お客様待合室なんて、そんなものがあるはずがなかった

畑作業の休憩の為、良き日和の昼寝の為、小屋の外の小道に沿ってベンチが一つ置いてある。
横になるには十分なので、ガタイしだいでは五人くらい座れるだろうか。そんなに人が座ったことなどないけれど

ギルドの連絡も、買い物も、呪術相談も、そもそも少ない知人でも、モノで溢れた小屋の中では狭すぎる。もてなすスペースなど無いが故に、交流の場はもっぱらそこだ。
むしろ立ち話で済ますことすらよくあるが故に、ていれなぞもしないが故に、多少のささくれは気にするべきではないのだと

つまり、なんだ

RP向け雑談スペース(庭)

わ、わ、わ、ほんとだほんとだすごーい！
（立てられた二本の指に顔を近づけて手を叩いて）
５キロって聞こえたわ。ちなみさんの居た世界の単位よ。
でもバルちゃんの方の使った単位だと数値が２になるのね！　ジェスチャーでの表現はバベルの管轄外って事ね。盲点！　すごいすごい面白い！
これこそ異文化コミュニケーションってやつやなって事ね！
（微妙に違う）

そーね。ドスドス入るわよー
ちなみさんはねー。友達とか作るのに絶対躊躇しないって決めてるもんねー
（胸を張って偉そうに）

んー、そりゃ気になるわよねー。ちなみさんこっち来るちょっと前に記憶吹っ飛んだ人だから、その辺あんまり役に立てないわー（むー）

……あ、でも一つだけ凄く良く知ってる『呪い』があるわね。
（なんでかちょっと照れたように笑って）
ちなみさんの世界に確かに在った、古い古い神代の呪い。