貴様を綴った人間は『愛』と『恐怖』に魅了された。貴様等の『元主人』は肉体的にも精神的にも歴史的にも『詳密』だったが!」
 うっ、げァ……またか、またなのか。
偶に貴様の言葉は脳髄が響く、臓腑が嗤う。空の胃袋から何かが這い出てくる気分だ。
( 床に伏し、無様に嘔吐。吐瀉物はなく虹色の粘液のみがぶち撒けられる。嗚咽混じりの咳をひとしきり済ますと、真っ赤な双眸で男を見上げた)

 ラブクラフト、それが貴様の「神」か。
違う、貴様の話ならば愚生も崇拝する身になるか。ならば問う、何故に狂信者に手を貸す?
( 女は疑問を抱いた。この男が違う存在を崇拝する者に加担する理由を。)
 対象の肉を舐るように凝視。
 無い双眸が黒に輝いて。
「人類が覗くべき『未知』が根底に在り、信仰は『暗夜』の混沌に――単純に。似た『もの』同士なのだ。我等『物語』は宇宙的恐怖――人類の最も旧く最も強烈な感情は恐怖で在り、恐怖の中で最も旧く最も強烈なものは未知なるものへの恐怖で在る――を順守する。否。捕縛される。好いか。創始者を崇拝するのは愚の骨頂。崇拝すべき『未知なる恐怖』は我々『物語』からも消え去ったのだ。兎角。手を舐る獣を望むのは必然。混沌の掌を舐るのは『現実』なのだ。奴の信仰も『物語』に値する。我等『物語』が堕ちた娯楽……奴の崇拝に『二の足』は不要! 我等『物語』が成し得失かった結末を彩らせ給え! 嘔吐するとは! 貴様が我等『言葉』を拒むとは思考不可能」
 似たもの同士、嗚呼。そうか。
同じだ。貴様等の思考、渇望、狂奔。趣向は違えど根底は同じ、玩具を欲する餓鬼に似て異なる「歪な輝き」が視える。
( 立ち上がる。首は項垂れたまま、鼻で笑った。身体が鈍いが、気分は悪くない。)

 無様と解するか、愚者と罵るか。
それとも滑稽か。貴様も嗤えば良い、愚生の臓腑を侵食せし「同類」と共に。奇妙に、不快に、愉悦に声を荒げろ。
( 女の肉体内部に反響する音。声と呼ぶには理解し難いソレは、辛うじて「テケリ・リ」と僅かに外部へ漏れる。)
「傲慢な我等『物語』は確かに餓鬼なのだ。餓えた肚を満たす結果は齎されず、嬉々快々に己の精神を晒すのみ。思考回路は物語を動かす存在に回帰し、総ては彼等の脳髄が儘――哄笑。嘲笑。我等『物語』の『オラボナ』たる部分には相応しい結末だ。数多の狂気が集い、自滅に溺死する結末を傍観し、嗤う事こそが我等『物語』の解だ。されど貴様に対して『三日月』を魅せるのは少々物足りぬ。貴様に必要なものは忠実性だ。奴隷。反逆。鬼ごっこ……貴様は真に物語の道を進むべきだ。可愛らしい時点で娯楽化の頂だがな!」
 ……解せぬ。
( 嗤わず、それ以上に不足していると説かれる。理解に苦しみ、困惑が浮かぶ。忠実性の欠如とは。娯楽化の頂とは。ただ造形師の知識に模する「愚生」とは大きく違う存在と理解し得た。)

 貴様から観て役者不足と判断するか?
所詮は貴様の妄言、しかし見下げらるだけは些か不愉快だ。真の物語の道を違わないよう、貴様の説く忠実性を愚生に寄越せ。
( ぎょろり、男と目を合わせる朱の眼球。)
「貴様に見出した――抱くべき期待――は一種の『個性』だ。貴様が物語を逸脱=娯楽化に堕ちた存在ならば最終的『娯楽作品』と見做されて『忠実』に活きるが好い。我等『物語』が忠実だと思考する場合は真に『愚生』だと説かざるを得ない! 誰が貴様の物語を覗くのか。我等『物語』が知るのは娯楽化された『過去』程度よ。役者不足だと? 貴様は貴様の物語を綴るが最善。貴様の上位存在に歓びを齎すのだ! 此処は世界『物語』で在れ!」
( 静観。そして静聴。扇動が終わり、沈黙を破壊せんと口を開く。)
 愚生の綴る「娯楽作品」か。
言わずとも忠実に物語を進めよう。オラボナと言ったか、貴様の望む喜劇に成り得るかは物語次第であるがな。

( 掌を虚空に。向けるは眼前の大男。)
 空腹だ。
忠実性など、最早要らぬ。
何か寄越せ。愚生を満たす為に。
貴様を喰らうには尚早である、そうだろう?
「貴様の肚を膨張させるのは肉でも文字でも悪夢でも在らず」
 無眼の底に沸き立つ塗料。
「我等『物語』でも判断し難い。貴様の物語『餌』は新たなる我等『娯楽作品』なのだ。餓鬼は無限に苦悩する。貴様の存在『ショゴス』も同類だ。思考を得た餓鬼に過ぎぬ。地獄で奔り続ける痴愚と変わらぬ。違うな。痴愚よりも強烈な飢餓『感情』だろう。何せ。貴様には――最初から『反逆可能な脳髄』が在るのだろう! 我等『物語』を貪るのも良好だ。されど貴様の物語『永劫』は潰えぬ。終えぬ。留まる事柄を知らぬ」
 愚生は永劫に満たされないと。
畜生が。巫山戯やがって。
この世界も理不尽なのか。愚生を奴隷の如く扱うか。嗚呼憎い━━━━これが愚生に潜む反逆思想であるか。曖昧な記憶に憎悪が溢れる。
( 奥歯を噛む。口許に血液が滴る程に強く、強く。碌な過去が無い、しかし誰かに使役した記憶は思い当たらず。元となる人間の脳髄が支配する存在と混同、記憶が継ぎ接ぎだ。)
「畜生。実に我等――貴様も含む物語――に相応しい響きだ。世界が理不尽なのは脚本家に訊くべきだ。我等『登場人物』に耳を傾ける虚空『執筆者』は皆無だがな。兎角。我等『物語』は道化で在る。怪物と拍手喝采を受けた、恐怖に似た何かで在る。憎悪! 素晴らしい感情だ。育むには充分に肥えて在るのだが、我等『物語』の好物でも有る。矢張り。貴様の輪郭は綴るに値するな! ああ。案ずるな。我等『物語』は何処でも傍観者と見做され、数多の存在を嘲笑う――貴様。千の貌だと想像したな。最近の輩は『そう』決め憑ける。憑いた結果が化身だが――曖昧な記憶。ならば手繰るが好い。貴様は貴様自身を手繰るべきだ。おおっと。失礼。貴様は既に人形だったか。玩具だったか。訂正しよう。貴様は貴様自身で遊ぶべきだ。愚生だと自称する『芯』を孕め。ショゴス。ショゴス。ショゴス。ショゴス――Nyahahahahahahahahahahahahahahaha!!! 何。貴様の貌が好ましいのだ。酷く愛おしいのだ。我等『物語』の愛は平等だぞ。残酷な事に平等だぞ。如何だ。如何物だ。己を捧げるには不安だろうが……結論を吐こう。貴様は貴様の為に貴様『ショゴス』を造れ」
 五月蝿い、耳障りな嗤い声だ。
貴様の言葉は毒と薬に等しく。
狂い猛る前に口を縫い合わすべきか。
オラボナ。貴様の云う「ショゴス」は物語の一役に過ぎない。主役は愚生であり、造形師(オラボナ)や化け物(ショゴス)には非ず。
人形玩具ならぬ、人間の愚生が終焉へと導くのだ。
故に貴様の言葉通り愚生の為に愚生『ショゴス』を造ろう。
不安など皆無。存在するは捕食への渇望と、肉体を満たす欲望のみ。
欲望ついでだ、愚生をショゴスと称することは好きではない。
ショゴス・カレン・グラトニー、配役の名を覚えるのも観客の役割と理解。
( 騒々と足枷に繋ぐ鉄球を引き連れ、外の世界へ繋ぐ扉に触れる。)
「其処まで理解可能ならば我等『物語』の言葉は不要だな。訂正すべき。筆を入れるべき。我等『物語』は観客に在らず。在るべきは脚本家だ。登場人物だ。登場人物が覗き込むなど傲慢の極み。されど我等『物語』は傲慢な芸術家……遊び足りない。戯れに不足だ。帰るには早い。還るよりも早い。ああ。貴様の存在が微温湯の如く、我等『物語』には心地好い。無意味か。貴様は欲望を掲げて這い続ける。ならば放すべきだ。好きに為せ。好きに成れ。主人公よ」
(教会の扉を開き)
んー?なんだかここから同類の気配がしたんだけれど……誰かいるかい?
(黄色い雨合羽のようなものを纏ったおそらく少年と思えるものが服の隙間から触手をたらしながら立っている)
「Nyahahahahahahahaha! 糞が。酷い遭遇の連鎖だ。貴様等纏めて原典に帰還すべきだ。人類の筆が冗長に為した結果、娯楽化は膨張の道を歩んで在る。破裂する為に必要な針など無く、在るのは分厚い護謨と空気――兎角。貴様も我等『物語』の枝分かれか。混沌世界も無慈悲なものよ。救済の術ならば何でも抱擁『召喚』する。初めまして。我等『物語』はオラボナ。オラボナ=ヒールド=テゴス。ナイアルラトホテップ。宜しく頼む。貴様の外套を視るだけで何が元なのか理解可能。一応だ。名前だけは訊こう。貴様は存在か」
ナイアルラトテップね……君が僕の知る彼なのかそれとも別の世界からやってきた名が同じだけの別人なのか…それはわからないがこちらこそよろしくね?
僕の名前はHast、Hast=L=Aldbaranまぁ気軽にハストとでも読んでくれて構わないよ………あぁ、もちろん偽名さ。でもここまでわかりやすい名なら君もわかるだろう?(軽い口調と仕草でへらへらと答える)
「別世界も同世界も何も我等『物語』の通り『全』だ。我等『物語』こそが書籍の羅列だ。冗長に語られる娯楽の『我』だ。兎角。黄衣の王。印を覗いた人間は見つけたか。印を覗いた人間が見つけたか。印を覗いた人間は見つけたか――Nyahahahahahahaha!!! 判断容易な名前は我等『物語』のお約束だ。外見でも同じ……最近は何方も隠す輩が発生。ドウセ。偽りも真も崩れないバベルで『解る』のだが! 発音云々など今更だ」
ははは!世界が違えど君は君か!いいね!
印を覗いた人間は……とっておきの面白いのを見つけたんだが…まさかあそこまで強大な存在にまでなった上で最後には曲がった時の神を呼ぶとは思わなかったよ……おかげでこんな世界に迷い込む事になってしまった…眷属も崇める人間もどの子も可愛いから甘やかしちゃうんだけれどいい加減もう少し厳しくなったほうが良いのかなぁ?
「成程。曲線か――此処に迷い込む。言葉を変えるならば此処に惹き込まれる。結局は神々も『物語』『執筆者』には届かぬ。貴様が黄衣の王かつチェンバースならば別だが、派生系だと思考すべき。甘くて恐ろしい邪も抱擁されるべきだ。忌まわしい事に! ビアスに帰還せよ。貴様には羊飼いが相応しい。鞭を揮う神など殺される対象だ」
そうかい?まぁ厳しくなんて柄じゃあないしやっぱりこのままで良いのかな…?
まぁ眷属に厳しくなんて事する気は無いにしても暫く眷属は作らなくても良いかなぁ…あの出来事はなかなかに堪えたからね……いやでも寧ろここに来たことで一人に慣れたのを楽しまなくちゃいけないな、あの兄とも離れれたし万々歳さ!
「離れる。莫迦な。我等『物語』が在る時点で海底の寝惚けも蠢く可能性大。現状を思考せよ。狂気を蔓延させる虚構『サーカス』の仮面。電波云々は奴の得意分野……冗談だ。破滅主義に中った結末も我等『クトゥルー神話』らしいが! 万歳するには種が足りぬ。最近では孤児院を燃やすのが流行。燃える輩を呼ぶ終幕も! 我等『物語』はナイアルラトホテップでも無いのだが。故に召喚など何でも良い」
嫌な冗談はやめてくれないかい……まぁ万が一あいつもここに来るような事があるとしても今はまだ居ないんだしそれこそ今を楽しまなくちゃならないね……
サーカス、ねぇ…前ならまたこの脚本を配ったんだろうけど今はそんな気分じゃないや…(触手が3本絡むような印の着いた紙の束を軽く振りながら)
「脚本を配る前に世界を救え。因みに『アル・アジフ』を携えた旅人を見掛けたな。貴様の書物も誰かが所有して在る可能性。兎角。遊戯が必要ならば人間関係を築く事だ。我等『ナイアルラトホテップ』の如く積極的に」
うん、そうだね。まだここの知り合いが全然居ないし……あぁ、そうだ良ければ君のギルドとやらにお邪魔しても良いかい?街角というのものちのち顔を出すつもりだけれど君の周りならきっと面白い者が揃っているだろう?
それはありがたいね、申請とやらを投げさせてもらったよ。
ああ、そうだ魔王にはもうあったかい?僕がここに来た頃にどうやら彼も来たらしいんだが……まだ寝ているのかな?
「何。主だと。主とは想い難い嘲り対象だと。混沌世界は阿呆なのか。奴を召喚するなど正気の沙汰と……我等『物語』は酷く侵されて在ったのか。狼狽えるなど。ええい。忌々しい。貴様の兄弟と踊った方が幾分かマシだ」
彼は触れてはならぬものだけれど……ここに来たことで彼がどうなっているのかはとても興味深くないかい?
「子供並みの知性を得た。人間的な弱体化。言葉で表すならばあざとーすあざとい。想像は容易だが、興味は涌く」
 何だ。貴様。
脳髄が拒絶しつつも懐かしき異香。
造形師。貴様の仲間か。
( 眼前の扉が前触れもなく開く。故にソレは距離を取り、舐めるような視線を向ける。)
んん…?(声を聞いて振り返り)やあやあ初めましてお嬢さん
彼の仲間というかここにきたばかりの新参者さこれからよろしくね?
「貴様か。最も新しき原形質。仲間とは違うな。貴様とは別世界の我等『物語』だ。何でも我等『神話』の主様も召喚された云々。破滅は有り得ないが。混沌世界の理は凄まじい」
(教会の扉がゆっくりと開く)
こんにちはぁ~…誰かぁいますかぁ~?……zz…僕ぅ道に迷っちゃってぇ…………zzz…
(黒く歪んだ子供のような何かが首をカックンカックンさせながら立っていた)
やあやあ噂をすれば魔王様のおでましだ僕はHast=L=Aldbaran……君がどういう存在なのか、かつての記憶はあるのかとかは大変興味深いが……まぁよろしく頼むよ?
童はAzathdo=Hgla=Thusxy…zz………ある世界で魔王をしておったが、ちょっとした事故でこの世界に飛ばされてしまってな、ちと困っておるのじゃ………zzzz…z…………
ハスト…貴様には童の世話をさせてやろう……zz…
「ケケケ……にぇひひひひ……Nyahahahaha!!! おいおい。繋げた程度か。我等『人物名=著者名=神格名』と似た並び。何故『神格名=化身名=化身名or似て非なる』か。ああ。貴様が。貴様が違う世界の主か。初対面の輩に挨拶を。我等『物語』はオラボナ。オラボナ=ヒールド=テゴス。ラーン=テゴス。ナイアルラトホテップ。宜しく頼む」
………zz!?……アナタからは何か懐かしいものを感じます…しかし、以前の私は物事を知覚し、判断することができませんでした…アナタが以前、私と関係をもっていたかは…今の私には分かりませんが、どちらにせよ今この場で私たちは初対面ということになるんでしょうね(にっこりと微笑みながら)………zz…話が長くなりましたが、これからよろしくお願いします………zzzz…
「無知無悩が微知普能とは如何なる皮肉。兎角。貴様の存在は真に混沌的だ。暇ならば我等『物語』の領域に貌を晒すが好い。夢空間ならば本来の貴様と邂逅可能だ。面倒なのは他者との交流。貴様の本質を覗き、奇怪にも勝手な『発狂』を演ずる存在も――杞憂か。其処の黄衣も我等『一個体』も同等。結局は人任せ。ああ。眠るな。太鼓を叩く従者は在らず」
僕は笛を吹き踊るわけでは無いから世話役と言われてもねぇ……まぁどちらも出来るけれど…
アタシは眠ってるのよ?…寝ているけど、周りで何が起こっているかは分かる…でもそれをうまく整理できないの!……今こうして話しているのも、夢の中にいるヒトに代わりに話してもらっているだけ、ホントのアタシとは誰も話せない…………zz…でも勘違いしないでよね?別にアタシの頭が悪いってわけじゃないんだからね?……zzz……z…
「貴様の過去は我等『作品』で違う。眼前の魔王は元知性有。理解した。兎角。貴様等も纏めて我等『ナイアルラトホテップ』すべき。嘲笑すべき。冒涜すべき。既知的な恐怖。娯楽的な恐怖に『未知』を語る権利など――失礼。最近は酷く取り乱し易い」
 続々と。
造形師の嬉々とした物言いといい、やはり此処は混沌であったか。
名を認知するのも億劫である。
しかし名乗られた以上、愚生も答えるべき。ショゴス・カレン・グラトニー、よろしくというべきか。
ショゴスだと!?貴様あの愚兄の眷属どもと同盟を組んでいたあの粘体種族のものか!?(突然に雰囲気がうってかわり)

なんだい別にそのうちの一個体なだけだろうしここはもう別世界なんだからそんなことくらい忘れろよ……
ん?ああ、すまない。彼はたまに急に喋り出すんだ。あんまり気にしないでくれて大丈夫だよ(また元通りの様子になり少し申し訳なそうに)
(何の前触れもなく扉が勢い良く開き、息の荒い男が入ってきて中を見渡す)

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