えっと…よし…平常心平常心…（深呼吸している）
とりあえず…誰かが来るまでは祈っていましょう…（すっと手を合わせ祈り続ける）

（祈ってる後ろから音もなく近寄ってみる）

(ショコラを見かけたのでクロバも音なく追いかけてみている

ひゃわぁああ！？（気づいたようでピアノの裏に隠れる）
あ、えっと…その…お祈りです！！？（仮面は被ってないがローブで顔は隠れている）

とりあえず落ち着け……人を見るなり叫ぶとか賑やかなシスターだな、アンタ。

びっくりした？びっくりした？（悪戯が成功して喜ぶ）

……おいショコラ、シスターがスゲェビビってるからそこまでにしてやれ……(諌めるように

はーい！（モルモルから離れてクロバの肩へ）

えっと…その…不甲斐ないシスターで申し訳ないですぅう…
と、とりあえず祈っていきます…？
あ…私は…モルタと申す者です…（ピアノの陰に隠れながらぺこぺこと頭を下げる）

お祈りねぇ……オレはそもそも肩に乗ってるこいつ（ショコラ）を探してここに来ただけであって、そもそも祈る神なんていねぇからな……。

……ってか隠れたまま頭ぺこぺこするってどんだけだよアンタ……。

ピアノ……モルモルピアノ弾けるの！？（期待に満ちた眼差し）

えっ…神様は…その…常に人々の生活が悪魔らに蝕まれぬように天から見ておられるのでして…（もごもごと口ごもる）
あっ…はい…皆の幸せが訪れるように祈る為に多少は…（更にピアノの後ろに隠れる）

ふーん？　……じゃ、まぁ折角だし拝んどきますかね。こういう場所に来てる事だし。

ピアノか、こいつ（ショコラ）がなんか聞きたげにしてるし、構わねぇなら頼みてぇんだが？

（いそいそと椅子に座りに行く）

え…あ…はい…本当は一人でひっそりと弾くんですけど…（もごもご）
…わ…わかりまし…た…（こそこそとピアノの前の椅子に座り弾き始める）

……(演奏の邪魔にならぬよう静かに椅子へ腰掛ける。ピアノの演奏を聴くクロバの様子はいつになく穏やかなものだった。

（暫く大人しくピアノの音に耳を傾けていたが、本人も意識しないままにピアノに合わせて鼻歌を歌い始める）

…はい…その…こ、こここれで終わりです…（再度ピアノの後ろに隠れる）

……どの道隠れるのなアンタ。
まぁ、サンキューな、良い演奏だったぜ。

……さて、聞かせてもらって何もないのは筋じゃねぇな……。
んじゃつまんねーもんだがコイツで礼になるか？
（持ち歩いていたケースからオレンジ色のケーキを取り出す。クロバが働いている店の名物、キャロットケーキをクロバが試作したものだった）

（小さな手で拍手。ただし小さいので全然拍手は聞こえない）

あ…はい…こんな下手な（かなり上手い）演奏ですが喜んで頂けたなら…
あ…ありがたく頂きますがそこのテーブルに置いてください…後で頂くので…

…ショコラさんはどうでしたか…満足して頂けたでしょうか…？（恐る恐るピアノの後ろからローブで見えない顔を出して）

上手だったわ！
今度もっと色々聴かせて？？