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ギルドスレッド

仕立屋【アンベール】

【雑談】仕立屋

ギルド・ローレットから暫く歩いた場所にある仕立屋。
店内の広さはおおよそ15メートル四方ほどだろうか。
内装は派手な色遣いは抑えられ、並べられた衣服と併せて落ち着いた雰囲気を作り出している。

店の奥へ繋がる扉の前に置かれたカウンターから、
店員らしき女性が笑顔で声を掛ける。

「いらっしゃいませ。ご用件は何でしょうか?」

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失礼。
ふむ、お取り込み中かね?
改めた方が良ければ時間を潰してくるが…どうだろうか?
>パン
いえ、変ということはないと思いますよ。
エプロンのロゴなどは、裾や胸のあたりに入れる事が多いでしょうし。
落ち着いた雰囲気のお店であれば、むやみに目立たせるよりも裾の辺りなどに入れたほうが良いのではないかと思いますよ。

>イシュトカ
ええ、ここ幻想とはまた違った趣きのある国ですので、行くことがあれば……まあイレギュラーズとして活動する以上そのうち行く機会はあるでしょうが……色々とご覧になられると良いと思います。

(軽く見せた後再び手袋をはめ)
いえ、こちらからすれば旅人の方のほうが余程不可思議な事も多いですし、お互い様ですよ。
そうですね、私たち鉄騎種……機械の種族が多く集まる鉄帝という国は確かにございます。
お察しの通り、私もそちらの出身ではございますが、少々人を探しておりましてね。
何かと情報や人が流れてくるかのギルド(ローレット)の近くの方が色々と都合が宜しいかと思ってこちらにいるのですよ。
>ジョー
おや、いらっしゃいませ。
大丈夫ですよ。
店内はどうぞご自由に見ていってください。
それとも、何かご入用でしょうか?
>オフェリア
ははは、違いない。
確かにこの状況に戸惑うのはお互い様かもしれないね。
そしてそんな異邦人の君がこの国へやってきたのは、成る程。
人探しか。
遠方の友人、生き別れた家族、はたまた……仇を探して旅をする人もいるかもしれない。
だがいずれ立ち入った事情だ、冷やかしの身で深く詮索はしないよ。

さて、だいぶ居座ってしまったようだし、そろそろ………。
(お暇しようか、と、商品を見ていた棚から身を離す)
>イシュトカ
まあ、他に二つと無い特徴をお持ちの方を、いろいろな場所で見かけられるのはそれはそれで退屈しないので良いことです。

そうですね……初対面の方にお話するようなことでも無かろうとは思います。
今後もお付き合いがあればいずれお話することも……あるかもしれませんね?

(退店に合わせて扉を開けて送り出せるように移動しつつ)
お帰りになられますか?
また、何かご入用になった時は是非いらっしゃってください。
別にお話しに来るだけでも構いませんけどね。
>オフェリア
ああ、わざわざありがとう。
(扉を開けてくれたことに感謝を示し)
そうだな、懐具合に余裕ができたらまた訪ねさせてもらうとしよう。
……私の名前は、イシュトカ=オリフィチエ。
その時まで憶えておいて貰えたら幸いだ。

それじゃあ、また。
御機嫌よう。
(会釈し、店から退出)
>オフェリア
そうだな…。
(ぐるっと店内を見回し小声でつぶやく)
腕は悪くなさそうだ…。これなら…。
(オフェリアに笑顔で向き直り)
社交場に出る服を仕立てて貰えないだろうか。
華美でなく、質の良い物。
デザインはおまかせするよ。
可能かい?
>ジョー
社交場に出る服で……華美ではないもの、ですね。
承知いたしました。承れますよ。
デザインはおまかせとのことですが、何かこれといった指定はございますでしょうか?
例えば何か特別な体型に合わせるなど……お客様は見たところ一番メジャーな人間の姿をしていらっしゃいますが、人によっては一見した所問題なくとも、そういう特別な「工夫」が必要な方もいらっしゃいますので、念のためお伺いしております。

他にはどこかに何らかの意匠を入れたりなど……必要であればお応えしますが、如何でしょうか。
>オフェリア
あぁ、そうか。
最近は旅人も増えたし見た目だけでは彼らと判別はつけにくいか。
いや、良い事に気付かせてくれた。礼を言うよ。
私はノーブルブラッドだから特殊な工夫は必要ないよ。

意匠か…。いや、特にはないかな。
内側にバーンズの家名を入れるのだけお願いしようか。
(ノーブルブラッドはカオスシードの間違いでした)
(混み始めた店内の様子を気にして)
それじゃあ、裾に入れてもらおうかな。とりあえず、男女1着ずつ頼みたい。
店のロゴは後日、改めてもってくるよ。
その時には従業員が入っててくれるといいんだが……では、また後日。
(軽く帽子を上げて挨拶し、去っていく)
>ジョー
なるほど人間種の方ですね……承知いたしました。
大規模召喚がある前からある程度気を使う必要はありましたが、昨今は特に増えましたからね……
こちらに来たてで新しい服をご入用の方も多いでしょうし。

内側に家名を……ですね。
バーンズ……ふむ。
つかぬことをお伺いしますが、商家の方でしょうか?
何というわけでもございませんので、答えたくなければ答えていただかなくても結構ですが。

>パン
承知いたしました。
ある程度仕上がり次第、ご連絡いたしますね。
場合によってはこちらからお客様のお店へお伺いすることもあるかもしれません。
今後共、どうぞよろしくお願い致しますね。
(笑顔で一礼して見送る)
(少しバツの悪そうな、ちょっと困ったような笑顔で)
隠してる訳ではないのだが、そうやって言われるとなんともバツが悪いものだね。
君の察しの通り、私は商家のものだ。
ここに来たのも取引相手として問題ないかという品定めの意味もあった。

礼服がいくつか傷んできたので新しいものを仕立てたかったのも本当だがね。
>ジョー
いえいえ、取引相手を見定めるのも商いをする者にとって大事なこと。
やり方も色々あるでしょうし、こちらとしても別に非難するつもりは毛頭ございませんので。
ただ、どこかでお名前を聞いたことが有るような……と思ったのでお伺いしただけでございますよ。
私も一応商いをしている身、何かと情報は必要でございますからね。

まあお客様のお仕事がわかったからと言って特に何かあるわけでもございません。
礼服は、注文通りにご用意させていただきましょう。
(笑顔でパンっと両手をあわせ)
それは助かる。服が少ないと色々困る事になるからね。
出来上がりの予定と値段はいかほどになりそうかな?
仕上がりの時期はおよそ1~2週間程度見ていただければと。
種々の条件で多少前後することはございますが……私も一応イレギュラーズでございますからね。

それとお値段はそうですね……(暫く考える素振りを見せ)
……この程度で如何でしょうか?(相場より若干低めの額を提示しつつ)
ふむ。
(顎に手をあてて考え込むように)
文句はない・・・が、他の商品の出来を見るに些か安く見積もってはいないかい?
何か理由があるのかな?
ええ、そうですね。
正直に申し上げてしまえば、お客様の立場に価値があると申しましょうか。
商家の方と接点ができるのは、何かとありがたいことですので。
まあ、今後共ご贔屓に、という下心も込めましてのお値段でございますよ。
あの、すいません。ちょっとお洋服を見に来たんスけど……
(お邪魔でしたか?と加えて)
この辺で着ていてもおかしくない感じの服をッスね、何着か買わせて貰いたくて。
>イルミナ
おっと、いらっしゃいませ。
対応が少々遅くなってしまい申し訳ございません(深く一礼し)

ふむ、このへんで着ていてもおかしくない服装……ですか。
鉄騎種の方……にしては少し趣が違いますね。旅人の方でしょうか。
まあいずれにせよ、こちらでご用意できそうなものであれば対応させていただきますよ。
どのような種類の服がよろしいでしょうか?
ああ、いえいえそんな。突然お邪魔したのはイルミナッスから。

ええ、はい。旅人ッス。ごらんの通り、この服だと目立ってしまってロクに話も聞けないので……
どのような服、と言われるとイルミナあまり詳しくないのでなかなか困ってしまうのですが……そうッスね。
とりあえず布で出来てて、あまり派手でなくて、動きやすそうな感じの……
なるほど……確かに、この世界には色んな方がいるとはいえ、少し目立つかもしれませんね。

ふむ……布で、動きやすくて……

……失礼ですが、お客様のその、金属製の装甲……のような部分は取り外せる、あるいは装束の一部でしょうか?
それとも、お客様の身体の一部なのでしょうか。
不躾な質問で申し訳ございませんが、如何せん旅人の方は色んな方がいますからね……一見してわからないことも多いのです。
私もこの世界で言う鉄騎種……身体の一部が機械なので、個人的な興味という点もございますが。
ええ……なかなか物珍しそうに見られるのも照れるので。

あ、そうッスよね。見ただけじゃわからないッスよね。
この耳のパーツ以外はただの装甲なので外れるッスよ。身体的には普通の人と変わりはない……はずッス。
(悩んだ顔から笑顔に変わり)
いやいや、それは安心した。
商品の価値を見積もれない訳ではないのだね。
若い手合にはそういうものが多くてね。人間としてみれば善良なのだろうが、商売相手としては不安だからね。
ともあれそういうことであればその値段でお願いしよう。

っと、すまない。新しいお客様の邪魔になったかな?
>イルミナ
ふふ、まあそれも今の間だけだとは思いますよ。
今回は大勢召喚されたみたいですからね、そのうちこの世界の皆さんも馴染むことでしょう。

ともあれ、取り外し可能だということであれば普通の、人型の服で良さそうですね。
奇をてらった服装である必要はありませんし……普通のブラウスやチュニックにパンツといった服装で良さそうですね。デザインは……と詳しいことを尋ねてもわかりづらいですね。
(ふと思いついたように)
ああ、見た目が気になるだけであれば、大きめの外套やローブを羽織るという手もありますね。
邪魔になれば脱いでしまうこともできますし。とはいえ、流石に家で羽織りっぱなしというのも不自然なのでどこかにお邪魔することを考えると、服から整えた方がいいかもしれませんが……どちらが良いでしょう?
>ジョー
あら、これは要らぬ心配をおかけしてしまいましたね。
もちろん、無為に安売りをするようなことは決していたしませんよ。
何事も、それに見合った対価をいただかなければ、腐っていってしまうだけでしょう。
それでは、できる限りすぐにご用意いたしますね。

ああ、私が言うことでもないかもしれませんが、お邪魔などということはありませんよ。
あ、いえいえ。後から割り込んできたのはこちらですから。ジャマなんてとんでもないッス。
(少し慌てたように、ジョーへ告げ)

うーん、そうだとありがたいッス……
あはは、申し訳ないッス……(デザインの知識がないことに、若干の申し訳なさを感じ)

……ふむ。それもありかも知れないッスね。あ、でも……イルミナ、こちらに来てからお仕事もし始めまして。お客さんとも接するのでやはり服があった方が便利かと思うッス。
では頼むよ。時期を見て取りに来よう。
よろしく頼むよ…
(口を開き何事か言いかけたかと思うと大げさに片手の掌で顔を多い)
これはしまった。
いやいや、商売人として恥ずべき失態だよこれは。
(言うと礼節にかなった立ち振舞で)
では改めて。
私はジョー・バーンズ。バーンズ商会の商会長を担っている。
店主、名前をお聞かせ願えるかな?
>イルミナ
いえいえ、こちらこそお客様が旅人であるという事情を考えれば、ある程度選んで見本でも示すべきでした。世界が違えば色々と違うこともあるでしょう、謝るのはこちらの方でございますよ。

それで、ふむ、接客もするお仕事もされていると……そうなると……(一旦店の奥に引っ込んでから服を2種類ほど持ってきて)
とりあえず傾向というか、好みとしてはどちらのタイプが良いでしょうか?(一部にフリルがついていたりと可愛らしいものと、フォーマルなスーツに近いようなスマートな服を示しつつ)
あ、難しいことは考えずに選んでくださっていいですからね。

>ジョー
はい、ご注文ありがとうございます。
最善を尽くして仕事に取り掛かりましょう。

ふふ、人の事を詮索しつつ名乗っていないのは私も同じでございますから、お気になさらず。
私の名は、オフェリアと申します。
今後共どうぞ、よろしくお願い致しますね。
ミス・オフェリア、改めてよろしく頼むよ。
では私はこれで失礼する事にしよう。
何か入用のものがあればバーンズ商会をどうぞご贔屓に。
そちらのお嬢さんもね。

(軽く会釈して店を出ていった)
>ジョー
ええ、いずれまた、お客様の商会の方にも顔を出させていただきますね。
その際は、どうぞよろしくお願いいたします。
(礼をして見送る)
(店内の衣服を整理しつつ)
さてさて……柄にもなく宣伝などもしてきましたが、どなたかいらっしゃるでしょうかね。
流石に一人で店を切り盛りし続けるのは、それはそれで寂しいものですからね。
冬に備えた内装はどうしましょうかねえ。
大規模召喚の影響で、服飾関連の流行等がどうなるか今ひとつ読めない部分もありますから……
少し無難に行ったほうが……いやしかし……
(そっと入店する)
“失礼するよ。こんにちは。
冬用のコートを仕立てたいのだが、こちらで取り扱っているかい?”
(扉を静かに押しながら品のある色合いで整えられた店内を見渡し)
えっと……仕立て屋さんというのはこちらかな。
(柔和な微笑みとは裏腹に長い前髪であまり表情の伺えない青年が、そっと伺うように言葉を紡ぎながら)
すいません、王都に来るのが久々のためこの辺りの流行には疎く……、服選びに難航しておりまして。
何か……季節の変わり目にも着用ができそうな服は、あるでしょうか。
大雑把な要望なのですが、自分に合いそうな服というのも、なんだかぱっと思いつかないもので(苦笑して頬を掻きながら

あ、先客がいらっしゃいましたね(灯篭頭の紳士に些か驚いたようだが、顔には出さぬようして会釈をしながら)
俺の事はお構いなくどうぞ。
(入店してきた客の頭部に少し驚きつつも、極力素振りには出さぬように)
おや、いらっしゃいませ。
冬用のコートですか、ええもちろん取り扱っておりますよ。
ちょうど冬用の品揃えを整えていたところでして、良いタイミングで来られました。
どのようなものをお探しでしょうか?

(あとから入店してきた客に気付き)
いらっしゃいませ。
そうですね、ええと……まずはお先に来られていた方のお話を伺いしてからになりますので、しばらくお待ちいただきますが大丈夫ですか?
と言っても、ただお待ち頂くだけだと申し訳ないので、店内をご覧になっていただいてこちらに記入していただければ後々スムーズかと思われます(言って、「服の用途は?」「どんな服を探しているか?」「好きな/気に入った色は?」「自由欄」などが書かれた用紙を手渡し)

あ、勿論、何か解らないこと、気になったことがあれば遠慮なく声を掛けていただいて構いませんので。
(店主を視認し一礼する)
“ああ、お邪魔しているよ。君が店主さんかな。”
(店主の些細な顔色の変化を見たのか、炎がやや黄色味を帯びた)
“ふふふ。この頭部だからね。驚かれ慣れているから大丈夫だよ。”
“おや。それは本当に良いタイミングだね。
そうだね…。普段使いの物を一点。スーツに合うものを探しているよ。生地はウールだと好ましいかな。”

(背後の扉が開いたのを半身振り返り確認し、相手へ一礼を返す)
“おや。こんにちは。私の方が寸での所で早かったかな。ふふふ。
では失礼ながら、お先に用を済まさせて貰うよ。”
なんだか気を遣わせてすいません(人懐こそうな苦笑を浮かべながら
ああ、ありがとうございます(紙を受け取りながら

(二人のやり取りを数歩離れた場所から待ちながら、店内を眺め)
食材の買い付けはした事があるけど、布や糸はどこから取り寄せてるんだろう……お店で使えそうなクロス類もお願いできるんだろうか……(じっと生地見つめ

そうだ。えっと……。
服の用途はとりあえず「秋~冬服」、どんな……ええと「動きやすくて暖かい服」……我ながら大雑把だな。好きな色は……、赤と黒と金…?かな。
(時々考えこみながらさらさらと紙に記入していく)
いやはや、気付かれてしまいましたか。
あまりお客様の姿に驚いたりするのも失礼ですので、できる限りそのような事はないよう気をつけてはいるのですが。申し訳ございません。
(注文を聞いてから)
ウールの普段使いのコートですか……それでしたら……
チェスターフィールドやスタンドカラーなどがお客様には似合いそうでしょうかね(言ってから、少し襟が高めのシンプルなデザインのコートと、やや長めの丈でフォーマル寄りのものを持ってきて見せる)
ああそういえば、色などは何か拘りはございますか?

(はたと思い出したような顔をして、コートを見せている間にもう一人の客の元へと駆け寄り)
ああ、もし店内で何か気になる服がございましたら、店の隅に試着室もございますので、どうぞ遠慮なくご利用ください。
それと、記入が終わったらいつでもアンケート用紙は持ってきてくださいね。
ちなみに、もちろん服以外も生地に関することであれば承れますので。
“ふふふ。プロだね。いやはや。好ましいよ。
……混沌と驚きに満ちたこの世界。少々素直にそれを示しても許されると、個人的には思うけれどね?”(くすくすと笑う様に黄色い炎がゆらゆらと揺れる)
“ああ、ありがとう。”(コートの形を見比べ、思案するかの様に炎が揺れる)
“ふむ。ではチェスターフィールドをお願いしよう。此方の世界でも馴染みのある形に出会えて安心したよ。
ただ…ダブルレステッドの物はあるかな?それと、丈は膝程が好ましいのだが…可能かな?”
“色は…そうだね。ブラックをお願いしたいな。深い色合いだとより好ましいよ。”
客商売でございますからね。
異邦人というのはとかく奇異の目で見られがちでしょうが、それを不快に思う方も多いでしょうし、軽々しく表に出すわけにも参りません。
まあ、私は精進が足りませんでしたけれどね。

ふむ、お客様の世界でも馴染みのあった形なのですね。
ご承知おきの通りこの世界は色々な世界から様々な方がいらっしゃっていますので、服飾に関しても様々な影響を受けておりますkら……もしかすると、お客様と同じ世界の方がいらっしゃったのかもしれませんね。
名前の由来も私は詳しくは存じませんし。

ダブルで膝丈程度、それに深めのブラックですね……それなりにスタンダードだと思いますのであったはずですが……少し背丈を測らせていただいてもよろしいでしょうか?
あるいはすでにどこかで測った事があればその数字を教えていただくでも構いませんが。
“うん。テーラーとはそういうものだったね。
ストレートな驚きを目にする事が多かったものだから。私はそういう物だと忘れていたよ。ふふふ。ごめんね。”

“私の世界、特に私の産まれた国の一般的なコートだったからね。
その衣装をこの世界へ持ち込んだ同朋に感謝しなければ。
名前の由来は確か、チェスターフィールド伯爵がそのスタイルのコートを着たことが始まり、だったかな。”

“ふむ。では、測って貰おうかな。
それと…今の私は少々…いやかなり肉が付きにくくてね。
一般的な成人男性のサイズだと少々腕回りが緩くなるかもしれないのだが。融通は利くかな。
元々フルオーダーを覚悟していたから、値段に糸目は付けないのだが、どうかな。”
なるほど、人の名前だったのですね。
軽く調べてはみたもののどうにも大元がはっきりせずで。
或いはこの世界にこれを持ち込んだ旅人の方も、その起源を知らなかったかもしれませんね。
ファッション関係の名前の由来など、ある程度詳しくないと知らないことも多いでしょうし。
いやはや、お陰様で謎が1つ解決いたしました。ありがとうございます。

それでは失礼いたしますね。
(メジャーを取り出して計測しながら、紙に値を記していく)
ふむ……確かに、背丈の割りには結構な細身でいらっしゃるようですね。
お客様がよろしいのであれば、一から仕立てさせて頂いたほうが当店としてもより良いものを提供できるかとは思います。
コートはスーツ程ではありませんが、やはり服は身体にしっかり合ったものでないと、特にシルエットがどうしても見栄えが悪くなってしまいますしね。
もちろん、少しお時間を頂くことにはなりますが、どうでしょうか。
“こういった物の名前は人名や地名から取る事が多いからね。
やはりこの混沌世界で他世界由来の起源を知る事は難しいよね。
いやいや。こちらも探求者として、知識を広げる手助けを出来た事を嬉しく思うよ。”

“ああ。やはりそうかい。(計測の結果を聞き炎が少し揺れる)
ふふふ…その身に合っていない衣装の情けなさは、よく理解しているよ。
時間に関しても大丈夫だよ。是非とも、仕立てをお願いしよう。”(緩やかに一礼をする)
持ち込まれた方が、必ずしも由来等を知っているとは限りませんからね。
案外、私達が信じている由来も適当に捏造されたものである可能性もあるかもしれません。
しかし、探求者とは、お客様は研究者の類なのでしょうか?

では、そのように。
出来上がった際にご連絡はどのようにいたしましょうか?
今どこかにお住まいであれば、そちらの方にお手紙でお知らせするようにもできますが。
連絡不要で、また後日適当に来店されるというのでも構いません。たまにそういう方もいらっしゃいますしね。
“確かにその可能性はあるね。ただ、例え捏造されていたとしてもその意味が普遍していた場合、その意味こそが真実足り得ることもあるだろうね。なんとも面白いものだよ。”
“ああ。元の世界では科学を少々。この世界では神秘の研究をしていてね。
まだこの世界の神秘への情報に飢えているんだ。”(肩を竦める)

“そうだね…。手紙でお願いしようかな。住所は此方に。(紙に書き込み差し出す)
ふふふ。出来上がりを楽しみにしているよ。”(黄色い炎が揺れる)
なるほど、やはりそうでしたか。
この世界の神秘や不思議については、この世界の住民である私たちにもよくわかっていませんからね。
私は研究など門外漢ですので、そういったことは詳しい方にお任せするしかありませんが、お客様のような方がいつか色々な事を解き明かすのを楽しみにしております。

(住所を書いた紙を受け取り)
ありがとうございます。では、出来上がり次第ご連絡いたしますね。
きっと満足できるものをお届けいたしましょう。
此の度はご来店どうもありがとうございました。(丁寧に一礼する)
(メモらしき紙切れを片手に持った女が店の前を通り過ぎて、さほど時間の経たないうちにまた戻ってきた。澱みのない勢いで扉を開け、見知った誰かを探すように店内を見回して)
こんにちはー、店長さんはいるかな?
ちょっとばかり服を見繕って貰いたくてお邪魔したのだけど!
(ひらひらとメモを振りつつにこりと笑み。うきうきと弾んだ声に、瞳も楽しげに煌めいている)
いらっしゃいませ。
おや、先日お伺いしたお店の店長さんではないですか。
その節はお世話になりました。
それはそうと、服をお探しなら喜んでご相談に乗りますよ。
いえいえこちらこそ! 折角お店の場所を教えて貰ったから、早速遊びに来ちゃった。
……あはは、あなたのお店で店長って呼ばれるとなんだか変な感じ!
私、藤って言うの。咲々目・藤! 良ければ名前で呼んでくれると嬉しいな!

わあ、頼もしい!(楽しげに声を上げ、ぱちぱちと拍手)
ええとね、普段も着られそうなドレスが一着欲しくって!
出来ればちょっと軽やかなイメージで、この辺りの雰囲気に馴染みそうな感じだと嬉しいな。
(ふんわりとしか浮かんでいないイメージをなんとか伝えようと身振り手振り。体に沿うようなラインを型どったり、裾丈を伝えようとしてみたり。……最終的には眉尻を下げて、)
……とはいえ私は流行りとか、定番とかにもあんまり明るくないからさ。細かい部分はお任せしても大丈夫?

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